幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

「自分を励ます英語名言101」小池直己/佐藤誠司著 ”英語と日本語でより理解が深まる”

2021-02-24 00:30:00 | 本の紹介
Triflie make perfection, but perfection is no trifle.
ささいなことが完全なものを作る。しかし完全はささいなことではない。
(ミケランジェロ)

Never confuse a single defeat with final defeat.
ただ1回の敗北を西遊最終的な敗北と混同してはならない。
(スコット・フィッジェラルド 作家)

If you want to be loved, be lovable.
愛してもらいたければ、愛される価値のある人になりなさい
(オウィディウス 古代ローマ 詩人)

To live is to suffer, to survive is to find some meaning in the suffering.
生きることは苦しむことであり、生き続けることはその苦しみの中に何らかの意味を見出すことだ。
(フリードリッヒ・ニーチェ)

It is easy to hate and it is difficult to love.
憎むことはたやすく、愛することは難しい。
(孔子)

It is human nature to think wisely and act in an absurd fashion.
賢く考えて愚かな行動をとるのは人間の性である。
(アナトール・フランス 詩人)

We forfeit three-quarters of ourselves in order to be like other people.
私たちは、他人と同じようになろうとして、自分自身の4分の3を失ってしまう。
(アルトゥル・ショーベンハウアー 哲学者)

The best way to cheer yourself is to try to cheer somebody else up.
自分を元気づけるための最善の方法は、他の人を元気づけようとすることだ。
(マーク・トウェイン 作家)

The secret of success in life is for a man to be ready for his opportunity when it comes.
成功の秘訣は、チャンスが来たときそれに準備ができていることだ。
(ベンジャミン・ディズレリー 政治家)

The secret of getting ahead is getting started.
成功する秘訣は、スタートすることだ。
(マーク・トウェイン 作家)

What worries you, masters you.
あなたを心配させるものが、あなたを支配する。
(ジョン・ロック 哲学者)

Do what you can, with what you have, where you are.
あなたにできることをしなさい。あなたが持っているものを使って、あなたが今いる場所で。
(セオドア・ルーズベルト 第26代アメリカが衆国大統領)

Everyone thinks of changing the world, but no one thinks of changing himself.
誰もが世界を変えることを考えるが、自分自身を変えようと考える人は誰もいない。
(レフ・トルストイ 作家)

The time for action is now. It’s never too late to do something.
行動のときは今だ。何かをするのに遅すぎることは決してない。
(サン=テグジュベリ 作家)

Conviction is worthless unless it is converted into conduct.
信念は行動に移さない限り価値がない、
(トーマス・カーライル 歴史家)

Never do anything against conscience even if the state demands it.
良心に反することは決してしてはならない。たとえ国家がそれを要求したとしても。

As long as you live, keep learning how to live.
生きている限り(一生)、生き方を学び続けなさい。
(セネカ 古代ローマ 哲学者)

Man lives freely only by his readiness to die.
 死ぬ覚悟さえできていれば、人は自由に生きられる。
(マハトマ・ガンジー 政治指導者)

You cannot open a book without learning something.
本を開けば必ず何かをまなぶことができる。
(孔子 思想家)

Behavior is the mirror in which everyone shows their image.
行動は誰もが自分の実像を映す鏡である。
(ゲーテ 作家)

感想
言葉はつくづく力だと思います。

-言葉の力/信じる力-

-私を変えたひと言-

「戦国武将の叡智 人事・教養・リーダーシップ」小和田哲男著 ”武力だけでなく叡智を働かせる!”

2021-02-23 09:32:22 | 本の紹介
・武田信玄の七分勝ち
 合戦の場合、五分・六分・七分勝ちで十分だ(「甲陽軍鑑」)

・情報戦を制した秀吉の戦略(天王山の戦い)
 秀吉はこのとき二万余の大軍を率いており、明智光秀の兵が一万三千ほどというのは知っていたと思われる。しかし、光秀の与力大名である細川藤孝・忠興親子、中川清秀、高山右近、筒井順啓らが光秀陣営に加わると面倒なことになると考え、光秀与力に対する切り崩し工作をやっている。秀吉は、「信長・信忠親子は無事切りぬけられた。これから一緒に光秀を討とう」と呼びかける書状を出しているのである。

