英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

『将棋世界』7月号 実戦に役立つ5手7手詰 その4 【解答】

2012-09-25 00:11:32 | 詰将棋
「『将棋世界』7月号 実戦に役立つ5手7手詰 その4」の続きです。

【関連記事】
「『将棋世界』7月号 実戦に役立つ5手7手詰」
「『将棋世界』7月号 実戦に役立つ5手7手詰の解答」
「『将棋世界』7月号 実戦に役立つ5手7手詰 その2」
「『将棋世界』7月号 実戦に役立つ5手7手詰 その2 【解答】」
「『将棋世界』7月号 実戦に役立つ5手7手詰 その3」
「『将棋世界』7月号 実戦に役立つ5手7手詰 その3 解答① (勝手さんへの挑戦状)」
「『将棋世界』7月号 実戦に役立つ5手7手詰 その3 解答② (勝手さんへの挑戦状)」



 初形を見ると、なんとなく、「桂の吊るし詰」で「馬が邪魔」じゃあないのかなと思います。で、初形から馬を失くすと……「なるほど」となるわけです。
 で、取りあえず馬を失くす、馬を捨ててみましょう。▲2三馬には△1一玉の一手で、そこで▲1二馬と捨てます。これに△1二同飛は▲2三桂で詰みなので、△1二同玉(途中図1)とします。

 この図は、初図から馬が消えた局面です。実戦だと大損なのですが、強力な馬がいない方が良いというのが詰将棋の面白いところです。
 途中図1からは、桂を打って跳ねるだけです。

【詰手順】 
▲2三馬△1一玉▲1二馬△同玉▲2四桂△1一玉▲2三桂不成まで、7手詰





 初手▲1六歩は打ち歩詰です。
 打ち歩詰回避の手段としては、
①攻め駒を捨てて攻撃力を減らす
②攻め駒を捨てて玉の包囲網を解く
③玉方の駒を呼び込んで打ち歩詰の地点を守備力を強化させる
④玉方の駒を移動させて玉の逃げ道を作らせる
 などがありますが、初手で▲2六角と捨てるのは△2六同歩で4六の飛車の利きを遮断できます(①~④のいずれとも微妙に違います)が、今度は3五の馬の利きが通ってしまい、やはり▲1六歩が打ち歩詰となってしまいます。
 そこで、▲1六飛と飛車の方を捨ててみます。△1六同玉には▲1七歩△1五玉(途中図2)と押さえるよりありません。

 初図と比べると、玉の頭(1六の地点)を押さえているのが、飛車から歩に変わって、攻撃力が減少しています。なので、①の効果と考えられますが、実は違います。1七に歩が居るというのが大切なのです。
 途中図2で▲2六角△同歩(途中図3)と捨ててみると

今度は、1七の歩を突いて詰ますことができます(突き歩詰)。(詰め上がり図は省略)

 先述した①~④のどれにも属さない手法の、歩の設置からの突き歩詰という手筋でした。
 と言っても、私は専門家ではないので、①~④の分類もいい加減ですし、「歩の設置からの突き歩詰」が珍しいのかもよく分かりません。
 でも、気持ちが良いので星印(三重丸)を付けました。

【詰手順】
▲1六飛△同玉▲1七歩△1五玉▲2六角△同歩▲1六歩まで、7手詰
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

セイタカアワダチソウ、コスモス

2012-09-24 13:32:56 | 歳時メモ
 昨日(23日)から秋の空気に入れ替わり、夏の終わりを感じた。
 そのせいか、山あいのセイタカアワダチソウが色づき始めた。昨年より1週間ほど遅め。里はセイタカアワダチソウと認知できる程度にうっすら黄色くなり始めた。
 ピンクのコスモスも早咲きのコスモスは見ごろになりつつある。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『平清盛』 第37話「殿下乗合事件」

