幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

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「スウェーデンの小学校社会化の教科書を読む 日本の大学生は何を感じたのか」ヨーラン・スバネリッド 鈴木賢志著 ”考えさせる教育” 

2021-12-06 01:50:20 | 本の紹介
・2014年9月にスウェーデンで行われた国政選挙の投票率は、なんと85,.8%でした。

・「スウェーデンでは、なぜ若者は選挙に行くの?」
「え、政策や法律が変わったら、将来にわたってその影響を一番長く受けるのは若者じゃないか。むしろ、何で日本の若者は選挙に行かないの?」

・スウェーデンには教科書の検定制度も認定制度もありません。

・日本でいう小学校高学年を対象としたものです。

・「社会とは何かということを、あなたは深く考えたことがあるでしょうか。どのように答えるべきか、少し考えてみましょう。
それから、社会とは何か、また社会がどのように成り立っているかについて、同じような考えをもっているかどうかを、クラスの友達と確かめてみましょう。」

・「私たちは、なぜ社会に生きているのでしょうか。・・・。二つの答えが考えられます。
1) 自分を守るため
2) 人間は社会的存在だから
私たちはほかの人々と一緒にいると、一人でいるときよりも多くのことを学べます。」

・「社会科を勉強するときには、次に挙げるいくつかの方法で考えていくようにするとよいでしょう。
1) 原因は何か
2) どのような結果になるか
3) 比較する
4) 別のやり方があるでしょうか?
5) 解決策を評価する
6) 関連性を示して説明する」

・第1章の「総論」に続く第2章のテーマが「メディア」であるというのは、スウェーデン人が、情報の発信手段であり受診手段であるメディアをいかに大切に考えているかを端的に表していると言えます。

・「<考えよう!>
 ・リアルに会うことには、どのような利点がありますか?
 ・その代わりにケータイで交信することには、どのような利点がありますか?
 ・あなたが、ケータイではできないことを挙げてみましょう。」

・「<考えよう!>
 ・ソーシャルネットワークは、すべて企業です。これらの企業は、どうやって収入を得ているのでしょうか?
 ・インスタグラムとフェイスブックの年齢制限は13歳です。あなたは、なぜ13歳が年齢制限として設定されたと思いますか?」

・スウェーデンの憲法
 スウェーデンにおいて、もっとも重要な四つの法律は以下の通りです。
 ・スウェーデンという国がどのように運営されていくかを扱う行政組織法
 ・出版の自由に関する規制
 ・表現の自由に関する法
 ・誰がスウェーデンの王もしくは女王になるかについて定める王位継承規則

・法律によれば、18歳未満の子どもがいる場合は、まず離婚が認められる前に半年間考える時間をとらなくてはなりません。もう少し考える時間があれば、考えを変えることもあるでしょう。この「半年ルール」は、子どもがいない場合には当てはまりません。

・スウェーデンでは、10代の6人に一人がうつ病で悩んでいます。睡眠障害や集中困難、食欲減退、過食症になることもあります。

・2013年に51,554組のカップルが結婚しましたが、その半数を超える26,933組のカップルが離婚しています。

・「多く消費することの欠点は、環境が破壊されることです。」

・「すべての人間は、生まれながらにして自由」というのは、どのような意味でしょうか?これは、すべての人間がやりたいことをやれる権利ということでしょうか?

・なぜ、私たちは犯罪者に刑罰を科すのでしょうか?
 法律書に記されている犯罪を起こせば、社会は犯罪者に刑罰を科します。
 ・刑罰を与えることで、受刑者が刑罰を受け終わったあとに、より法律を守るようになります。
 ・刑罰によって、ほかの人々が犯罪を起こすのを控える(怖がる)ようになります。
 ・刑罰によって、犯罪被害者が「制裁を下し」、犯人を自ら処罰することを食い止めます。

感想
日本では小学生高学年では覚えることで、考えることはあまりなかったです。

離婚が1/2。日本は1/3。
自由なのでしょう。

教科書検定がある日本はおかしいのでしょうね。
正しいことを覚えず、国の意向が反映しています。

このように教科書が違うのは教育の考えが違うようです。
どの国の教育システムで育つかで考え方も大きく変わるように思いました。