・こうして秀吉は、賤ヶ岳の戦いで勝家を破ったことを大々的に宣伝し、諸将が、「あの秀吉にはかなわない」と思わせることに成功した。このあと、文字通り、戦わずに兜を脱ぐ武将が続出することになる。中国の兵法書『孫子』の謀攻篇に、「戦わずして人の兵を屈するは、善の善なるものなり」という言葉があるが、秀吉の広報宣伝活動は、戦わずに勝人いう秀吉流戦法の極意といっていいかもしれない。

・築城は大きく四つの工程に分けられる
地選 城地の選定
経始 どこに堀を掘るのかとか、本曲輪(本丸)をどこに置くかといったグランド・プラン作り
普請 堀を掘ったり、土塁を築いたり、石垣を積んだりする土木工事
作事 建築工事。居館の建物、城門、櫓などの木造建築

・寵臣を重用したために家を滅ぼした武将としてすぐ頭に浮かんでくるのは、周防山口の大内義孝である。義隆は、全盛期には周防のほか、長門・豊前・筑前・備後・岩見・安芸の七か国の守護職を兼ね、重要なところには重臣たちを守護代として送り込んでいた。
義隆は八人の中で寵臣の相良武任一人を重く用いるようになり、次第に他のメンバーとの間にぎくしゃくした気持ちが芽生え始めた。ついに隆房らは挙兵し、山口に攻め込み、義隆は逐われ、長門の大寧寺まで逃れた。
この大内義孝とは全く逆で、家臣の意見に耳を傾けていたのが黒田長政である。
居城を名島城から福岡城に移したとき、福岡城内に一つの部屋を用意させ、月のうち三日、日を決めて、長政自身がその部屋に詰めているのである。注目されるのは、そのとき、「何かいいたいものがいれば、途中を通さなくていいから、その部屋に来い。直接話を聞こう」といっている。
その部屋を「釈迦の間の異見会」というようになった(お釈迦様の絵が掲げられたことから)。
当時は、意見を異見という字で書くことが一般的だったからです。異なる見解、諫言もこの「異見」に該当する。

・「おもてなし」は漢字で書くと「御持成」で、馳走、饗応の意味である。コミュニケーションづくりには欠かせない。
武田信玄の重臣をもてなす織田信長

・武将として習得しておかなければならないものの第一にあげているのが和歌と連歌である。ついで有職(ゆうそく)と書札礼をあげている。有職とは有職故実のことで、いわば日常生活に必要な先例に関する知識のことであり、書札礼は、手紙を書くときのきまりである。

・「盤上の遊」というこで具体的に名前が挙がっているのは囲碁と将棋である。

・秀吉が甥で養子の秀次に与えた四か条の訓戒状
秀吉は、茶の湯・鷹狩り・女狂いなど、「自分の真似をしてはならない」と釘をさしながら、
「ただし、ちやのゆはなぐさみにて候条、さいさいちやのゆを致し、人をよび候事をはくるしからず候」とつけ加えている。
 茶の湯
 ・「主客同座」と「一味同心」
 ・個室(密談も可能)
 ・無刀(いのちの危険がない)

・山城国一揆と住民の自治
国人たちが団結し攻撃を加えるなど、毅然たる態度で交渉を繰り返した結果、両軍(畠山政長と義就の争い)を撤退させることに成功しているのである。
南山城地域は、三十六人衆といわれる国衆が中心になって支配が行われる。

・幅広く読まれていた中国の古典籍
『論語』と『孟子』は必読文献で、庶民教育にも使われている。
武将子弟は、「武経七書」が加わる。
『孫子』; 『呉子』; 『尉繚子』; 『六韜』; 『三略』; 『司馬法』; 『李衛公問対』

感想
武将は武力だけでなく、叡智を働かせないと勝ちあがれないのがよく分かりました。
これはビジネス社会でも同じなのでしょう。

「できる課長は『これ』をやらない」安藤広大著 "これまでの良いことが良くないリーダーのやり方”

2021-02-22 00:30:18 | 本の紹介
・識学は、組織内の誤解や錯覚がどのように発生するのか、どのように解決できるのかの答えをもっている学問です。組織に発生している誤解や錯覚をひも解いていくことで、あらゆる規模・業種の会社が円滑に回るようになり、働く人達が成長できる環境をつくれるようになります。

