幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

「棋士とAI-アルファ碁から始まった未来」王銘琬著 ”AIの思考法は人と違う”

2018-10-30 08:48:08 | 本の紹介
・ディープラーニング
 アルファ碁とそれまでのソフトとの一番の違いは「ディープラーニング」という技術を取り入れたことです。世界の囲碁プロに勝つようになった。
 アルファ碁はプロに対し、置石3子強いレベルである。
 自律的に特徴を見つけ、学習する技術です。

・水平線効果
 アルファ碁が急に乱れたように見えたのは「水平線効果」と呼ばれる現象なのです。読みの中で悪いことが起こらないので、悪い手の評価がかえって高くなり、選ばれることになります。都合の悪いことを視野の範囲、つまり「水平線」の外へ無理やり追い出すため、明らかに悪い手を打つ現象のこと。

・アルファ碁の「自己対戦」50局公表され、プロ棋士はそれとにらめっこになってしまった。

・7目半のコミでは白が少し打ちやすい。6目半のコミならほぼ互角。

・人間にないAIの特技
1)局面の勝率判断
2)候補手の提示
3)結果が整理される

・昔は、囲碁ソフト開発には棋力が必要だったが、今は不要になった。

・モンテカルロ法が採用され強くなった。

・人間とAIの違い
 AIが常に正直であるということです。AIは嘘をつきません。人間は状況によって言うことを変えるのは珍しくありません。

感想
チェスの世界チャンピオンがコンピューターに負けたとき、囲碁のトップ棋士がコンピューターに負けるのは数十年先と言われていましたが、コンピューター自身が学ぶAIが導入され、瞬く間にトッププロに勝つようになりました。
かつ、今はトッププロより3子強いとのことです。
3子の差があるとまず人がコンピューターに勝つことは難しいです。

今、プロ棋士において、コンピューターの寄付から学ぶことが行われているそうです。
人が想像もしなかった手が実は勝率がよいことがわかってきました。

野球でもアストルズがデータを活用し、打率の良い打者順に並べた方が点数が入ることがわかってそれを採用とか、勝率の高い方法を採用して弱小チームがチャンピオンになりました。

今はAIを活用する時代ですが、いつかAIに人が活用される時代が来るのかもしれません。