・次のような問いに対する本
「今の自分は、はたして、“ほんとうの自分”だろうか」
「今の自分は、仮の自分。ニセの自分。偽りの自分にすぎないのではないか」
「“自分”がわからない。自分がほんとうは、何をしたいのか、わからない」
「わたしはいったい、なんのためにこの世に生まれてきたのか。今生きている、こんな毎日を生きていくために、私はこの世に生まれてきたのだろうか」
・数ある心理学の中でこの“ほんとう”への問い、人生の究極の問いにはじめて正面から向き合おうとした心理学が、トランスパーソナル心理学なのです。
・“より高次な生き方”、“より深い生き方”を目指していく。それがトランスパーソナル心理学で、ここがこれまでの心理学と最も違うところです。
・“自分”中心の生き方から、”呼びかけ“中心の生き方、”意味と使命“中心の生き方への転換。自分への執着を捨て、自分の幸福にちて思い煩うのをやめる。そして、”この人生で自分が果たすよう呼びかけられている何か“にただひたすら取り組んで行く。そんな生き方をしていれば、自分はこの人生で、”なすべき時に、なすべき所で、なすべきことをしている“という”生きる意味の感覚“が満ち溢れてきて、その結果、真の幸福、真の自己実現も自ずと手に入れることになる。人生には逆説的な法則(幸福のパラドックス)が存在するのだと、トランスパーソナル心理学では言うのです。
・トランスパーソナル心理学とは、これまでの心理学が重んじてきた”自己決断“とか”自己実現“の大切さも認めながら、それを含んで越えて、この世界に現れている”自分を越えた何かの働き“”向こうからの呼び声“を大切にする心理学である、と。
・理由のわからない不全感にとらわれて苦しんでいる理由
1)”自分“がない。”自分“を出せない。”自分“がわからない。
2)自分の暗さと向き合えない。悩むことができない。
3)他人を拒絶できない。自分を肯定できない。
4)“ひとり”になれない。安心できる“つながり”がない
・”心の成長“のモデルと具体的方法論を提示してくれる心理学
・人間性心理学
・欲求の階層論を説いたアブラハム・マズロー
・カウンセリングの神様カール・ロジャーズ
・フォーカシングの創始者ユージン・ジェンドリン
・ゲシュタルト療法を始めたフリッツ・パールズ
・トランスパーソナル心理学
・壮大な思想家ケン・ウイルバー
・ホロトロピックブレスワークという呼吸法の創始者スタニスラフ・グロフ
・人生の一切を自然の流れ(プロセス)と捉えて気づきを得ていくプロセス指向心理学のアーノルド・ミンデル
・魂の声を聴くジェイムズ・ヒルマンやトーマス・ムーアの心理学
・水平次元のつながりと垂直次元のつながり
この両次元のつながりへと個人がその殻を突き破って、みずから聞き、越えていく(トランスしていく)心理学。“トランス”には、垂直次元での”越える“とか”超越する“という意味、水平次元での”横切る“とか”横断する“という意味、この二つの意味があるということ。トランスパーソナル心理学の“個を越える”はもっぱら、人間を越えた超越者とか深層無意識だとかの垂直次元に自分を超えていくことと捉えがちですが、これは誤解です。
・トランスパーソナル心理学は、人間性心理学(心理学第三勢力)がみずからの限界を乗り越える試みの中から生まれた“心理学第四勢力”である。
第一の流れは、行動主義心理学。第二の流れは、フロイトの精神分析から生まれてきたグループ。
・トランスパーソナル心理学は人間存在をどう捉えるか
身体と心のみならず、魂やスピリチュアリティの次元まで含んだ、ほんとうの意味で全人的でホリスティックな人間存在を視野に入れた心理学である。
トランスパーソナル心理学=現代心理学+スピリチュアリティ
・トランスパーソナル心理学はつながりの心理学
・人間の心ないし意識の三つの水準
