幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

阿川佐和子さん「サワコの朝 森泉さん」 ”そのことを楽しむ!”

2018-10-20 08:14:28 | 生き方/考え方
大の動物好き。
最近、ママになられました。今年3月結婚、6月長女を出産。10kg太った。主人は協力的。祖母は森英恵さん。兄二人、妹二人。持ち前の明るさでバラエティ番組で活躍。

夫に会ったのは2回目。しゃべりやすい。
1曲目は「You Are MySunshine」
小さい時から、アメリカに住む母方の祖母に歌った曲。日本語はわからないだろからと母親から練習言われて練習してビデオレターを送った。
祖母も喜んでくれたかと。今ベイビーに歌っている。お母さんがハッピー、ケセラセラ。底抜けの明るさ。嫌なことがあってももういいやと思わせてくれる。パパは何もしない、最近、自分で冷蔵庫を開けるようになった。怖いお父さんだった。吹っ飛ばされたこともあった。厳格な父に育てられた。合気道を無理やり習わされた。兄妹全員が合気道を習った。父は流鏑馬をやっている。自分のことを侍だと思っている。

母は両親がケンカすると、ママモリ(森英恵)に聴いてもらう。話すと気分が晴れる。私たちもなにかあるとママモリにはなしていた。
犬が17歳で亡くなった時に、知っていた主人(住職)に電話して犬の葬儀を相談した。家の家族(森英恵と一緒に生活)には発表する前にしか言わなかった。長女だったので誰にも頼りたくなく、自分で解決しようと。つわりが酷くて、でもなんとか隠していた。夫がそんな時に支えてくれた。この人なら乗り越えられるかなと思った。お寺の住職なのでお寺を継ぐがその妻との認識はあまりなかった。

デザイナーになりたい気持ちはあった。おばあちゃんのところにいくと布を触っていたので興味をもった。服飾の学校にいった。祖母への手紙に派手なデザインの絵を描いて送った。1年少し服飾学校に通った。バスの中でスカウトされた。森英恵の孫だとは言わなかった。早く家を出たいと思っていた。稼いで早く家を出たいと思った。ママモリから時々呼ばれて、口を上げ過ぎだとか、注意を貰った。森英恵の最後のパリコレに出演した。当時21歳。パリコレを経験した人は少ない。モデルさんを選ぶ時にいて、ママモリがいろいろ言っていたがステキな人ばっかり。私から見たら完璧なひとばっかり。私が(下手で)目立ってしまうから、変なモデルの人も入れてと言った。

今の活躍について、父は何も言わない。家に帰ると色紙が置いてあって、母に確認するとパパの友だちがサイン欲しいんだってと。私のサインが欲しいだ。だったらかいてやるか。書いてもパパは何も言わない。

三女星(ヒカリ)もファッションのモデルをやっている。悩み事は寝て忘れちゃう。その場にいるならその場を楽しもう。どうせやらないといけないなら“楽しんでやろう”と思う。母の影響かと。雨だと、“植物に栄養やらないと”思う。

今、18種類23匹飼っている。亀や豚など。棄てられた目の前の一匹を救う。友だちがそれをやっていてそれを手伝った。一匹ずつ飼い主を探す。

2曲目 「I can See Clearly Now」太陽に関係するので朝聞くとハッピーになる。朝起きたら動物の世話する。世話は好き。元気になる曲。毎日楽しい。大きな変化なんだけど、それを感じさせない。ご飯は作っていない。だんなが作ってくれる。美味しい。外は頑張る!

感想
底抜けに明るいだけでなく、考え方もとても前向きで、今を楽しむことを実践されていました。
住職と結婚? 違和感を持ちましたが、彼女の心を癒してくれるステキな人のようです。


「人生のメッセージを聴くトランスパーソナル心理学入門」諸富祥彦著 ”幸せのパラドックス”

2018-10-19 01:06:48 | 本の紹介
・次のような問いに対する本
「今の自分は、はたして、“ほんとうの自分”だろうか」
「今の自分は、仮の自分。ニセの自分。偽りの自分にすぎないのではないか」
「“自分”がわからない。自分がほんとうは、何をしたいのか、わからない」
「わたしはいったい、なんのためにこの世に生まれてきたのか。今生きている、こんな毎日を生きていくために、私はこの世に生まれてきたのだろうか」

