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『<札幌市議>「アイヌはもういない」 ネットで自説』 貧困の連鎖を断つ & アイデンティティーを大切

2014-08-18 00:40:15 | ブログ

札幌市議>「アイヌはもういない」 ネットで自説

http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20140817k0000m040120000c.html

札幌市議会の最大会派「自民党・市民会議」に所属する金子快之(やすゆき)市議(43)=同市東区選出=がインターネットの短文投稿サイト「ツイッター」に今月11日、「アイヌ民族なんて、いまはもういない」などと書き込んでいたことが分かった。アイヌ民族でつくる団体からは「不見識だ」と批判の声が上がっている。

金子市議はツイッターに「せいぜいアイヌ系日本人が良いところ」「利権を行使しまくっているこの不合理。納税者に説明できません」などとも投稿。今年3月には「同じ日本人に無理やり色を付けて、不透明な特権を与えることが一番の問題ではないか」とも書き込んでいた。

 アイヌ民族をめぐっては、2007年の国連による「先住民族の権利宣言」を受け、国会が08年6月にアイヌを先住民族とする決議を全会一致で採択した。決議では「日本が近代化する過程でアイヌの人々が差別され、貧窮を余儀なくされた」として、アイヌの人々を先住民族と認め、総合的な施策を取るよう政府に求めた。

 今年6月には、政府がアイヌ文化の復興を促進するため北海道白老町に整備する「民族共生の象徴となる空間」の運営の基本方針を閣議決定。札幌市には、アイヌ民族を対象に低金利で住宅新築資金を貸し付ける制度がある。

 金子市議は毎日新聞の取材に「同じ日本人を区別し出自によって公的補助をするやり方は間違っていると批判したかった。誤解を与えるような表現があったかもしれない」と説明した。

感想

米国滞在していた時、知り合いになった米国人の娘(中学生)が日本のことを知りたいと言ってお母さんと一緒に尋ねて来ました。

質問は、アイヌの人々と朝鮮人連行で日本に滞在せざるを得なくなった人々についてでした。

日本の学校教育では、ほとんど説明をしていませんでした。簡単な記述で終わっていました。それを米国で勉強していることが驚きでした。

金子市議の「同じ日本人を区別し出自によって公的補助をするやり方は間違っていると批判したかった」は議論のあるところです。しかし、公的補助をしないと貧困な層は子どもへ孫へと連鎖しているのが現状です。母子家庭は貧困率が高いですが、母子家庭の子どもの貧困率も高いとのことです。

米国では黒人やスパニッシュの教育を受ける機会が少ないとのことで、大学の入学を人種比率に合わせるようになっているところがありました。アメリカ人の学生がこの制度はおかしいと熱弁をふるっていました。金子市議の発言を聞いて、このアメリカ人の学生を思い出しました。

貧困層にも公的補助をして教育を受ける機会を与えるなど支援することが、よりよい日本になると思います。

米国は移民が多い国です。私が住んでいた米国の町には様々な教会がありました。ドイツ系、ギリシャ系・・・。自分の祖先がどこの国から来たかを大切に、誇りにしていました。あなたのアイデンティティーは?と質問すると祖先の国を言っていました。アイヌはいないとの発言は日本の歴史、アイデンティティーを無視するようにも思いました。