プレパーソナル、パーソナル、トランスパーソナル
・“私がいのちを持っている”のではなく、”いのちが、私している“
ひとつの“いのちの働き”がまずあって、それがあちらでは“花”という形、こちらでは”草木“という形、あそこでは”鳥“という形を取っている。その同じ”いのちの働き“の一部が、今ここでは、”私“という形をとっている。
・プレパーソナル(混沌)⇒パーソナル(個の確立)⇒トランス・パーソナル(究極の心理=空)⇒パーソナル(あるがままの自己と世界の肯定)⇒プレパーソナル
・自己探求自己成長の三段階
1)個としての”自分“を確立する
2)自分を越えた“いのちの働き”に目覚める
3)日常の中で、自分を越えた”向こうからの呼び声“を聴く
・トラウマ理論
・「私が男性をきちんと愛せないには、幼い頃に父親から性的ないたずらを受けたせいだ」という”物語り“を手にすると過去のあの出来事だったと”自分の苦しみの意味と原因”を手に入れて、ずっと楽になる。
・”物語り“を”客観的な事実“として信じてしまうと、なかなかそこから抜け出せなくなる。そうなると、いつまでたっても”私がこうなるのは、過去のあの出来事のせい“”あのひとのせい“と過去の出来事や他人を責め続け、自分の人生を自分で引き受けることをしなくなってしまいがちなのです。
・フォーカシングのエクササイズで一番良かったのは?
「これまでほんとうによく頑張ってきましたね」との言葉がけ
・頑張っているのに報われない、という人は、自分の頑張りの成果を表現するスキルが乏しく、あおのためにまわりの人に頑張りが伝わっていかない、ということが多いのも確かです。その人と世界の関係の問題、その人が世界は自分の味方だと思っているか、それとも敵だと思っているか、ということにこそ問題の本質があることが多いのです。トランスパーソナルなつながり感覚が必要になってくるのです。
・自分を越えた“いのちの働き”に目覚める。
・自分を離れたところから自分を見る“眼”を養う。
・”うちなる自分“の声を聴く フォーカシング
フォーカシングはあらゆる癒しの基本的技能
・谷川俊太郎作「みみをすます」
ひとつのおとに
ひとつのこえに
みみをすますことが
もうひとつのおとに
もうひとつのこえに
みみをふさぐことに
ならないように
・自分の中のすべての部分を認めることができる”自分“を感じる。
・パーソナルからトランスパーソナルへの、二つの道
・自分を離れたところから自分自身を見る眼=“高次の自分“を育む
・実存的なレヴェルの不安や空虚感によてもたされる苦しみを苦しみぬくことで、はじめて開けてくる道。
・“いのちの働き”への目覚め
本「むなしさの心理学」、「どんな時も人生に“YES”と言う」「フランクル心理学入門」
・スピリットとソウル
・スピリットとは、純粋な精神や理想に導かれてこの世を越えて出て行こうとする、どちらかと言えば男性的な衝動。モーゼが民を連れて砂漠に行くように、この世を越えた心理をひたすら追い求めていく時の、心の動き。
・ソウルとは、肉体や大地にしっかりと根ざした、どちらかと言えば、女性的な調和の感覚。例えば、愛する人の料理を楽しみ、花の美しさに感動する心の働き。
・魂の心理学者ジェイムズ・ヒルマンによれば、スピリットは山のかなたを目指すことで、ソウルとは、深い深い谷間を想うこと。
・ヒルマン、ムーアの”魂の心理学“
「魂のコード」「魂への配慮」「ソウルメイト」
・ミンデルのプロセス指向心理学 目覚めて生きるためのアート
人生で必要な気づきを得るための、ありとあらゆる手がかりに開かれている。入手可能なあらゆる手がかりを活かして、可能な限りの“気付き(アウェネス)”を獲得し、人生のプロセスを自覚的に生き抜くたねも総合的なアート(技芸)。気づきを伴い、今、この瞬間瞬間を完全に生きること。ミンデルが目指すのは、ただそれの徹底です。