2012-09-23 15:04:10 | ドラマ・映画
 清盛の孫と摂政・藤原基房の御輿が睨みあい。
 筋としては摂政を立てるべきで、清き心、正しき心の重盛は摂政の顔を立てようとする。
 基房もその重盛の性格を考えた上で、御輿を襲った。
 ただ、年端もいかぬ子どもに暴力を振るうとは、仮面ライダーにあるまじきの細川さん。


 着々と日宋貿易の準備を整える清盛。
 国と国との貿易にするため、国の代表者・治天の君の後白河法皇を福原に招き宋の代表と面会させる必要があった。ここで口の達者な時忠が活躍して、法皇をおびき寄せることに成功。
 そんな時に、都の騒動が清盛らの耳に入る。

清盛「なるほど、重盛らしい裁断じゃ」
盛国「まこと公明正大、実に正しいお考えと存じまする」

時忠「されど、いささか正し過ぎましょう。正し過ぎるということは、もはや間違うていることに同じにござります」


 時忠、本領発揮の回であった。
 



清盛「時忠、わしはいよいよこの先、国造りに本腰を入れねばならぬ。都に憂いを残しとうないのだ」
盛国「……」
時忠「……………」
清盛「わしがこの福原で、新しき国造りに勤しめるよう、そなたは都でそなたの務めを果たしてくれ」
時忠「……………」(ゆっくり目を伏せる)
盛国「……」(時忠をちらりと見て、信用できないという表情)
清盛「………」(酒を飲み、やや遠くに目をやる)



 平家一門も、重盛の態度に不満げ。
 時忠は、そういった状況と清盛の心を汲み取り、基房の御輿を郎党を使って襲う。
 暴力に恐れおののく細川さん、またも、仮面ライダーにあるまじき無様さ。

 結局、時忠の暗躍によって、事は丸く収まった……
  ………しかし、自分の信念が否定されたようで、重盛の心は穏やかではなかった。


 清く正しく誠実で優しい重盛、私は好きだぞ!
 今までで一番面白かった。

【ストーリー】番組サイトより≪放送前≫
 1170年、清盛(松山ケンイチ)は日宋貿易を本格化させるため、後白河法皇(松田翔太)を福原に招き宋の使者と面会させる。法皇が京を抜け出し、外国人と直接会うなど前代未聞と、貴族たちは恐れおののく。そんな中、摂政・藤原基房(細川茂樹)に重盛(窪田正孝)の子たちが侮辱されるという事件が起こる。
 重盛は摂政の顔を立て、問題を穏便に解決しようとするが、平家一門の怒りはおさまらない。そのことを知った清盛は何も語らないものの、意を察した時忠(森田剛)は、郎党たちを使い基房の御輿を襲う。