・他者評価だけが、その評価によって対価を得られる。
評価には自己評価と他者評価があり、自己評価が高いことには価値はありません。

・できる社員は、誰から評価を得なければいけないかを間違えない。

・上司から指示を受けたら、まずゴールまでの道のりをイメージするようにしています。そして、もし、問題を発見したら、取り組む前に上司に報告することを心がけています。

・できる課長は部下と友だちのように接しません。上下の関係が崩れたときに、チームの機能は停止し、結果的に全員が不幸になることを肝に銘じましょう。

・「悪いこと」の三つの意味(頻繁に部下と飲みに行く)
1) 上司と部下の関係の根幹部分が崩れ去ってします
2) 部下が上司に必要とされていると勘違いをしてしまう
3) 競争が発生しにくくなる

・できる課長は、部下に「お願いします」を使わない

・できる課長は背中で見せない

・できる課長は数字の未達より挨拶しないことを許さない

・できる課長は、部下の「モチベーション」を気にしない

・怒ったあと、理想の状態にならないワケ
1) 上司を1人の人間として見てしまう
2) 怒られることで安心してしまう
感情よりルールが大事

・(上司が部下に仕事の細部に)口出ししてはいけない理由は?
1) 部下が、上司から口出ししてもらうことを前提とした動きしか取れなくなる
2) 常に言い訳の材料をもち合わせた状態で仕事をさせることになる

・部下を無駄に誉めてはいけません。部下が認識する「当たり前の基準」が下がるからです。部下の未来の成長を考えたときに上司がやるべきことは、無駄に誉めないことです。

・できる課長は頑張っている姿を評価しない
広い意味でのプロセス評価自体は否定しません。
客観的事実を評価するからこそ、評価の機能が活きる

;できる課長は「もっと気合を入れます」を許さない

・できる課長は部下の「腹落ち」を求めない
部下は本質的に、上司の指示に腹落ちするための材料を持ち合わせていないということです。腹落ちするということを、「指示の意味について本質を理解し、それに同意すること」と分解して定義し、解説します。まず、「指示の意味について本質を理解する」ことが部下に可能かどうかです。
この本質を理解するために絶対に必要な要素があります。それは「実行」です。実行してみて初めて本質を理解できるのです。

・できる課長は部長の威をを借りない
・上司に求められことをやり続ける人だけが出世し続ける

・できる課長は、自分は会社の成長のためにいることを忘れない

・「できる課長」からかけ離れた「よいリーダー像」とは
1) 会社と闘い部下を守るよいリーダー
2) お客様のために会社と闘うよいリーダー

・(部下を)管理するために重要な設定と評価
1) 部下やチームの未来に必要であると思うことを設定する
2) 明確に設定する

感想
これまでリーダー像として良いことが良くない場合があるということです。
株式会社識学を設立後、約年半で400社以上のコンサルティングを行ったそうです。

確かにと思うところもありましたが、やはり自分は社員の気持ちを大切にするマネイジメントを選択したいと思いました。

識学では「できる社員は、誰から評価を得なければいけないかを間違えない」とのことです。
そうすると、忖度はとうぜんになるのでしょう。
評価する人の顔を見ているから、財務省の安倍前首相への忖度があったのでしょう。
確かに、評価してくれる人のために行動したので、出世させてもらえたようです。

菅首相の息子の会社への総務省の忖度がありました。
しかし、今責任を一部取らされています。
後々、責任を取らされた人も菅首相からその後の面倒をみてくれるのかもしれませんが、忖度する場合も“上手く”しないといけないのかもしれません。
・わからないようにやる
・内部告発されないようにやる
・内部告発されても、”桜を見る会の前夜の懇親会”の上司に迷惑をかけないようにする
忖度する場合も、録音や記録の文書を残して自己防衛は必須のようです。
そうしないと、ゴミのように捨てられてしまうかもしれません。

https://corp.shikigaku.jp/introduction#
識学は「経営者・マネージャー・部下、全ての社員が無駄なストレス無く、仕事に集中できる組織」を作り上げ、成果をあげる為のマネジメント理論です。
「評価に対する部下の不満」「権限が不明確なことによるマネージャーの怠慢」「社員からの意見に左右され意思決定できない経営者」など、組織パフォーマンスを下げる要因を排除できることは、識学の利点のひとつです。
部下が「何が成果であり、評価されるのか」を自覚し、マネージャーが「自身の責任と権限」を理解し、社長が「市場で勝つ為の経営判断を選択」できる組織は、大きな成果を生み出し、全ての社員を幸せに、豊かにします。