・からだの症状ワーク
プロセス指向心理学の最大の持ち味の一つは、慢性の身体症状、人間関係のトラブル、~中毒(依存)といった一般には否定的にしか捉えられない出来事を、何か貴重な教えをもたらしてくれうものとして大切にするところ。
・ミンデルのプロセス指向心理学の三つの領域
1)これまで見てきた人生における気づきを高めるワーク
2)“コーマワーク”といって昏睡状態の患者さんへの心理療法的な取り組み。
3)“ワールドワーク”と呼ばれる社会問題を扱うグループアプローチ。
・トランスぱーすなるな生き方。それは、この人生で私たちの注意をひく一つ一つの出来事を、私たちに何か大切なことを教えてくれるものと見て、そのメッセージを読み取っていく慎重な生き方。と同時に、この世界のプロセスを信じるがゆえに、必要あればあえて一歩を踏み出しリスクを冒すこともいとわない、そんな生き方のこと。そしてあなたのその一歩が、この世界の何かを変えていくのです。
・一休禅師 「道」
この道を往けば、どうなるものか。
危ぶむなかれ。危ぶめば、道はなし。
踏み出せば、その一歩が道となり、その一足が道となる。
迷わず往けよ。往けば、わかる。
・トランスパーソナル心理学のエッセンス
・私の“しあわせ“や”自己実現“。それはもちろん大切なこと。でも頑張りに頑張って”しあわせが手に入った“”自己実現ができた“と思えた途端、なぜか”むなしさ“が襲ってくる。自分を越えた何かに、自分を明け渡すこと。自分を委ねること。”人生の呼び声“に耳を傾けること。”自分がこの世に生まれてきたことの意味と使命“を実現しながら生きること。
・どんな時も、人生には意味がある。
・人生は理論では説明しきれない。
打算で結婚すれば、安定は手に入るかもしれない。けれどそれであh、生きる意味を感じることはできない。“魂に呼ばれあっての結婚”
・人間の心、魂は、時によっては明るさや光よりも暗さや闇のほうを好む。だから、ピカピカの癒し“や”輝く私“を目指す必要はない。むしろ、区や闇が持つ意味を大切にしていこう。
・この人生、この世界で起こるすべてのことには意味がある。
・あれも自分、これも自分。私のうちはたくさんの“うちなる自分”が棲んでいる。
・私はなぜ、この地上にやってきたのか。私はなぜ、くるしまなくてはならないのか。魂が磨かれる。
「他人の癒し」「世界の癒し」「地球の癒し」に熱中して「自分の癒し」のことなど忘れてしまっていると、その結果いつの間にか自分も癒されていた、といったことがしばしば起こります。
・トランスパーソナル=個を越えたつながり=個が生きるつながり
トランスパーソナル心理学の基本コンセプト
・インド生まれの哲人クリシェナムルティは言います。
「あなたが世界なのだ」。したがって世界を変えたいなら、まず自分自身が変わらなくてはならない、と。
感想;
幸せになりたいと多くの人が思います。
自分の幸せを追求しても深い幸せを得ることはできません。
視点を変えて、周りの人の幸せに尽くすとそれがブーメランのように帰って来て、自分の幸せになっていることに気づきます。
幸せのパラドックスです。
心はなかなか管理することが難しいです。
心理学や心理療法はそれを助けてくれるものになります。
先達が研究して編み出して来たものを活用することができます。
アドラー心理学(個人心理学)は全ての悩みは対人関係にあると教えてくれています。
http://inorinohinshitu.sakura.ne.jp/kojin.html
ロゴセラピーは生きる意味を問うセラピーでもあります。
http://inorinohinshitu.sakura.ne.jp/logo.html
何のために生まれ生きているかを考え続けることが大切なのでしょう。
