「雑談力が上がる話し方 30秒でうちとける会話のルール」 齋藤 孝著より
雑談力は人と人のお付き合いのコミュニケーション力であり、生きる力でもあると。雑草力。雑草が生えないような土地には花は咲かない。雑談に関しての幾つかのルールを提示されています。
雑談の5つのルール
1.雑談は「中身がない」ことに意味がある(場の空気をつくるためのもの)
2.雑談は「あいさつ+α」でできている(相手に話を続ける話題提供がα)
3.雑談に「結論」はいらない(反論は加えない、散らかっているのがよい)
4.雑談は、サクッと切り上げるもの(話の切り上げ方が雑談のポイント)
5.訓練すれば誰でもうまくなる (会話が上手い人ではなく、間が持てる人、聞いてくれる人、コツを掴めば誰でも大丈夫)
コツ
1)見えているところを誉める
2)いや、しかしはNG言葉
3)質問を相手にする
4)会話は8:2で相手に話させる
5)切り返しは相手の話の中にある
雑談力の参考図書(マンガ)として
「課長バカ一代」(野中英次)、「天体戦士サンレッド」(くぼたまこと)、「じみへん」(中崎タツヤ)、「上京アフロ田中」(のりつけ雅春)、「THE3名様」(石原まこちゃん)
著者の締めの言葉
「雑談は自分が強く生き抜くための力でありながら、同時にその力は、周りの人々を生かす力にもなる」
感想
コミュニケーションツールにアサーションとか交流分析とか対人関係療法とかいろいろありますが、この本を読むと、雑談が誰とでもできるようになれば、先ずはコミュニケーションはOKなのではないかと思いました。その上で自分の気持ちを伝えるとか、周りとの関係を上手くするという場合に、様々なコミュニケーションを用いるとよいのではないかと思いました。