幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

「『生ききる』力」林田憲明著 ”日野原重明先生の意思を引き継ぎ & ロゴセラピーの視点も加味した治療実践”

2021-02-07 10:24:12 | 本の紹介
・「意味のある目標を持つこと」が患者さんを治す時もある。医者や薬が及ばない治療がある。

・自分でも意識していない不安や緊張が隠れていることがある。

・100人の患者さんに100通りの医療があるべき。医療は物語で完結する。

・「こうなったらどうしよう」という気持ちを逆手にとってみる。“逆説志向”の治療法

・薬なしでも健康になれる、と自分を信じること。薬と毒は紙一重。

・よく生きたものには潔い死が訪れる、見事な死は他者の心に生き続けるという二つの意味で、私は「死ぬことは生きることだ」という言葉を思い出しました。

・Nさんが母親から聞いた最後の言葉は、「あなたは、これから自分の思った通りの人生を生きるのよ」だったそうです。それは自分の人生を生きることのできなかった母親が、娘に託した最後の夢だったのかもしれません。

・堀文子さん独特の考え方ですが、膝が悪くなり正座できなくなれば、それは「膝の死」であり、耳が遠くなればそれは「耳の死」と考える。
堀文子著「ひまわりは枯れてこそ実を結ぶ」
https://bookmeter.com/books/12425193

「人に頼らずに自分の力で考え、その結果に対しても自分で責任を持つ」

・医学的にも、安定した情緒を持つ人たちは自律神経の副交感神経優位の状態が長く続くため、免疫力も高まることが知られています。

著者のプロファイル
https://japan-logotherapy.com/a_hayashida.htm

1946年 神奈川県生まれ。
1971年 東北大学医学部卒業後、聖路加国際病院研修医。
1973年 同病院内科勤務。
以降 内科部長、ハートセンター長、副院長を歴任。
2010年 会員制健康クラブ「聖路加フレンズ」の電話相談・面談・外来診療を担当

2010年、循環器医として40年務めた病院を定年退職しました。
その2年後、縁あってロゴセラピスト講演会を聴き、今まで聞いたことのない内容に衝撃を受けました。相手と互いに人間として出会い、どんな境遇においても生きる意味を見出そうとするロゴセラピーの考え方は、私の実践する医療においては、患者さんの声に以前より耳を傾け、寄り添う態度を取りながら、病気の癒しにつなげていくプロセスを支えてくれるものとなっています。
さらに今では、ロゴセラピーは私自身に対しても「この状況で今、私はどのように行動することが要求されているのか?」と絶えず問いかけてくる“意味の羅針盤“のような存在だと思うようになりました。
これから残された時間をどのように生きるか、フランクルが静かに見守っていてくれるような気がしています。

感想
このような先生に診ていただきたいなと、読後に思いました。

そして、当たり前ですが、医療も薬も限界があることです。

”心身一如”と言いますが、心と身体は密接に関係してます。
さらに心と身体の上位に”精神”(考え方/生き方)が大きく影響していると言うことです。
夢が希望があれば、頑張れることができます。
痛みも後1時間で消えるとか希望があれば我慢できます。
いつまで痛みが続くかが分からないときに、自らこの痛みは必ずいつか和らぐとの希望を持つことができるかどうかなのでしょう。

”自明灯”、真っ暗な夜道に自ら灯火を点け、自分の足元を照らし、一歩一歩前に向かって進んでいくことなのでしょう。
その灯火は周りの人の灯火にもなるでしょう。
まさに、林田先生はそうして、これまでも、これからも患者さんの治療にあたられて行かれると思います。

-ロゴセラピー(ヴィクトール・フランクル「夜と霧」)-
http://inorinohinshitu.sakura.ne.jp/logo.html


「いのちの授業日野原重明」 ”いのちは時間。いのちは自分が使える時間。長生きするということは他の人のためにその時間を使えるということ”

「どうよく生きどうよく老いどうよく死ぬか」日野原重明著 ”言葉は多くの人の心の中で生き続ける”

「幸福な偶然をつかまえる」日野原重明著 ”セレンディピティ 偶然を生かす”