高梨沙羅選手は金メダル候補第一でしたが、4位とメダルが取れませんでした。2013年ワールドカップ13戦10勝の圧倒的な成績でしたが、メダルにさえ届きませんでした。沙羅選手のインタビューを聞いていると、取らせてあげたかったとしみじみ思いました。涙を流している姿が何とも言えませんでした。コーチが、いつもは言わない「勝ちたい」ことを言っていたそうです。勝ちたいと思う気持ちが自分を追い込んだのかもしれません。TV局が金メダル確実とか、沙羅選手に金メダルはとインタビューするとか大きくプレッシャーをかけたのも影響していたように思えてなりません。
ダン・ジャンセンはスピードスケートのトップにずっと君臨していながら、3度のオリンピックでメダルが取れずに、4度目の最後のリレハンメル500mでも取れず、もうメダルから見放されたかと誰もが思った、最後の1000mでようやく彼らしい滑りができ金メダルに輝いた。最初のオリンピックアルベールでは直近に姉の死が知らされるなどの不運からオリンピックが始まった。以下のWebサイトに詳細が掲載されています。
http://paonyan.com/olympic/jansen.htm
ハーフパイプでは、平野選手、平岡選手が銀、銅を取りました。1位が確実されていた、ショーン・ホワイト選手は沙羅選手と同じ4位でした。ホワイト選手はインタビューで「今日は僕の日ではなかった。平野選手は15歳、驚き。彼は早く引退しないと」とユーモアで話していました。とても悔しかったと思います。
競技なので仕方がないのかもしれませんが、喜びの中にも多くの涙、口惜しさが伝わって来ます。メダル取ることも大きなことだと思いますが、メダル取れなかった、高梨沙羅選手、上村愛子選手たちはメダル以上の感動を与えてくれたと思います。
沙羅選手にとって、今回の厳しい結果が、沙羅選手の今後の選手生活において、大きな意味があったのだといつか思える日がくることを願わずにおられませんでした。