・アニマシオンとは、ラテン語のアニマ(anima)=魂・生命に発し、すべての人間がもって生まれたその命・魂を生き生きと躍動させること、生命力・活力を吹き込み心身を活性化させることを意味しています。英語のアニメーションと同義語です。
・アニマシオンの営みが重要な要素であることに注目したのはフランスです。第二次大戦後の社会建設の中で文化の力がもつ意義に注目し、国民の文化圏の保障にいちはやく取り組み「社会文化アニマシオン」という考え方を成立させました。
・読書のアニマシオン<作戦>の手引き
3つのゴール;理解し、楽しみ、深く考える
・C.オリパレスは読書のアニマシオンをこう定義しました。
「本を読むうちに想像力によって起ち上がってくる登場人物や場面が、読み手の五感を開き、グループで数々の出来事を共有しながら夢中で読んだ1回の読書体験が、他のあらゆる本に対しても読み手の心を襞(ひら)かせる、そんな本との出会い」
・作戦
1)「ダウトをさがせ」
アニメーターの読み間違いを子どもが言い当てるゲーム
2)「これ、だれのもの?」
持ち物の絵を見て登場人物を当てるゲーム
3)「いつ? どこで?」
時間とばしょについての質問に答えるゲーム
4)「この人いたかな? いなかったかな?」
物語に出てきた人物と登場場面を見つけるゲーム」
5)「この人いたかな? いなかったかな?」
物語に出てきた人物と登場場面を見つけるゲーム
6)「本を囲んでワイワイ話そう!」
本を読んで感じたことをもとに考えを述べ合うゲーム
7)「そのカード、誰のこと?」
登場人物の特徴から人物名を当てるゲーム
8)「物語バラバラ事件」
順不同になった文章をもとどおりにに並び替えるゲーム
9)「カット! カット! カット!」
意味を変えないで文章を短くするゲーム
10)「今日から書評家。エッヘン!」
客観的に本を評価するゲーム
感想;
読書は知る楽しみがあります。
それと、物語だと自分が主人公になったように本に吸い込まれて物語と一緒の人生を歩んでいます。読書の時間自体が楽しみです。
本によって考えるきっかけにもなります。
自分一人は一つの人生ですが、多くの人の人生から学ぶこともできます。
ロゴセラピーでは、「あたかも二度目の人生を生きるように、今を生きなさい」と言います。
二度目だったら、一度目の反省を生かしてこうしたのになあと思います。
まさに読書で多くの他の人の反省も含めて学んだことを生かして今生きることなのでしょう。
お釈迦様は「過去も未来もない。あるのは今だけだ」と言われていたそうです。
ところが、今の大切な時間を過去の悔やみに使い、未来のことをあれこれ心配することに使い、今に使っていません。
「わかちゃいるけどやめられない」状態です。
それを読書で少しでも今を大切にすることができたらなんとステキでしょうか。
そしてそれは未来をより豊かなものするように思います。
勇気を持って、扉を開けてみたいです。