経営者の皆様へ
識学は「成果の上がる組織をつくる」理論です。
短期的に効果が現れ、長期的に成長し続けられる組織となるための「経営者」と「マネージャー」のための理論であり、これを「体系化」「ロジック化」している点で一般的なマネジメント研修と大きく異なります。
逆に「社員の気持ちに寄り添う」「部下を感情的に叱る」といった精神論には一切言及せず、また排除しています。
識学を導入された経営者様の多くが、その後の「売上」「業績」を3ヶ月以内に大きく向上させています。

導入企業の社員の皆様へ
識学は「成果の上がる組織をつくる」理論です。
短期的に効果が現れ、長期的に成長し続けられる組織となるための「経営者」と「マネージャー」のための理論であり、これを「体系化」「ロジック化」している点で一般的なマネジメント研修と大きく異なります。
逆に「社員の気持ちに寄り添う」「部下を感情的に叱る」といった精神論には一切言及せず、また排除しています。
識学を導入された経営者様の多くが、その後の「売上」「業績」を3ヶ月以内に大きく向上させています。

財を遺すは下、仕事を遺すは中、人を遺すを上とする ”野村監督の名言集”

2021-02-21 10:16:20 | 社会
http://野村監督.com/3068/
財産を遺すよりも、業績を遺すよりも、人材を遺すことのほうがもっと尊いという意味である。
あなたの歩いた後に、大きく羽ばたく後輩が輩出しているだろうか。
どれだけの才能が花開いているだろうか。

感想
会社では、この人材を遺すを実践している人を評価しません。
目の前の利益を評価しがちです。
人材育成に時間をかけるということは、未来の利益に投資しているのですが。
今だけの利益を優先する人は、種もみも食べている人なのですが。

「野村ノート」野村克也著 ”リーダーとして大切なこと”

「世界史の極意」佐藤優著より
労働力の賃金
1)労働者が次の一か月働けるだけの体力を維持するに足るお金
2)労働者階級を再生産するお金。つまり家族を持ち、子どもを育てて労働者として働けるようにするためのお金が賃金に入っていいないといけません。
3)資本主義社会の科学技術はどんどん進歩していきますから、それにあわせて自分を教育していかなければいけない。そのためのお金。
この考え方はマルクスの最大の貢献でした。 これを業務に当てはめると下記になります。
1)実際の業務に必要なリソース提供
2)新人に教えて業務ができるようにするための教育訓練のリソース提供
3)業務に必要な知識や新しい情報に関する知識を高めていき今の仕事を改善していくためのリソースの提供
優秀なマネイジメント層は2)、3)に注力しています。3)に注力している上司は、未来の姿に投資を行っています。自分の今の成果による評価より、会社の未来に種を蒔いているのです。それが大きな品質問題を防いでくれるのです。 経営のトップや人事労務は、1)だけだと思って業務に要する工数だけに限定していないでしょうか? 2)を見ている会社はあると思います。しかし、3)を見ている会社はどの程度あるでしょうか? 
 2)のリソースが不足すると、逸脱&OOS/OOTを多く出てきます。返ってそれで時間を費やしてしまうのですが。  3)ができなくなっている製造所が増えていないでしょうか? そのため、自ら改善する力を失くし、品質にほとんど貢献しない意味の内業務をSOPに定まっているからと延々と行っていても見直していません。何が品質に貢献し、何はしなくてもよいか、それを現場で考えるのですが、それができなくなり、SOPに書いてあることを行うオペレーターになっていないでしょうか? もちろんマネイジメント層にも言えることですが。

阿川佐和子さん「サワコの朝 西川梧平さん」 ”7本指のピアニスト”

2021-02-20 12:22:44 | 生き方/考え方
演奏で弾く指は7本のピアニスト。
46歳。米国で活躍。20代半ばで、「ジストニア」を発症。
普段は指は動くが、ピアノを弾くときに指が伸びない。
演奏家に多い病気。
初めは筋肉疲労だったと思った。
すごい練習量で痛めたかと思う。
昔は治らないと言われたが、再生医療などで可能性が出てきたが・・・。

