幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

”論語読みの論語知らず” 知識が行動に繋がらない

2014-02-18 00:10:05 | ブログ

出典は忘れましたが、古典に次の話がありました。

ある偉い人が文字を読めない人に人生を説いていました。

何か立腹することがあっても、「堪忍」の二文字を決して忘れてはいけない。この堪忍を実践することが大切であると説きました。文字を読めない人は、「かんにんは、か、ん、に、ん の四文字ですが」と偉い人に言いました。偉い人は「堪忍と書くので二文字だ」と何度も説きますが、文字を読めない人は何度言われても「かんにんは四文字です」と答えるばかりです。何度言ってもわかないので、とうとう偉い人は立腹してしまいました。

偉い人は「堪忍」の大切さがわかっていても、それを自分のものとして実践することが出来ずに立腹し、「堪忍」できませんでした。「論語読みの論語知らず」。論語を読んで意味を知っていても理解できず、自分がそれを生かして実践できていない人のことを言います。

その人がどんな人かは、その人の言うことよりも、行動を見ればわかると言います。どんなに立派なことを言う人でも、行動が立派でないと、その人の言っていることも重みがなくなります。その人を評価するには、その人が何に時間をたくさん費やしているか、何にお金を使っているか、誰と付き合っているかを見るとよいと言われています。言動一致しないと、誰もその人の言葉を信じないでしょう。

言葉は誰の口から出たかによって重みが変わります。人は言葉を選んでいますが、実は言葉に人が選ばれているのだと思います。ジャンプの葛西選手の言葉は、7度目のオリンピック、22年間の努力の積み重ねを知っていると、重みが増して来ます。

会社で肩書が高い人が、本から引用した言葉を紹介することがありました。その人がその紹介した言葉を実践している人があれば、重みが伴って伝わって来ますが、言葉と裏腹な行動している人であれば、軽薄さを伴って伝わって来ます。