https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181022-00000022-jij-pol 時事通信10/22(月)
中央省庁の障害者雇用水増し問題を調査した第三者検証委員会は22日、2017年6月1日時点で、不正に3700人を障害者として計上していたとする報告書を発表した。
「法定雇用率(当時2.3%)を充足するため、恣意(しい)的で不適切な基準を用いた」と認定。障害者雇用に対する意識が低く、ルールを無視したずさんな運用を少なくとも20年以上続けていた実態が明らかになった。
問題があったのは、省庁に会計検査院などを加えた国の33行政機関のうち28機関。当初はほとんどの機関で法定雇用率を超えていたとしていたが、実際にクリアしていたのは6機関にすぎなかった。不正の開始時期は確認できなかったが、遅くとも1997年ごろから4機関で現行の手続きが始まっており、報告書は「大規模な不適切計上が長年にわたって継続するに至った」と結論付けた。
省庁別では国税庁が1103人で最多。国土交通省629人、法務省512人、防衛省332人と続いた。制度を所管する厚生労働省でも不正は行われていた。障害の種別では身体障害者が3390人と全体の9割以上を占め、総務省では裸眼視力が0.1以下の人を障害者と認定していた。
また、91人は退職者などすでに在籍していない人で、中には死亡していた人もいた。財務省と観光庁は職員となっていない人を計上していた。
感想;
守られたいなかったこと自体が、障害者の人々に対する気持ちのなさではないでしょうか。
今の首相を含め歴代の首相も関心がなかったのでしょう。
しかし、6機関はきちんと守っていました。
きっとその6機関のトップは関心があったのでしょう。
そしてルールを守っていました。
国会で法律を作り、それを守るのが法治国家です。
それが守られないと国はおかしくなります。
中には、こと””小さなこと””と言う人がいるかもしれませんが、それを守らないことから大きな違反も広がっていきます。
かつ障害者の人々にとっては大きなことです。
「貞観政要のリーダー学」 守屋 洋著より
「“大事は皆小事より起こる”
太宗(唐の二代目名君)が貞観六年、側近の者に語った。
近ごろ、朝廷で政務を決裁するとき、法令違反に気づくことがある。この程度のことは小事だとして、あえて見逃しているのであろうが、およそ天下の大事はすべてこのような小事に起因しているのである。小事だからといって捨ておけば、大事が起こったときには、もはや手のつけようがない。国家が傾くのも、すべてこれが原因である。隋の煬帝は暴虐の限りを尽くしたあげく、匹犬の手にかかって殺されたが、それを聞いても嘆き悲しんだ者はいなかったという。
どうかそちたちは、わたしに煬帝の二の舞いをさせないでほしい。わたしもまた、そちたちに忠なるが故に誅殺された関竜逢や晃錯の二の舞いはさせないつもりである。こうして君臣ともに終りをよくするなら、なんと素晴らしいことではないか。」
森友学園/加計学園問題は、小さなことではないのです。
国税庁が1103人で最多。財務省の責任者の答弁からも多いのが納得してしまいました。
しかしそれを認めてしまうと国がおかしくなってしまいます。
おかしいことはおかしいと言える国を守っていきたいと思います。
中央省庁の障害者雇用水増し問題を調査した第三者検証委員会は22日、2017年6月1日時点で、不正に3700人を障害者として計上していたとする報告書を発表した。
「法定雇用率(当時2.3%)を充足するため、恣意(しい)的で不適切な基準を用いた」と認定。障害者雇用に対する意識が低く、ルールを無視したずさんな運用を少なくとも20年以上続けていた実態が明らかになった。
問題があったのは、省庁に会計検査院などを加えた国の33行政機関のうち28機関。当初はほとんどの機関で法定雇用率を超えていたとしていたが、実際にクリアしていたのは6機関にすぎなかった。不正の開始時期は確認できなかったが、遅くとも1997年ごろから4機関で現行の手続きが始まっており、報告書は「大規模な不適切計上が長年にわたって継続するに至った」と結論付けた。
省庁別では国税庁が1103人で最多。国土交通省629人、法務省512人、防衛省332人と続いた。制度を所管する厚生労働省でも不正は行われていた。障害の種別では身体障害者が3390人と全体の9割以上を占め、総務省では裸眼視力が0.1以下の人を障害者と認定していた。
また、91人は退職者などすでに在籍していない人で、中には死亡していた人もいた。財務省と観光庁は職員となっていない人を計上していた。
感想;
守られたいなかったこと自体が、障害者の人々に対する気持ちのなさではないでしょうか。
今の首相を含め歴代の首相も関心がなかったのでしょう。
しかし、6機関はきちんと守っていました。
きっとその6機関のトップは関心があったのでしょう。
そしてルールを守っていました。
国会で法律を作り、それを守るのが法治国家です。
それが守られないと国はおかしくなります。
中には、こと””小さなこと””と言う人がいるかもしれませんが、それを守らないことから大きな違反も広がっていきます。
かつ障害者の人々にとっては大きなことです。
「貞観政要のリーダー学」 守屋 洋著より
「“大事は皆小事より起こる”
太宗(唐の二代目名君)が貞観六年、側近の者に語った。
近ごろ、朝廷で政務を決裁するとき、法令違反に気づくことがある。この程度のことは小事だとして、あえて見逃しているのであろうが、およそ天下の大事はすべてこのような小事に起因しているのである。小事だからといって捨ておけば、大事が起こったときには、もはや手のつけようがない。国家が傾くのも、すべてこれが原因である。隋の煬帝は暴虐の限りを尽くしたあげく、匹犬の手にかかって殺されたが、それを聞いても嘆き悲しんだ者はいなかったという。
どうかそちたちは、わたしに煬帝の二の舞いをさせないでほしい。わたしもまた、そちたちに忠なるが故に誅殺された関竜逢や晃錯の二の舞いはさせないつもりである。こうして君臣ともに終りをよくするなら、なんと素晴らしいことではないか。」
森友学園/加計学園問題は、小さなことではないのです。
国税庁が1103人で最多。財務省の責任者の答弁からも多いのが納得してしまいました。
しかしそれを認めてしまうと国がおかしくなってしまいます。
おかしいことはおかしいと言える国を守っていきたいと思います。