「今の自分は、はたして、“ほんとうの自分”だろうか」
「今の自分は、仮の自分。ニセの自分。偽りの自分にすぎないのではないか」
「“自分”がわからない。自分がほんとうは、何をしたいのか、わからない」
「わたしはいったい、なんのためにこの世に生まれてきたのか。今生きている、こんな毎日を生きていくために、私はこの世に生まれてきたのだろうか」
・数ある心理学の中でこの“ほんとう”への問い、人生の究極の問いにはじめて正面から向き合おうとした心理学が、トランスパーソナル心理学なのです。
・“より高次な生き方”、“より深い生き方”を目指していく。それがトランスパーソナル心理学で、ここがこれまでの心理学と最も違うところです。
・“自分”中心の生き方から、”呼びかけ“中心の生き方、”意味と使命“中心の生き方への転換。自分への執着を捨て、自分の幸福にちて思い煩うのをやめる。そして、”この人生で自分が果たすよう呼びかけられている何か“にただひたすら取り組んで行く。そんな生き方をしていれば、自分はこの人生で、”なすべき時に、なすべき所で、なすべきことをしている“という”生きる意味の感覚“が満ち溢れてきて、その結果、真の幸福、真の自己実現も自ずと手に入れることになる。人生には逆説的な法則(幸福のパラドックス)が存在するのだと、トランスパーソナル心理学では言うのです。
・トランスパーソナル心理学とは、これまでの心理学が重んじてきた”自己決断“とか”自己実現“の大切さも認めながら、それを含んで越えて、この世界に現れている”自分を越えた何かの働き“”向こうからの呼び声“を大切にする心理学である、と。
・理由のわからない不全感にとらわれて苦しんでいる理由
1)”自分“がない。”自分“を出せない。”自分“がわからない。
2)自分の暗さと向き合えない。悩むことができない。
3)他人を拒絶できない。自分を肯定できない。
4)“ひとり”になれない。安心できる“つながり”がない
・”心の成長“のモデルと具体的方法論を提示してくれる心理学
・人間性心理学
・欲求の階層論を説いたアブラハム・マズロー
・カウンセリングの神様カール・ロジャーズ
・フォーカシングの創始者ユージン・ジェンドリン
・ゲシュタルト療法を始めたフリッツ・パールズ
・トランスパーソナル心理学
・壮大な思想家ケン・ウイルバー
・ホロトロピックブレスワークという呼吸法の創始者スタニスラフ・グロフ
・人生の一切を自然の流れ(プロセス)と捉えて気づきを得ていくプロセス指向心理学のアーノルド・ミンデル
・魂の声を聴くジェイムズ・ヒルマンやトーマス・ムーアの心理学
・水平次元のつながりと垂直次元のつながり
この両次元のつながりへと個人がその殻を突き破って、みずから聞き、越えていく(トランスしていく)心理学。“トランス”には、垂直次元での”越える“とか”超越する“という意味、水平次元での”横切る“とか”横断する“という意味、この二つの意味があるということ。トランスパーソナル心理学の“個を越える”はもっぱら、人間を越えた超越者とか深層無意識だとかの垂直次元に自分を超えていくことと捉えがちですが、これは誤解です。
・トランスパーソナル心理学は、人間性心理学(心理学第三勢力)がみずからの限界を乗り越える試みの中から生まれた“心理学第四勢力”である。
第一の流れは、行動主義心理学。第二の流れは、フロイトの精神分析から生まれてきたグループ。
・トランスパーソナル心理学は人間存在をどう捉えるか
身体と心のみならず、魂やスピリチュアリティの次元まで含んだ、ほんとうの意味で全人的でホリスティックな人間存在を視野に入れた心理学である。
トランスパーソナル心理学=現代心理学+スピリチュアリティ
・トランスパーソナル心理学はつながりの心理学
・人間の心ないし意識の三つの水準