≪放送後、通常はこちらの粗筋をアップするのですが、文章が下手だし、内容も正確ではないので、両方、アップしておきます≫
 新しき国づくりをめざす平清盛(松山ケンイチ)は、宋との交易の窓口を大宰府ではなく福原にするため、宋の要人を福原に招くことを考える。さらに正式な国交を開くため、その場に後白河法皇(松田翔太)にも列席してほしいと願う。
 宋から要人を招くためには、貢ぎ物として金(きん)が必要だった。そこで清盛は、奥州を治める藤原秀衡(京本政樹)を鎮守府将軍という要職につけ、その見返りに奥州特産の金を入手することに成功する。しかし、後白河を招くには問題があった。まず、法皇が宋人と面会することは前例がなく、先例を重んじる朝廷の猛反対が予測された。さらにせんだっての強訴の一件から、後白河との関係は悪化したままであった。
 そこで清盛は、官職を解かれて暇を持て余していた時忠(森田剛)を後白河への使者として送る。人の心を読むことを得意とする時忠は、後白河に奥州の鳥の羽根を献上。新し物好きの彼の好奇心をたくみにあおり、宋人との面会の約束を取り付ける。
 そんな平家の動きをいまいましげに見ていた摂政・基房(細川茂樹)。ある日、基房は平家を陥れる機会を手にする。京の橋で鷹(たか)狩りから帰る途中の重盛(窪田正孝)の嫡男・資盛(すけもり・大西健誠)と鉢合わせした基房は、因縁をつけて従者たちに資盛を襲わせる。礼儀を重んじる重盛ならば、わが子が辱めを受けても摂政の基房には復しゅうすることはないと計算しての犯行だった。
 基房の予想どおり、重盛はこの事件について礼節を欠いていた資盛を叱るのみだった。時子(深田恭子)は、平家と藤原摂関家の一大事であり、訴えるべきだと主張するものの、重盛は聞き入れない。このことを知った福原の清盛や盛国(上川隆也)は、重盛らしい公明正大な裁断だと評するが、その場にいた時忠は正しすぎることは間違っていることと同じだと非難した。
1170年9月、清盛はついに福原に宋国の使者と後白河を招き、対面させることに成功した。こうして、宋との交易を要とする国づくりが実現に一歩近づいた。法皇が宋人と会ったという前代未聞の出来事に朝廷は混乱するが、基房は再び平家の輿(こし)でも襲い、平家の土台をたたき壊せばいいと息巻いた。
 そのころ福原では、新しき国づくりに専念するため、清盛が時忠に都での憂いを取り除くように命じていた。京・六波羅では平家一門が集まり、相変わらず基房への仕返しをすべきだと重盛を問い詰めていた。ほかならぬわが子が侮辱されたにもかかわらず、重盛は棟梁たるもの私心で物事を決める訳にはいかないとはねつける。
 そんな折、事件は起きた。基房の輿を謎の武装集団が襲ったのだ。次々と従者たちの髷(まげ)が切り落とされて、基房も底知れぬ恐怖感を抱く。それはすべて時忠の策略だった。内裏に出仕した重盛は、基房をはじめ貴族たちが突然、平家に対して従順になっているので、何かがあったと察する。慌てて館に帰ると基房が襲われた一件は、すべて重盛の策略だったということになっており、平家一門はよくぞ復しゅうしてくれたと重盛を褒めたたえた。
 重盛は妻・経子(高橋愛)とふたりきりになると泣き崩れ、穏便に事をすませようとした自分を責め、父・清盛のように冷酷にはなれぬと嘆いた。
 その後、都には赤い装束を身に着けた少年の一団があらわれ、平家を悪く言う人々を捕まえるようになった。彼らは禿(かむろ)と言い、しだいに人々は平家に恐怖感を抱くようになっていった。
 一方伊豆では、頼朝(岡田将生)が相変わらず毎日を無為に過ごしていた。側近の藤九郎(塚本高史)は外に出ようとしない頼朝を北条時政(遠藤憲一)の館へと連れ出す。宴(うたげ)が始まり、集まった東国武士たちが酒のさかなに都での平家の横暴についてうわさ話を始めた。そして、平家に独善的な政治を許しているのも、かつて平治の乱で源義朝(玉木宏)が浅はかな行動をとり、源氏が失墜したせいだとの話になった。それを聞いていた頼朝が突然、声を荒げた。「源氏は滅びぬ」と。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『東野圭吾ミステリーズ』 第11話(最終回)と総括

2012-09-22 13:14:34 | ドラマ・映画
根岸峰和(小澤征悦)共々(ともども)騙された~!という感じ

 妖艶な鈴木京香、豪胆なようで繊細な小澤征悦、矢田亜希子の思い込みの激しい聖女ぶりが嵌まっていた。夫一筋の妻役の西田尚美には違和感を感じたが、それが「裏に何かある」と思わせる効果があった。
 「妻と晃代(鈴木京香)が共謀して、夫に復讐した」…違った。
 「殺された妹から加害者の精子を摂取し冷凍保存して人工授精させたとは」…真っ赤な嘘。
……やられました。
 それにしても、血を引くわが子を犯人を追いつめる元凶にするとは……すごい精神攻撃

