英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

『将棋世界』7月号 実戦に役立つ5手7手詰 その3 解答① (勝手さんへの挑戦状)

2012-09-15 16:59:01 | 詰将棋
「『将棋世界』7月号 実戦に役立つ5手7手詰 その3」の解答です。

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 初図で▲1七歩は打ち歩詰めです。その打開がテーマです。
 打ち歩詰めの解消の手筋の一つに、守備駒の強化(打ち歩詰めの地点に守備駒を利かせる)があります。今回はその手筋を用います。
 ▲2七角(途中図1)と打ち、△2七同と(途中図2)と守備駒を寄せます。


 2七にと金が来たので、▲1七歩(途中図3)に△1七同と(途中図4)と取ることができます。


 打ち歩詰めは解消できましたが、△同とと取られて詰まないのでは、本末転倒です。
 打ち歩詰めの解消のためにと金を引っ張りこみましたが、それと同時に2六の利きも消えたので(実はこれが打ち歩詰め打開の真の目的)、▲2五銀△同桂に▲2六龍で詰みます。


【詰め手順】
▲2七角△同と▲1七歩△同と▲2五銀△同桂▲2六龍まで、7手詰


   ………と、ちょっと待ってください。
 玉方の4五の角がいなくても、詰め手順が成立します。とすると、4五の角は不要駒




 実は、やはり4五の角は必要な駒なのですが、勝手さん4五の角の存在の意味を考えてみてください。
 ちなみに、上記の詰め手順は間違っていません(正解手順です)。
コメント (4)
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