幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

「身の下相談にお答えします」 上野千鶴子著 ”クールにアドバイス、そこには温かい心から”

2016-01-22 03:48:50 | 本の紹介
朝日新聞の悩みのるつぼの回答者のお一人。
その悩みのるつぼに寄せられた相談で上野さんが回答されたのをまとめたものです。
身の下相談で性の相談?と思いましたが、まさに人との人との悩みでした。
恋人、夫婦、親子、友達との悩み相談。
・既婚女性と「やばい」感じです(男性30代)
・私の性格どうしたらよいか(男性 59歳)
・セックスレスでかれそうです(女性 35歳)

・若い男の子がかわいくて(女性 45歳)
・33年前に別れた恋人に再開し(女性 50代)
・家庭外に好きな人いても淋しい(女性 40第)

・気遣いない夫に困っています(女性 30代)
・働かない夫を更生させたい(女性 31歳)
・迷惑上司の否定攻撃に疲れた(女性 30代)

・母が嫌いです(女性 30代)
・虐待の記憶を忘れられません(女性 20代)
・母から逃れたいです(女性 15歳)

・高校生の娘に裏切られました(女性 55歳)
・娘についひどい言葉を・・・(女性 40代)
・一人で育てた3人の子なのに(女性 62歳)

・貧乏生活で友だちもいません(女性 39歳)
・「感じが悪い」と指摘され(女性 22歳)
・自殺は本当にいけないですか(男性 50代)


人は相談する時、悩みを聴いて貰うだけで良い場合があります。
「大変だったね」、「それは辛かったですね」、「一人で苦しんで来られたのですね」、「とても寂しい思いをされたんですね」、「頑張って来たのですね」と自分の辛さ・悲しみ・苦しさをわかって欲しいとの気持ちです。
一方、気持ちを聴くだけでは十分ではなく、何か具体的な方針や選択肢を示して欲しい、自分の悩みを客観的に見て適切なアドバイスが欲しいとの相談もあります。悩みのるつぼに寄せられる相談は、どちらかというと具体的なアドバイスを欲しいのウエイトが大きいように思います。

電話や会話では相談者が話をして、受け手が共感を示しながら聴き続けることで、相談者の気持ちが楽になったり、話しているうちに自分で整理でき自分のやることが見つかる場合があります。ところが手紙やメール相談では、相談内容なので、それを受けてどう回答するかになります。多少、相談者は手紙やメールすることで自分の気持ちを整理することができると言われていますが。

上野さんの回答を拝見していると、上野さんはとても温かい優しい方だと言うことが回答文から伝わってきました。もちろん悩みを冷静に評価して、適切でない考えや行動についてはピシッと良くないと言われています。痛快さも感じました。上野さんのアドバイスはなるほど、そういう視点もあるのかと気づきも多くありました。
自分が問題の渦中にいる時、上野さんのアドバイスを聴いていみたいと思いました。