 殺された元恋人だが、「そんな結婚で幸せになれるはずないもの。私、相手の人と話する。あなたが不幸になるの見たくない」と言われたら、正論過ぎて根岸の立場だったら逆上するかもしれない。もっと、普通の女性だったら、殺されなかったのに。

 ひとつ分からないのは、養子縁組の条件で「夫婦ともに健在」の項目。この夫婦の場合でなくても、不慮の事故や病気でということは有り得る。「夫婦ともに」というのはかなり縛りが強いし、どちらかに不幸があった場合、残された配偶者は、相手を亡くしたうえ子どもを手放さなければならないという不幸に見舞われてしまう。
 実際、このドラマの妻もかなり悲惨であった。


※ストーリーの下にシリーズの総括があります
【ストーリー】番組サイトより
中尾章代(鈴木京香)が院長の『中尾レディースクリニック』に、根岸峰和(小澤征悦)、千鶴(西田尚美)夫婦がやって来た。章代は不妊治療に取り組む傍ら、それでも子宝に恵まれない夫婦に、望まれずに産まれた子供の養子縁組も行っている。この日、根岸夫婦は章代が手配した子供に会いに来たのだ。千鶴は手放しで喜ぶのだが、峰和は“特別にお持ちした話”という章代の言葉に引っかかるものを感じる。
『根岸コーポレーション』専務の峰和は、社長の義政(竜雷太)の娘、千鶴と結婚した根岸家の婿養子。他人を蹴落とし、なりふり構わず出世して来た峰和が、章代の言葉に疑問を持つのも無理は無い。義政からも、章代とは後腐れのないようにしておけと釘を刺された。

そんな時、峰和は章代に呼び出される。そこは、峰和がかつてよく使っていた店だった。章代は峰和に養子縁組の5つの条件を確認。それは、赤ちゃんを愛すること。経済的余裕。家庭内不和がない。夫婦ともに健在。そして、夫婦ともに犯罪歴がないこと…。そんな章代に、峰和は特別に世話をしてもらった礼だと小切手を渡そうとするが断られてしまう。章代は自ら調べた峰和の経歴が自分に似ていると話す。そんな章代の話に、峰和は“特別”の意味が自分に気があるということではないかと思い…。



総括
★第1話「さよならコーチ」
 唐沢寿明、田中麗奈、戸田菜穂、西岡馬
 脚本 - 坂口理子、高橋幹子
 演出 - 河毛俊作
ヒロインの執念を感じた。裏も深くミステリー度は高かった。
 ミステリー性 9点  (ミステリー性…トリックや真相の意外度や深さ) 
 ドラマ性   9点  (ドラマ性…キャラやドラマとして隙か嫌いか)
 計     18点


★第2話「犯人のいない殺人の夜」
 坂口憲二、白井晃、雛形あきこ、中原丈雄
 脚本 - ひかわかよ
 演出 - 澤田鎌作
犯行の真相(犯人の計画)に裏を書かれた
 ミステリー性 9点
 ドラマ性   7点
 計     16点


★第3話「エンドレス・ナイト」
 松下奈緒、大杉漣、田中幸太朗
 脚本 - 田辺満
 演出 - 河野圭太(共同テレビ)
退屈だった。見どころはヒロインのどんでん返し(最後の関西弁)だけだった。
 ミステリー性 4点
 ドラマ性   5点
 計      9点


★第4話「レイコと玲子」
 観月ありさ、大野いと、平田満、吉田栄作、浅見れいな
 脚本 - 川村泰祐、山本健介 脚本協力 - 鎌田哲郎
 演出 - 川村泰祐
裏が見え見えでアリキタリだったし、犯行の主体性がなく矛盾。ヒロインにも魅力を感じない
 ミステリー性 3点
 ドラマ性   3点
 計      6点


