こんにちは!
古宮昇(こみや・のぼる)共感の心理学メルマガです。(より引用)
ある日おこなった、傾聴実習。
話し手:「主人と話すたびに、傷つくんです。だからもう、いいやと思っちゃって・・・」
わたしならそれを聞いたとき、
話し手はご主人に対して本当はかなり怒りがあるだろう、と想像します。
自分の怒りが辛いので、それを感じることを避けようとして、
「もう、いいや」ということにしてご主人との交流を避けている。
でも、聞き役をした方はそういう連想をせず、こう返しました。
「夫婦のコミュニケーションが少ないんですね。」
それに続く話し手の語りは深まることがなく、
「主人と話す気にならないんです」
「そうですか。話す気にならないんですね」
というような堂々巡りの会話に。
そこで、私が代わって聞き役をしたところ、
話し役の語りはどんどん進み、
始めは話すつもりのなかった深い思いまで語ることができました。
聞き役が、話し役の怒りを自分のことのように想像して感じながら
話を聴くと、話し役にはその共感が伝わり、ホンネを話しやすくなります。
反対に、聞き役の人が自分自身の怒りが怖かったり、怒りを感じるのが苦手だったりすると、話し手の怒りに思いをはせることができなかったり、話し手の怒りに動揺したり、話し手の怒りを見過ごしたりしてしまいます。
傾聴し共感するには、
自分自身のあらゆる感情をすなおにイキイキと感じられることがとっても大切です。
そのため、プロのカウンセラーになるには
自分が、カウンセリングをある程度長期間に渡って受けることが必要です。
あなたにたくさんの平和と幸せを願っています。
古宮昇(こみやのぼる)
● オフィシャルサイト
https://komiyanoboru.com/
古宮昇(こみや・のぼる)共感の心理学メルマガです。(より引用)
ある日おこなった、傾聴実習。
話し手:「主人と話すたびに、傷つくんです。だからもう、いいやと思っちゃって・・・」
わたしならそれを聞いたとき、
話し手はご主人に対して本当はかなり怒りがあるだろう、と想像します。
自分の怒りが辛いので、それを感じることを避けようとして、
「もう、いいや」ということにしてご主人との交流を避けている。
でも、聞き役をした方はそういう連想をせず、こう返しました。
「夫婦のコミュニケーションが少ないんですね。」
それに続く話し手の語りは深まることがなく、
「主人と話す気にならないんです」
「そうですか。話す気にならないんですね」
というような堂々巡りの会話に。
そこで、私が代わって聞き役をしたところ、
話し役の語りはどんどん進み、
始めは話すつもりのなかった深い思いまで語ることができました。
聞き役が、話し役の怒りを自分のことのように想像して感じながら
話を聴くと、話し役にはその共感が伝わり、ホンネを話しやすくなります。
反対に、聞き役の人が自分自身の怒りが怖かったり、怒りを感じるのが苦手だったりすると、話し手の怒りに思いをはせることができなかったり、話し手の怒りに動揺したり、話し手の怒りを見過ごしたりしてしまいます。
傾聴し共感するには、
自分自身のあらゆる感情をすなおにイキイキと感じられることがとっても大切です。
そのため、プロのカウンセラーになるには
自分が、カウンセリングをある程度長期間に渡って受けることが必要です。
あなたにたくさんの平和と幸せを願っています。
古宮昇(こみやのぼる)
● オフィシャルサイト
https://komiyanoboru.com/
感想;
話を聴く。
傾聴がとても重要になります。
しかし、傾聴=聴くだけ と思われている人もおられるようです。
気持ちを聴くには心のキャッチボールが必要だと思います。
オープンダイアローグで言われている”ダイアローグ”(心のキャッチボール)が共感を深めることに役立ったり、相手の求めていることもわかってくるのでしょう。
まさにケースによって、一人ひとり違うのだと思います。
何を相手が求めているのか?
精神分析では、自分が精神分析を受けることが必須のようです。
相談したことがあるから、どう返すかもわかってくるのかもしれません。
大切なことは、相談者のために精一杯やる。その気持ちがあることなのでしょう。
そこにいろいろなカウンセリングや心理療法の知識が技術があれば”鬼に金棒”になるのかもしれません。