プレパーソナル、パーソナル、トランスパーソナル
・“私がいのちを持っている”のではなく、”いのちが、私している“
ひとつの“いのちの働き”がまずあって、それがあちらでは“花”という形、こちらでは”草木“という形、あそこでは”鳥“という形を取っている。その同じ”いのちの働き“の一部が、今ここでは、”私“という形をとっている。
・プレパーソナル(混沌)⇒パーソナル(個の確立)⇒トランス・パーソナル(究極の心理=空)⇒パーソナル(あるがままの自己と世界の肯定)⇒プレパーソナル
・自己探求自己成長の三段階
1)個としての”自分“を確立する
2)自分を越えた“いのちの働き”に目覚める
3)日常の中で、自分を越えた”向こうからの呼び声“を聴く
・トラウマ理論
・「私が男性をきちんと愛せないには、幼い頃に父親から性的ないたずらを受けたせいだ」という”物語り“を手にすると過去のあの出来事だったと”自分の苦しみの意味と原因”を手に入れて、ずっと楽になる。
・”物語り“を”客観的な事実“として信じてしまうと、なかなかそこから抜け出せなくなる。そうなると、いつまでたっても”私がこうなるのは、過去のあの出来事のせい“”あのひとのせい“と過去の出来事や他人を責め続け、自分の人生を自分で引き受けることをしなくなってしまいがちなのです。
・フォーカシングのエクササイズで一番良かったのは?
「これまでほんとうによく頑張ってきましたね」との言葉がけ
・頑張っているのに報われない、という人は、自分の頑張りの成果を表現するスキルが乏しく、あおのためにまわりの人に頑張りが伝わっていかない、ということが多いのも確かです。その人と世界の関係の問題、その人が世界は自分の味方だと思っているか、それとも敵だと思っているか、ということにこそ問題の本質があることが多いのです。トランスパーソナルなつながり感覚が必要になってくるのです。
・自分を越えた“いのちの働き”に目覚める。
・自分を離れたところから自分を見る“眼”を養う。
・”うちなる自分“の声を聴く フォーカシング
フォーカシングはあらゆる癒しの基本的技能
・谷川俊太郎作「みみをすます」
ひとつのおとに
ひとつのこえに
みみをすますことが
もうひとつのおとに
もうひとつのこえに
みみをふさぐことに
ならないように
・自分の中のすべての部分を認めることができる”自分“を感じる。
・パーソナルからトランスパーソナルへの、二つの道
・自分を離れたところから自分自身を見る眼=“高次の自分“を育む
・実存的なレヴェルの不安や空虚感によてもたされる苦しみを苦しみぬくことで、はじめて開けてくる道。
・“いのちの働き”への目覚め
本「むなしさの心理学」、「どんな時も人生に“YES”と言う」「フランクル心理学入門」
・スピリットとソウル
・スピリットとは、純粋な精神や理想に導かれてこの世を越えて出て行こうとする、どちらかと言えば男性的な衝動。モーゼが民を連れて砂漠に行くように、この世を越えた心理をひたすら追い求めていく時の、心の動き。
・ソウルとは、肉体や大地にしっかりと根ざした、どちらかと言えば、女性的な調和の感覚。例えば、愛する人の料理を楽しみ、花の美しさに感動する心の働き。
・魂の心理学者ジェイムズ・ヒルマンによれば、スピリットは山のかなたを目指すことで、ソウルとは、深い深い谷間を想うこと。
・ヒルマン、ムーアの”魂の心理学“
「魂のコード」「魂への配慮」「ソウルメイト」
・ミンデルのプロセス指向心理学 目覚めて生きるためのアート
人生で必要な気づきを得るための、ありとあらゆる手がかりに開かれている。入手可能なあらゆる手がかりを活かして、可能な限りの“気付き(アウェネス)”を獲得し、人生のプロセスを自覚的に生き抜くたねも総合的なアート(技芸)。気づきを伴い、今、この瞬間瞬間を完全に生きること。ミンデルが目指すのは、ただそれの徹底です。
