まわる交差点、私の街にも? ラウンドアバウト 大事故減期待、信号機は不要
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11282529.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_DA3S11282529 より
海外でよく見かける信号機のない円形の交差点「ラウンドアバウト(Roundabout=略称・RAB)」が日本でも広がるかもしれない。9月施行の改正道路交通法で新たに「環状交差点」と名付け、標識と通行ルールを定めた。欧米で交通事故の減少や渋滞の緩和に成果を上げるなか、国が設置を後押しした形だが、課題も少なくない。
■改正道交法、後押し
環状道を中心に5本の枝道が伸びる。枝道には信号機がなく、ドライバーが環状道に入るタイミングをはかる。長野県飯田市が昨年2月、全国で初めて信号機を撤去して設けたRAB方式の交差点だ。
<中略>
日本への導入を呼びかけてきた名古屋大大学院の中村英樹教授(52)によると、RABは1960年代に英国で生まれた。米国は90年代以降、約2千カ所で整備。連邦高速道路局が10年にまとめた報告によると、55カ所のRABの導入前後の交通事故件数は年1122件から726件に減った。人身事故に限れば296件から72件の大幅減だった。同様の効果はオランダやドイツ、デンマークでも報告されているという。
RABが万能なわけではない。交通量が多い交差点では枝道が渋滞しやすく、環状道整備に土地の確保が必要なことがある。国交省は改正道交法施行までに、どのような交差点に適し、設計でどういったことに注意すべきかについて自治体向けにまとめる予定だ。
感想;
ヨーロッパの道にはこのRAB(信号のない環状交差点)がありました。特に英国の道にはたくさん見かけました。接触事故が起きても大事故に繋がるような事故は起きにくい仕組みだと思います。
車が多い交差点には向いていないですが、交通量の少ない交差点では効果があるものと思います。
交通事故死は下記の推移です。
平成25年中の交通事故死者数(24時間以内)
4,373人(前年比-38人、-0.9%)
昭和45年 死亡者数 16,765人(過去最高)
平成7年 死亡者数 10,684人
平成8年 死亡者数 9,943人 以降徐々に減少
いろいろな取り組み功を奏してきたのでしょう。
今また、新しい取り組みでさらに死亡者数減少への取り組みがされています。
新しい取り組みは、きっと反対者も多いと思いますが、何も取り組まずに批判だけしている人が一番の無責任者になると思います。批判の意見も物事を上手く行うためには必要です。その批判が提案をさらに良いように働くと良いのですが。
余談;
”働”く、は国字(日本でできた漢字)だそうです。中国では”労働”と言うそうです。人が動く。動くことが大切なのでしょう。