・数ある心理学の中でこの“ほんとう”への問い、人生の究極の問いにはじめて正面から向き合おうとした心理学が、トランスパーソナル心理学なのです。

・“より高次な生き方”、“より深い生き方”を目指していく。それがトランスパーソナル心理学で、ここがこれまでの心理学と最も違うところです。

・“自分”中心の生き方から、”呼びかけ“中心の生き方、”意味と使命“中心の生き方への転換。自分への執着を捨て、自分の幸福にちて思い煩うのをやめる。そして、”この人生で自分が果たすよう呼びかけられている何か“にただひたすら取り組んで行く。そんな生き方をしていれば、自分はこの人生で、”なすべき時に、なすべき所で、なすべきことをしている“という”生きる意味の感覚“が満ち溢れてきて、その結果、真の幸福、真の自己実現も自ずと手に入れることになる。人生には逆説的な法則(幸福のパラドックス)が存在するのだと、トランスパーソナル心理学では言うのです。

・トランスパーソナル心理学とは、これまでの心理学が重んじてきた”自己決断“とか”自己実現“の大切さも認めながら、それを含んで越えて、この世界に現れている”自分を越えた何かの働き“”向こうからの呼び声“を大切にする心理学である、と。

・理由のわからない不全感にとらわれて苦しんでいる理由
 1)”自分“がない。”自分“を出せない。”自分“がわからない。
 2)自分の暗さと向き合えない。悩むことができない。
 3)他人を拒絶できない。自分を肯定できない。
 4)“ひとり”になれない。安心できる“つながり”がない

・”心の成長“のモデルと具体的方法論を提示してくれる心理学

・人間性心理学
 ・欲求の階層論を説いたアブラハム・マズロー
 ・カウンセリングの神様カール・ロジャーズ
 ・フォーカシングの創始者ユージン・ジェンドリン
 ・ゲシュタルト療法を始めたフリッツ・パールズ

・トランスパーソナル心理学
 ・壮大な思想家ケン・ウイルバー
 ・ホロトロピックブレスワークという呼吸法の創始者スタニスラフ・グロフ
 ・人生の一切を自然の流れ(プロセス)と捉えて気づきを得ていくプロセス指向心理学のアーノルド・ミンデル
 ・魂の声を聴くジェイムズ・ヒルマンやトーマス・ムーアの心理学

・水平次元のつながりと垂直次元のつながり
 この両次元のつながりへと個人がその殻を突き破って、みずから聞き、越えていく(トランスしていく)心理学。“トランス”には、垂直次元での”越える“とか”超越する“という意味、水平次元での”横切る“とか”横断する“という意味、この二つの意味があるということ。トランスパーソナル心理学の“個を越える”はもっぱら、人間を越えた超越者とか深層無意識だとかの垂直次元に自分を超えていくことと捉えがちですが、これは誤解です。

・トランスパーソナル心理学は、人間性心理学(心理学第三勢力)がみずからの限界を乗り越える試みの中から生まれた“心理学第四勢力”である。
第一の流れは、行動主義心理学。第二の流れは、フロイトの精神分析から生まれてきたグループ。

・トランスパーソナル心理学は人間存在をどう捉えるか
 身体と心のみならず、魂やスピリチュアリティの次元まで含んだ、ほんとうの意味で全人的でホリスティックな人間存在を視野に入れた心理学である。
トランスパーソナル心理学=現代心理学+スピリチュアリティ

・トランスパーソナル心理学はつながりの心理学

・人間の心ないし意識の三つの水準
プレパーソナル、パーソナル、トランスパーソナル

・“私がいのちを持っている”のではなく、”いのちが、私している“
 ひとつの“いのちの働き”がまずあって、それがあちらでは“花”という形、こちらでは”草木“という形、あそこでは”鳥“という形を取っている。その同じ”いのちの働き“の一部が、今ここでは、”私“という形をとっている。

