葛西選手が銀メダルを取りました。良かったです。
1992年のアルベールオリンピックからソチまで7回目の出場でした。19歳で初めてオリンピック参加、そして41歳の今、初めて個人でメダルを取りました。団体ではリレハンメルで団体銀メダルを取得していました。
10歳からスキージャンプを始めたとのことですから、31年間続けることの重さを感じました。途中怪我もあり、苦しい時期も何度もあったかと思います。長野オリンピックではラージヒルの個人と団体から外されました。その団体では金メダルを取っています。その時の口惜しさは今も忘れられず夢にもみるそうです。その時の口惜しさもエネルギーになっているとのことでした。それと何よりジャンプを好きだから、ジャンプをやりたいとの気持ちがあったからこそ、多くの困難を乗り越えられたのだと思います。
ずっとLiveで見ていました。ベストのジャンプでした。金メダル選手とはほんの少しの差でした。少し失敗していたら金メダルの可能性もありました。金メダルを取った選手もまた葛西選手と同じく最高のジャンプでした。また風が向かい風か追い風かでも影響されます。高梨沙羅選手の時のように不利な風が吹くこともあったかもしれません。努力を積み重ねて精一杯行っても、メダルは運不運にも左右されます。ただ言えていることは、努力を積み重ねていたからこそ、運不運に左右される土俵まで上がれたのだと思います。
あの人は才能があるから良いな、羨ましいなと思うことがありますが、よく考えるとそれだけの努力、大切な時間とお金をかけて来たからだと思います。諸葛孔明が子孫に残した言葉に「努力することにより才能が開花する」があります。自分にどんな才能があるかは、なかなかわからないと言います。オリンピックにでるだけでも、毎日多くの時間を練習に費やしています。オリンピックにでようと思う選手も多くの時間を費やしています。
論語に「これを知るものはこれを好む者に如かず、これを好む者はこれを楽しむ者に如かず」があります。最近、オリンピックに出場される方が、「楽しんで来たい」と発言されることが増えましたが、まさに楽しむことができると力を発揮でき、継続できるのだと思います。
上村愛子選手のように諦めなく続けても、メダルに届かないことがあります。メダルを取った葛西紀明選手と同じく、大きな感動と力を多くの方に与えられたと思います。
ロゴセラピーでは、人は心(感情)と身体の上に精神があると言います。精神とは人生の意味を持っていたり、目的を持っていることです。この精神が健在なら過酷な現状があったもそれを乗り越える力を持つことができるとヴィクトル・フランクルは説明しています。
葛西選手はワールドカップ2013/2014シリーズで優勝し”レジェンド”と評され多くの後輩選手から尊敬の念を持って祝福されました。今回銀メダルを取得され、多くの感動を世界の人々に与えられたと思います。高梨沙羅選手に将来女神がほほ笑むことを願っています。