★第5話「甘いはずなのに」
 反町隆史、加藤あい、北見敏之、大塚良重
 脚本 - 坂口理子
 演出 - 小林義則(共同テレビ)
ストーリー(事件の真相)は単純だったが、思わせぶりな演出に裏を予想したが、その裏を書かれた気もする。
 ミステリー性 5点
 ドラマ性   6点
 計     11点


★第6話「シャレードがいっぱい」
 長澤まさみ、安藤政信、池脇千鶴、マイコ、志賀廣太郎、妻夫木聡
 脚本 - 鎌田哲郎、石井克人、山本健介
 演出 - 石井克人
軽いミステリードラマとしては、キャラも面白く、楽しめた。が、ミステリーとしては浅く、無理がある。それを、元恋人の俳優(妻夫木聡)を最後に明かすという小細工でカバーしようとした。私が原作者だったら激怒するところだ。
 ミステリー性 1点
 ドラマ性   8点
 計      9点


★第7話「白い凶器」
 戸田恵梨香、ユースケ・サンタマリア、平岡祐太、千賀健永、菅原大吉、鷲尾真知子
 脚本 - 川崎いづみ
 演出 - 林徹
「白い凶器」というタイトルに動機が隠されていた。真相も「そうだったのか」と納得。どらまとしての雰囲気もよかった。怪奇的なラストはマイナス。
 ミステリー性 8点
 ドラマ性   8点
 計     16点


★第8話「小さな故意の物語」
 三浦春馬、波瑠、大野拓朗、三吉彩花
 脚本 - 川崎いづみ
 演出 - 並木道子
青春の甘酸っぱくほろ苦い雰囲気は非常に良かった(画的にも)。
事件の真相には無理があった。
 ミステリー性 5点
 ドラマ性  10点
 計     15点


★第9話「結婚報告」
 広末涼子、山口紗弥加、大倉孝二、平岳大、大塚千弘、きたろう
 脚本 - 寺田敏雄
 演出 - 村上正典(共同テレビ)
伏線など細かい設定もよく練られていた。どんでん返しの真相もよかった。
広末涼子は好きではないが、キャラは良かった。大倉孝二のおどおどした挙動不審ぶりが秀逸だった。
 ミステリー性 9点
 ドラマ性   9点
 計     18点


★第10話「二十年目の約束」
 篠原涼子、田辺誠一、柴本幸、音尾琢真、キムラ緑子、平泉成
 脚本 - 川崎いづみ
 演出 - 宮本理江子
20年前の事件だけで引っ張るのはちょっと無理があった。
ドラマ性は高かったが、篠原涼子の存在意義は薄かった気がする。
 ミステリー性 4点
 ドラマ性   7点
 計     11点


★第11話「再生魔術の女」
 鈴木京香、小澤征悦、矢田亜希子、竜雷太、西田尚美
 脚本 - 篠崎絵里子
 演出 - 河毛俊作、演出補 - 守下敏行
上述の通り、ミステリー的にもドラマ的にも面白かった。
 ミステリー性 10点
 ドラマ性    9点
 計      19点


得点順位
1位  19点 第11話「再生魔術の女」
2位  18点 第1話「さよならコーチ」
2位  18点 第9話「結婚報告」
4位  16点 第2話「犯人のいない殺人の夜」
4位  16点 第7話「白い凶器」
6位  15点 第8話「小さな故意の物語」
7位  11点 第5話「甘いはずなのに」
7位  11点 第10話「二十年目の約束」
9位   9点 第3話「エンドレス・ナイト」
9位   9点 第6話「シャレードがいっぱい」
11位   6点 第4話「レイコと玲子」