・プレパーソナル(混沌)⇒パーソナル(個の確立)⇒トランス・パーソナル(究極の心理=空)⇒パーソナル(あるがままの自己と世界の肯定)⇒プレパーソナル

・自己探求自己成長の三段階
1)個としての”自分“を確立する
2)自分を越えた“いのちの働き”に目覚める
3)日常の中で、自分を越えた”向こうからの呼び声“を聴く

・トラウマ理論
 ・「私が男性をきちんと愛せないには、幼い頃に父親から性的ないたずらを受けたせいだ」という”物語り“を手にすると過去のあの出来事だったと”自分の苦しみの意味と原因”を手に入れて、ずっと楽になる。
 ・”物語り“を”客観的な事実“として信じてしまうと、なかなかそこから抜け出せなくなる。そうなると、いつまでたっても”私がこうなるのは、過去のあの出来事のせい“”あのひとのせい“と過去の出来事や他人を責め続け、自分の人生を自分で引き受けることをしなくなってしまいがちなのです。

・フォーカシングのエクササイズで一番良かったのは?
 「これまでほんとうによく頑張ってきましたね」との言葉がけ

・頑張っているのに報われない、という人は、自分の頑張りの成果を表現するスキルが乏しく、あおのためにまわりの人に頑張りが伝わっていかない、ということが多いのも確かです。その人と世界の関係の問題、その人が世界は自分の味方だと思っているか、それとも敵だと思っているか、ということにこそ問題の本質があることが多いのです。トランスパーソナルなつながり感覚が必要になってくるのです。

・自分を越えた“いのちの働き”に目覚める。

・自分を離れたところから自分を見る“眼”を養う。

・”うちなる自分“の声を聴く フォーカシング
 フォーカシングはあらゆる癒しの基本的技能

・谷川俊太郎作「みみをすます」
 ひとつのおとに
 ひとつのこえに
 みみをすますことが
 もうひとつのおとに
 もうひとつのこえに
 みみをふさぐことに
 ならないように

・自分の中のすべての部分を認めることができる”自分“を感じる。

・パーソナルからトランスパーソナルへの、二つの道
 ・自分を離れたところから自分自身を見る眼=“高次の自分“を育む
 ・実存的なレヴェルの不安や空虚感によてもたされる苦しみを苦しみぬくことで、はじめて開けてくる道。

・“いのちの働き”への目覚め
 本「むなしさの心理学」、「どんな時も人生に“YES”と言う」「フランクル心理学入門」

・スピリットとソウル
 ・スピリットとは、純粋な精神や理想に導かれてこの世を越えて出て行こうとする、どちらかと言えば男性的な衝動。モーゼが民を連れて砂漠に行くように、この世を越えた心理をひたすら追い求めていく時の、心の動き。
 ・ソウルとは、肉体や大地にしっかりと根ざした、どちらかと言えば、女性的な調和の感覚。例えば、愛する人の料理を楽しみ、花の美しさに感動する心の働き。

・魂の心理学者ジェイムズ・ヒルマンによれば、スピリットは山のかなたを目指すことで、ソウルとは、深い深い谷間を想うこと。

・ヒルマン、ムーアの”魂の心理学“
 「魂のコード」「魂への配慮」「ソウルメイト」

・ミンデルのプロセス指向心理学 目覚めて生きるためのアート
 人生で必要な気づきを得るための、ありとあらゆる手がかりに開かれている。入手可能なあらゆる手がかりを活かして、可能な限りの“気付き(アウェネス)”を獲得し、人生のプロセスを自覚的に生き抜くたねも総合的なアート(技芸)。気づきを伴い、今、この瞬間瞬間を完全に生きること。ミンデルが目指すのは、ただそれの徹底です。

・からだの症状ワーク
 プロセス指向心理学の最大の持ち味の一つは、慢性の身体症状、人間関係のトラブル、~中毒(依存)といった一般には否定的にしか捉えられない出来事を、何か貴重な教えをもたらしてくれうものとして大切にするところ。

・ミンデルのプロセス指向心理学の三つの領域
1)これまで見てきた人生における気づきを高めるワーク
2)“コーマワーク”といって昏睡状態の患者さんへの心理療法的な取り組み。
3)“ワールドワーク”と呼ばれる社会問題を扱うグループアプローチ。

