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TBS「報道特集」放送後に勃発! ネオニコ系農薬めぐり業界団体と研究者が“場外乱闘”
https://news.yahoo.co.jp/articles/2fee9dac0280f8892fbdcf4c0bdb5676208894e6 12/2(木) 9:06 日刊ゲンダイDIGITAL
TBS「報道特集」が11月6日に〈最も使われている殺虫剤 ネオニコ系農薬 人への影響は〉を放送後、農薬推進派と研究者の間で“場外乱闘”が起きている。
本当に健康にいい? 有機食品と従来の食品の違いはどこに
ネオニコとはネオニコチノイド系農薬のことで、強力で植物に長く残留する性質を持つため、農薬の使用回数を減らせる殺虫剤だ。日本では1990年代初頭に使用が認められたが、ミツバチの大量死の原因と疑われ、EUでは2018年に3種類のネオニコ系農薬の屋外使用が禁止になっている。
報道特集では、島根県の宍道湖でワカサギやウナギなどの激減を調査している東大教授の山室真澄氏を紹介。宍道湖周辺の水田でネオニコ系農薬が使用されるようになった93年以後、湖の動物性プランクトンが減少し、それを餌にしているワカサギや、カニやエビなどを捕食するウナギなどの減少を報じた。
さらに番組では神戸大大学院の星信彦教授や、脳神経科学者の「木村―黒田純子」氏らがネオニコ系農薬が人間に影響を与える危険性も伝えた。これに“抗議”したのがメーカー団体の農薬工業会。報道特集に関する〈見解〉を12日にHPで公表、番組に登場した研究者たちを批判した。
これには同日、山室氏も反論。星氏や黒田氏からの抗議や反論が相次いでいる。
23日にも〈品性が疑われる農薬工業会〉とブログで書いた山室氏は、日刊ゲンダイにこう語った。
「『見解』とやらは私の論文を読んでいない内容で、こちらに連絡もなく書かれていました。これは誹謗中傷であり問題だと思ったのですぐにブログに上げて、先方にも連絡したんです。そうしたら会ってお話をしたいとメールが来た。私は登場している科学者全員に根拠のない批判をしているので全員と一度話し合いましょうと返信したら、それっきりです。これは論争でもなく、向こうが事実に基づかない批判をして逃げたという話です」とバッサリだ。
また山室氏は「ネオニコ系農薬は特に水田にまくと飲用水にも混入するので、日本は諸外国に比べると慎重な検討が必要です」とも指摘した。
一方、農薬工業会は「日本で登録され使用される個々の農薬については、農薬取締法に基づいて国が厳格な安全性の審査を実施し登録され、適正な使用と相まって国民や環境へのリスクは管理されていると考えています。農薬工業会及びその会員会社は、今後とも、法令に基づく厳格な審査に対応してまいります」と回答し、〈見解〉はホームページに掲載したままだ。
農薬業界と科学者の平行線はまだ続きそうだ。
感想;
■ネオニコチノイド農薬:各国の規制状況
http://organic-newsclip.info/nouyaku/regulation-neonico-table.html
多くのヨーロッパは既に規制を行っています。
『沈黙の春』のように、日本で被害が起き、人への影響が分かったときは遅かったとなるのでしょう。
日本の国の厳格な審査は海外に比べて甘くて緩いと言うことななでしょう。
TBS「報道特集」放送後に勃発! ネオニコ系農薬めぐり業界団体と研究者が“場外乱闘”
https://news.yahoo.co.jp/articles/2fee9dac0280f8892fbdcf4c0bdb5676208894e6 12/2(木) 9:06 日刊ゲンダイDIGITAL
TBS「報道特集」が11月6日に〈最も使われている殺虫剤 ネオニコ系農薬 人への影響は〉を放送後、農薬推進派と研究者の間で“場外乱闘”が起きている。
本当に健康にいい? 有機食品と従来の食品の違いはどこに
ネオニコとはネオニコチノイド系農薬のことで、強力で植物に長く残留する性質を持つため、農薬の使用回数を減らせる殺虫剤だ。日本では1990年代初頭に使用が認められたが、ミツバチの大量死の原因と疑われ、EUでは2018年に3種類のネオニコ系農薬の屋外使用が禁止になっている。
報道特集では、島根県の宍道湖でワカサギやウナギなどの激減を調査している東大教授の山室真澄氏を紹介。宍道湖周辺の水田でネオニコ系農薬が使用されるようになった93年以後、湖の動物性プランクトンが減少し、それを餌にしているワカサギや、カニやエビなどを捕食するウナギなどの減少を報じた。
さらに番組では神戸大大学院の星信彦教授や、脳神経科学者の「木村―黒田純子」氏らがネオニコ系農薬が人間に影響を与える危険性も伝えた。これに“抗議”したのがメーカー団体の農薬工業会。報道特集に関する〈見解〉を12日にHPで公表、番組に登場した研究者たちを批判した。
これには同日、山室氏も反論。星氏や黒田氏からの抗議や反論が相次いでいる。
23日にも〈品性が疑われる農薬工業会〉とブログで書いた山室氏は、日刊ゲンダイにこう語った。
「『見解』とやらは私の論文を読んでいない内容で、こちらに連絡もなく書かれていました。これは誹謗中傷であり問題だと思ったのですぐにブログに上げて、先方にも連絡したんです。そうしたら会ってお話をしたいとメールが来た。私は登場している科学者全員に根拠のない批判をしているので全員と一度話し合いましょうと返信したら、それっきりです。これは論争でもなく、向こうが事実に基づかない批判をして逃げたという話です」とバッサリだ。
また山室氏は「ネオニコ系農薬は特に水田にまくと飲用水にも混入するので、日本は諸外国に比べると慎重な検討が必要です」とも指摘した。
一方、農薬工業会は「日本で登録され使用される個々の農薬については、農薬取締法に基づいて国が厳格な安全性の審査を実施し登録され、適正な使用と相まって国民や環境へのリスクは管理されていると考えています。農薬工業会及びその会員会社は、今後とも、法令に基づく厳格な審査に対応してまいります」と回答し、〈見解〉はホームページに掲載したままだ。
農薬業界と科学者の平行線はまだ続きそうだ。
感想;
■ネオニコチノイド農薬:各国の規制状況
http://organic-newsclip.info/nouyaku/regulation-neonico-table.html
多くのヨーロッパは既に規制を行っています。
『沈黙の春』のように、日本で被害が起き、人への影響が分かったときは遅かったとなるのでしょう。
日本の国の厳格な審査は海外に比べて甘くて緩いと言うことななでしょう。