記憶に残る曲「ノクターン第2番変ホ長調/フレデリック・ショパン」
中学の時に聞いた。こんなよい曲があるのかと。
24歳でニューヨークへ。
先生が好きで、15歳でピアノの道へ。
先生から「3歳から皆やっている」
先生が移った大阪短期大学に入学した。
卒業後老舗和菓子店に就職した。
販売も経験した。
練習だけはしていた。
ディヴィッド・ブラッドショーが日本に来る。その前でピアノ弾いてみないか。
お店が忙しくて、断ったら、先生から「おまえ忙しいのに、何を躊躇しているだ。
上手くできなくて、中断したら、ブラッドショー先生が来てくれた。
「気持ちを表現する技術はないんだね」
「君は何をやりたいんだ」
「音楽をやって世界を回りたい」
「だったら家に来て、家賃はいらないから、今からやらないか」
日本に帰る前に、一度コンサートしてみないか。
リンカーンホール。怖いからキャンセルしようとしたら、せっかくのチャンスだからやってみたらよい。
ぐちゃぐちゃになってしまう前に、失神すればよい。
私が「日本からのピアニストが情熱の高ぶりで失神した」と言うからと。
実施に19世紀のピアニストが演奏会で失神した。
死後、日記からそれは演技だとわかった。
その話を先生がしてくれた。そしたら気持ちが楽になった。
練習のしすぎでジストニアを発症した。
脳の病。普段は思い通り動くが、鍵盤をたたくと動かなくなる。

NYから1時間くらいのとこにある幼稚園へ行き、人前で動かない指で、子どもの前で演奏した。当時は5本が動いた。
子どもたちが聴こえて来た音に反応して体を動かして歌ってくれた。
それまでは前と比較していた。助けてくれたのは子どもたちだった。
3本動けば和音が、2本あればメロディーが弾けると思った。
当時は、いかに上手く弾こうかと思っていた。
今はどれだけ感情を表現しようかと思って弾いている。

NYの自宅で、黒人が2人入ってきた。注射器を持っていた。
怖い。その注射器を自分に向けた。強盗だった。最初は恐怖心だったが、好奇心が出てきた。
どういう幼少時代を過ごせば泥棒になるのか興味が出てきた。
「話して良いか?」と言ったら、「だまれ!」と言われた。
そこで、「どういう幼少時を過ごしたのか知りたくなった」と伝えた。
そうしたら、「4歳から父親から虐待を受けた。母親がアルコール中毒。そして小さい時から自分はホームレスになった。お前にその苦しみがわかるか?」と言われた。
「家にはなにもないけど、何でも取ってよいから」と言ったらと言った。「お前日本人か? お前ら日本人は優しい文化があるが」と言われた。日本の文化を褒められたのでそれを表現しないといけないと思い、そこで、「美味しいお茶があるから飲まないか」と言ったら自由にしてくれた。それから「ブラザー」と呼ばれた。
8時間泥棒はいた。
カーネギーホールのポスターがあった。小ホールで20回ほどコンサートしたことがある。
「お前すごいな」と言われた。一人が「俺今日が誕生日だ」と。
そこでハピーバースデイを演奏した。
近所迷惑かと思った。でも気づかれたも良いかと。
「人から自分の誕生日をピアノで祝ってもらったのは初めてだ」と言われた。
1時間半演奏した。
泥棒がが帰る時に「お前家に鍵かけとけ!」とアドバイスされた。
人生であれだけ説得力のあるアドバイスは初めてだった。

2曲目 リアム・ピッカー作曲「Winter」
18歳でうつ病にかかって自死した作曲家。
日本のドラマかがとても好きだった。
お母さんが息子は日本に行きたいと言ってた。
それが叶わなかった。
自分の息子が残した曲を、日本人に弾いて欲しかった。
そして検索エンジンをかけて自分に連絡があった。
カーネギー・ホールで演奏した。

ピッカー君が恥ずかしそうにそこに立って聞いているのをイメージしました(サワコ)。
だったら嬉しいです(西川悟平)。

感想
逆境で、出来ないことを恨むか、出来ることを生かすか。
まさにその人生を歩まれているようです。

好きなことにチャレンジする。
チャレンジとは、将来の不安がいっぱいですが、それに賭けて、そしてそのための努力をすることなのでしょう。

強盗とのやり取りも、西川悟平さんの優しさを物語るエピソードでした。
大阪出身で、言葉がとても合っていました。

演奏中に意図的に失神すればよいは、まさにロゴセラピーの”逆説志向”です。
失敗を気になるなら、意図的に失敗しようと思うと気持ちが楽になります。

-ロゴセラピー(ヴィクトール・フランクル「夜と霧」)-