・トランスぱーすなるな生き方。それは、この人生で私たちの注意をひく一つ一つの出来事を、私たちに何か大切なことを教えてくれるものと見て、そのメッセージを読み取っていく慎重な生き方。と同時に、この世界のプロセスを信じるがゆえに、必要あればあえて一歩を踏み出しリスクを冒すこともいとわない、そんな生き方のこと。そしてあなたのその一歩が、この世界の何かを変えていくのです。

・一休禅師 「道」
 この道を往けば、どうなるものか。
危ぶむなかれ。危ぶめば、道はなし。
 踏み出せば、その一歩が道となり、その一足が道となる。
迷わず往けよ。往けば、わかる。

・トランスパーソナル心理学のエッセンス
 ・私の“しあわせ“や”自己実現“。それはもちろん大切なこと。でも頑張りに頑張って”しあわせが手に入った“”自己実現ができた“と思えた途端、なぜか”むなしさ“が襲ってくる。自分を越えた何かに、自分を明け渡すこと。自分を委ねること。”人生の呼び声“に耳を傾けること。”自分がこの世に生まれてきたことの意味と使命“を実現しながら生きること。
 ・どんな時も、人生には意味がある。
 ・人生は理論では説明しきれない。
 打算で結婚すれば、安定は手に入るかもしれない。けれどそれであh、生きる意味を感じることはできない。“魂に呼ばれあっての結婚”
 ・人間の心、魂は、時によっては明るさや光よりも暗さや闇のほうを好む。だから、ピカピカの癒し“や”輝く私“を目指す必要はない。むしろ、区や闇が持つ意味を大切にしていこう。
 ・この人生、この世界で起こるすべてのことには意味がある。
 ・あれも自分、これも自分。私のうちはたくさんの“うちなる自分”が棲んでいる。
 ・私はなぜ、この地上にやってきたのか。私はなぜ、くるしまなくてはならないのか。魂が磨かれる。
「他人の癒し」「世界の癒し」「地球の癒し」に熱中して「自分の癒し」のことなど忘れてしまっていると、その結果いつの間にか自分も癒されていた、といったことがしばしば起こります。

・トランスパーソナル=個を越えたつながり=個が生きるつながり
 トランスパーソナル心理学の基本コンセプト

・インド生まれの哲人クリシェナムルティは言います。
 「あなたが世界なのだ」。したがって世界を変えたいなら、まず自分自身が変わらなくてはならない、と。

感想
幸せになりたいと多くの人が思います。
自分の幸せを追求しても深い幸せを得ることはできません。
視点を変えて、周りの人の幸せに尽くすとそれがブーメランのように帰って来て、自分の幸せになっていることに気づきます。
幸せのパラドックスです。

心はなかなか管理することが難しいです。
心理学や心理療法はそれを助けてくれるものになります。
先達が研究して編み出して来たものを活用することができます。

アドラー心理学(個人心理学)は全ての悩みは対人関係にあると教えてくれています。
http://inorinohinshitu.sakura.ne.jp/kojin.html

ロゴセラピーは生きる意味を問うセラピーでもあります。
http://inorinohinshitu.sakura.ne.jp/logo.html

何のために生まれ生きているかを考え続けることが大切なのでしょう。




沢田研二が自ら中止の理由を説明「客席が埋まらなかったから」「ファンに申し訳ない」と謝罪 ”意地とファンのためにの間での葛藤?”

2018-10-18 19:55:28 | 社会
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181018-00000109-sph-ent 10/18(木) スポーツ報知

報道陣の取材に応じる沢田研二
 17日にさいたまスーパーアリーナで開催予定だった公演を開場直前で突如中止し、騒動となっていた歌手の沢田研二(70)が18日、横浜市内の自宅近くで取材に応じ、経緯を説明した。

 午後4時10分すぎ、報道陣約10人の取材に応じた沢田は「さいたまスーパーアリーナでやる実力がなかった。ファンに申し訳なく思ってます。責任は僕にあります。これから取り戻せるようにできるだけしていきたい」と頭を下げて謝罪した。

 同ライブは17日午後5時開演予定だったが、同4時頃に急きょ中止がアナウンスされ、会場入り口に貼られた紙には手書きで「契約上の問題が発生した為」と理由が記された。すでに観客が集まっており、会場周辺は大混乱となった。