・からだの症状ワーク
プロセス指向心理学の最大の持ち味の一つは、慢性の身体症状、人間関係のトラブル、~中毒(依存)といった一般には否定的にしか捉えられない出来事を、何か貴重な教えをもたらしてくれうものとして大切にするところ。
・ミンデルのプロセス指向心理学の三つの領域
1)これまで見てきた人生における気づきを高めるワーク
2)“コーマワーク”といって昏睡状態の患者さんへの心理療法的な取り組み。
3)“ワールドワーク”と呼ばれる社会問題を扱うグループアプローチ。
・トランスぱーすなるな生き方。それは、この人生で私たちの注意をひく一つ一つの出来事を、私たちに何か大切なことを教えてくれるものと見て、そのメッセージを読み取っていく慎重な生き方。と同時に、この世界のプロセスを信じるがゆえに、必要あればあえて一歩を踏み出しリスクを冒すこともいとわない、そんな生き方のこと。そしてあなたのその一歩が、この世界の何かを変えていくのです。
・一休禅師 「道」
この道を往けば、どうなるものか。
危ぶむなかれ。危ぶめば、道はなし。
踏み出せば、その一歩が道となり、その一足が道となる。
迷わず往けよ。往けば、わかる。
・トランスパーソナル心理学のエッセンス
・私の“しあわせ“や”自己実現“。それはもちろん大切なこと。でも頑張りに頑張って”しあわせが手に入った“”自己実現ができた“と思えた途端、なぜか”むなしさ“が襲ってくる。自分を越えた何かに、自分を明け渡すこと。自分を委ねること。”人生の呼び声“に耳を傾けること。”自分がこの世に生まれてきたことの意味と使命“を実現しながら生きること。
・どんな時も、人生には意味がある。
・人生は理論では説明しきれない。
打算で結婚すれば、安定は手に入るかもしれない。けれどそれであh、生きる意味を感じることはできない。“魂に呼ばれあっての結婚”
・人間の心、魂は、時によっては明るさや光よりも暗さや闇のほうを好む。だから、ピカピカの癒し“や”輝く私“を目指す必要はない。むしろ、区や闇が持つ意味を大切にしていこう。
・この人生、この世界で起こるすべてのことには意味がある。
・あれも自分、これも自分。私のうちはたくさんの“うちなる自分”が棲んでいる。
・私はなぜ、この地上にやってきたのか。私はなぜ、くるしまなくてはならないのか。魂が磨かれる。
「他人の癒し」「世界の癒し」「地球の癒し」に熱中して「自分の癒し」のことなど忘れてしまっていると、その結果いつの間にか自分も癒されていた、といったことがしばしば起こります。
・トランスパーソナル=個を越えたつながり=個が生きるつながり
トランスパーソナル心理学の基本コンセプト
・インド生まれの哲人クリシェナムルティは言います。
「あなたが世界なのだ」。したがって世界を変えたいなら、まず自分自身が変わらなくてはならない、と。
感想;
幸せになりたいと多くの人が思います。
自分の幸せを追求しても深い幸せを得ることはできません。
視点を変えて、周りの人の幸せに尽くすとそれがブーメランのように帰って来て、自分の幸せになっていることに気づきます。
幸せのパラドックスです。
心はなかなか管理することが難しいです。
心理学や心理療法はそれを助けてくれるものになります。
先達が研究して編み出して来たものを活用することができます。
アドラー心理学(個人心理学)は全ての悩みは対人関係にあると教えてくれています。
http://inorinohinshitu.sakura.ne.jp/kojin.html
ロゴセラピーは生きる意味を問うセラピーでもあります。
http://inorinohinshitu.sakura.ne.jp/logo.html
何のために生まれ生きているかを考え続けることが大切なのでしょう。