と順位を出してみましたが、私のイメージとはズレています。なので、私の好きな順に並べると(これは全くの私の独断と偏見です)、
1位   第9話「結婚報告」
2位   第7話「白い凶器」
3位   第8話「小さな故意の物語」
4位   第11話「再生魔術の女」
5位   第2話「犯人のいない殺人の夜」
6位   第1話「さよならコーチ」
7位   第6話「シャレードがいっぱい」
8位   第10話「二十年目の約束」
9位   第5話「甘いはずなのに」
10位   第3話「エンドレス・ナイト」
11位   第4話「レイコと玲子」

 6位までの上位グループと7位以下の下位グループは差があります。

 ナビゲーションパートは不要だった。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『将棋世界』7月号 実戦に役立つ5手7手詰 その4

2012-09-22 00:34:30 | 詰将棋
ようやく、このシリーズも最後です。(おかしいなあ、こんな長期シリーズになるはずではなかったのに……しかも、こんな詳細な解説にするつもりもなかった………)



 初形からテーマが伺えますね。ほぼ一本道ですが、解後感がいいので◎印です。



 打ち歩詰め打開です。今作品も易しいのですが、解後感が抜群です。☆印です。



【関連記事】
「『将棋世界』7月号 実戦に役立つ5手7手詰」
「『将棋世界』7月号 実戦に役立つ5手7手詰の解答」
「『将棋世界』7月号 実戦に役立つ5手7手詰 その2」
「『将棋世界』7月号 実戦に役立つ5手7手詰 その2 【解答】」
「『将棋世界』7月号 実戦に役立つ5手7手詰 その3」
「『将棋世界』7月号 実戦に役立つ5手7手詰 その3 解答① (勝手さんへの挑戦状)」
「『将棋世界』7月号 実戦に役立つ5手7手詰 その3 解答② (勝手さんへの挑戦状)」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

国語に関する世論調査

2012-09-21 17:18:16 | 時事
「国語に関する世論調査」の結果が文化庁から発表されました。
その結果(正答)を知らない方もいらっしゃると思うので、正答は後で記します。

1.「煮え湯を飲まされる」
A信頼していた者から裏切られる
B敵からひどい目にあわされる

 私は、「苦杯を喫する」と同じような意味でBだと思っていました。

2.「うがった見方をする」
A物事の本質を捉えた見方をする
B疑ってかかるような見方をする

 私は、「意地悪な見方や皮肉を込めた見方をする」という意味だと思っていて、選択肢にも当てはまっていませんでした。行動的にはAで、気持的にはBですがBを選ぶと思います。

3.「にやける」
A薄笑いを浮かべている
Bなよなよとしている

 私は、「ニヤニヤ笑う」という意味、つまりAだと思っていました。

4.「失笑する」
A笑いも出ないくらいあきれる
Bこらえ切れず吹き出して笑う

 私は、「思わず笑ってしまう」「ふっと軽く吹き出す」「苦笑いをする」という意味で、動作自体はBです。ただ、その笑いには嘲笑の意味が含まれていると思っていました。
 Aは「あきれる」というのが主で笑わないので、選べと言われたらBを選びます。

5.「割愛する」
A惜しいと思うものを手放す
B不必要なものを切り捨てる

 これは、記事などで紹介する時に「割愛させていただきます」という表現をすることが頭に浮かびます。こういう使われ方が正しいとすると、「不必要」という意味とは反するので、選ぶとしたらAです。が、「手放す」と「切り捨てる」という行動に注目するとBのような気もします。迷った挙げ句。Aを選ぶと思います。