 沢田は中止の理由について「動員に関する契約上の問題だった」と説明。同会場は客席が可動式で、規模によって約1万人から最大で3万7000人まで収容可能。開演前に所属事務所、イベンター会社から集客状況について「9000人と聞いていたが、実際は7000人だった」と知らされた。本番前のリハーサル時、観客が座れないように客席がつぶされているブロックが目立ったことに腹を立てた。

 沢田は「客席がスカスカの状態でやるのは酷なこと。『ライブをやるならいっぱいにしてくれ、無理なら断ってくれ』といつも言ってる。僕にも意地がある」と自身が中止を決断したことを明かした。開場時間の午後3時半まで事務所、イベンター会社から予定通り開催するように懇願され、押し問答となったが、最後まで首をたてに振らなかった。「今回はできませんと1分でも早くお客さんに伝えてほしかった。僕が帰らないと収まらないならと、3時45分くらいに帰った」と説明した。

 また、17日の公演は振り替え公演を実施する方向で事務所、イベンター会社と話し合いを進めていることも明かした。

感想
タイガーズで大人気だった。
そして”光源氏”をTVで演じたり。
過去の華々しい栄光。

その亡霊に囚われておられるのでしょうか?
ファンが大事なら、客席がスカスカでも行って欲しかったです。
お客さんはその日の予定を工面して参加されています。
交通費もあったでしょう。
ファンを裏切る結果になってしまったように思います。
ただ、そういう生き方がご自身の生き方なのかもしれませんが・・・。


津波対策検討会議「知らなかった」 東電元副社長が証言 ”安全よりコスト優先した結果が福島第一原発事故へ”

2018-10-18 11:55:05 | 社会
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181017-00000548-san-soci 10/17(水)産経新聞

福島第1原発事故に至る主な経緯
 東京電力福島第1原発事故をめぐり、業務上過失致死傷罪で強制起訴された旧経営陣3被告の第31回公判が17日、東京地裁(永渕健一裁判長)で開かれ、16日に続いて元副社長の武藤栄被告(68)の被告人質問が行われた。武藤被告は津波対策を検討する会議が社内にあったことを「知らなかった」と述べた。会議は事故の約半年前から開催されており、津波対策について副社長と現場社員との温度差が露見した。

 会議は、津波高の試算を東電子会社に依頼した土木調査グループだった社員が、平成22年8月から開催したと公判で証言。一方、武藤被告はこの日、会議の存在を「知らなかった」と述べた。

 武藤被告が津波対策を保留とした後も、社員は「対策は不可避と考えていた」と証言している。

 政府の専門機関は14年、「地震津波が福島沖を含む日本海溝沿いで発生しうる」との地震予測「長期評価」を公表。東電子会社が20年3月、長期評価を基に最大15・7メートルの津波が同原発を襲うとの試算を示した。武藤被告は試算の報告を受けた後もすぐに対策に乗り出さず、土木学会に妥当性の検討を委ねた。検察官役の指定弁護士側は「対策を先送りし、漫然と原発の運転を継続した」と主張している。

 武藤被告は16日の被告人質問で、長期評価は「信頼性がない」と強調。「分からないことを専門家に確認するのはごくごく自然」と述べ、津波対策を先送りしたとする指摘には「大変心外だ」と強く否定した。

 事故をめぐっては、武藤被告のほか、元会長の勝俣恒久被告(78)と元副社長の武黒一郎被告(72)が強制起訴された。最大の争点は巨大津波を予見し、対策を取ることができたかどうか。昨年6月の初公判で3被告側は「事故の予見や回避は不可能だった」としていずれも無罪を主張した。

感想
https://blog.goo.ne.jp/egaonoresipi/e/a8dd1cf08238a9aa89d1ba44e8919cb1
「東電原発裁判 福島原発事故の責任を問う」添田孝史著 ”防げた(想定内の)事故、まさに人災!”

・東北電力は、明治三陸地震(1896年)、昭和三陸地震(1933年)などについて、文献調査や敷地付近の聞き取り調査をし、女川原発の建設予定地の津波は最高3mだったと見ていた。既往最大津波をクリアすれば良い当時の設計の考え方であれば、敷地高さは福島第一原発と同程度でもかまわなかったはずだ。しかし、当時は発生場所や規模がよくわかっていなかった貞観地震(869年)などを考慮すると、もっと津波が高くなる可能性があるとして、敷地高さを14.8mにした。既往最大の五倍程度の安全余裕をとったのだ。一方、福島第一敷地高さは10m。既往最大の三倍程度だった。この初期の余裕の差が、その後だんだん姿を現してい来る「不確実な津波」に備えるかどうか、その判断に大きく影響を与えたように思われる。

この本を読むと、東電が建設費を抑制するために、予測される津波を低く設定し、かた、福島第一原子力発電所が津波に弱いとのアセスメントがでていても対策を先延ばしにしてきたことが書かれています。

東北電力と東電の違いは、まさにその判断をされた責任者の違いのようです。
安全を第一に考える責任者か、コストと自分のことを優先する責任者か。

トップに先のことを考える人を抱かないと将来のリスクは高まります。
将来より、自分のこと、自分の仲間のこと、今だけ考えているとそのツケは必ずやってきます。

欧州では”ジャパン・リスク”ということが話題になっています。
https://www.jcer.or.jp/column/kojima/index439.html
世界の10大リスクの5番目に”ジャパン・リスク”


http://www.takarabe-hrj.co.jp/clockabout.html
1,100兆円の借金で一人あたり850万円。
約550億円/1日増え続けています。


消費税Upしたら国民に還元すると政府は発言されています。
還元するくらいなら、UPする時期をその分後らせばよいことです。
還元ということでUpのダメージを抑えようとされているのか・・・。
それよりも、少しでも借金を減らして、次の世代の負担を減らすことではないでしょうか?
それを行うことがトップの役割だと思うのですが・・・。

東電のトップの判断ミスが、福島第一原子力発電所の核溶融を起しました。
まだコントロールできていません。終結の技術的確立もできていません。

日本の将来のリスク、そのために今しなければならないことがあります。
”ジャパン・リスク”が本当にならないことを願うばかりです。



政府、辺野古撤回で対抗措置へ 17日にも、沖縄県の反発必至 ”安倍首相の真摯に対応とは?”

2018-10-17 08:20:28 | 社会
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/politics/kyodo_nor-2018101601002623.html(共同通信)
 政府は16日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡り、辺野古沿岸部の埋め立て承認を撤回した県への対抗措置として、行政不服審査法に基づき17日にも国土交通相に対して審査を請求し、撤回の効力停止を申し立てる方針を固めた。政府関係者が明らかにした。

 県は8月31日に埋め立て承認を撤回し、法的根拠が失われたため工事ができなくなっていた。国の対抗措置に、県側が反発を強めるのは必至だ。

 知事選で辺野古反対派の玉城デニー氏が当選。対立の構図が続くことが確実視され、安倍政権は工事の早期再開のため対抗措置を決断したもようだ。

感想
安倍首相の(沖縄県知事選の結果を受けての)”真摯に対応する”は何だったのでしょうか?
言葉だけ美辞麗句を使われながら、行動は”真摯に対応する”の真逆のように思いました。
玉城沖縄県知事を会われたのは、大きな進歩と言えば進歩なのですが、翁長元知事に対しては大人との対応としてとても失礼な対応であり、沖縄県民の民意を無視した対応でした。それが大人の対応に戻っただけですが。

沖縄の基地軽減について話し合いを進め、そして辺野古移設をどうするか、その話し合いをされることが、沖縄県民の意志に対して真摯に対応することなのではないでしょうか?

自分の近くに基地が来ると猛反発されるでしょう。
それを沖縄に強いているのです。
日本の防衛について一人ひとりが考えていくことなのだと思います。
かっての原発が地域に多大な助成金があり、それを受けるために受入たように、米軍基地を受け入れたら多大な助成金があるなど、あるいは、米軍に頼らずに防衛を考えるとか、話し合いをすることで何か両者が妥協できる点が必ず見つかると思います。
その努力をすることが真摯に対応することだと思うのですが、安倍首相はそれをされないようです。