さて、アンケート結果と正解です。

1.「煮え湯を飲まされる」
○ A信頼していた者から裏切られる 64%
× B敵からひどい目にあわされる 23%

  私はBで、不正解。
 
2.「うがった見方をする」
○ A物事の本質を捉えた見方をする 26%
× B疑ってかかるような見方をする  48%

  私はBで、不正解。

3.「にやける」
× A薄笑いを浮かべている 76%
○ Bなよなよとしている 14%

  私はAで、不正解。 

4.「失笑する」
× A笑いも出ないくらいあきれる 60%
○ Bこらえ切れず吹き出して笑う 27%

  私は、悩んだ末にBを選ぶとさせていただいて、かろうじて正解ということで。 

5.「割愛する」
○ A惜しいと思うものを手放す 17%
× B不必要なものを切り捨てる  65%

  私は、悩んだ末にAを選ぶとさせていただいて、かろうじて正解ということにして下さい。


 いや、私も全然だめですね。

 言葉は時代によって変化しているとは言います。なので、間違った意味や使われ方が、常識となってしまうこともあると思います。
 ただ、あまりに逆の意味の誤用をされると、意思の疎通がうまくいかず、トラブルのもとにもなる可能性もありますね。
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『トッカン 特別国税徴収官』 第10話(最終回)

2012-09-20 22:22:34 | ドラマ・映画
 それなりに楽しめたドラマだったのですが(上から目線ですね)、最終回は残念な出来でした。
 先週、最終回に向けて鏡(北村有起哉)が追い込まれる状況を作ったが、無理やりっぽさが強かった。やたら騒ぎ立てるマスコミ、さらに大衆が不自然。この騒ぎを大きくするためだけに登場したかのような吹雪弁護士(及川光博)。
 だから、せっかく及川さんをラストボスとして起用したのだが、そのキャラは、自分本位でヒーロー気取りで目立ちたがり屋の薄っぺらいキャラだったのは非常に残念。検事も裁判官も経験した最強キャラになるはずなのに、単なる道化キャラになってしまったのは、残念であったし、不思議であった。

 白川を再登場させ、
「女っていうのはね自分を守るためなら何だってするのよ。
それが自分を追い込んでるってことも知らずに」
と語らせたのは、唐川の妻・詠子(堀内敬子)の心の内を気づかせるよい伏線だったが、これは芽夢(美波)の方が良かったのでは?
 鈴宮(井上真央)が、子どもが出来たのに自殺をするのは妙だと感じたのを、父親とのエピソードに絡ませたのは良かった。

 結局、真相が明らかになり、騒動は解決した。しかし、しかし、結局、税金滞納の件は解決していないのではないだろうか!?


 署長(岩松了)が、突然、テレビカメラや大衆に向かって叫んだのには驚いた。
「我々は逃げも隠れもいたしません。
うちで働く職員達は皆、国民のしもべです!公僕です!
皆さんを裏切るような事は決していたしません!!」
 最終回の見せ場の一つだが、内容が意味不明に近い。
 「税務署員が国民のしもべで公僕」と叫ばれて、大衆は納得するのだろうか?署員は署長を尊敬するのだろうか?
 「国民が治める税金によって、社会の秩序や福祉や教育が行われている。自分たちは、社会のため、国民の幸せのために一生懸命働いて、税金を徴収している」
 上記は私の素人考えなので、適切な内容ではないかもしれないが、ここでは税金の大切さや税務署の必要性を訴えるべきなのではないだろうか?



 さらに、これは、毎回感じていたが、挿入歌?が大仰で鬱陶しいように感じた。特に、この最終回では「邪魔」に感じた。


 そんなわけで、キャラは面白かったし、題材も興味深かっただけに、もうひとつ昇華した内容だったらと、強く感じた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

王座戦第3局 率直な感想

2012-09-19 23:50:37 | 将棋
 銀桂交換を甘受したのが、どうなのかは分からない。
 角を捌かせないため、早めに▲2四歩を突き捨てておいて▲3七角とした手順。その後の▲1六桂の攻めの形が効果的で、局面をリードしたようだ。
 第1局も飛車先交換よりも陣立てを優先、そして、本局も桂銀交換の駒の損得よりも駒の効率を優先させた。その大局観が素晴らしかった。
 その後も、▲4六角からの馬作り、2四の桂を支えたくなるところでの▲6三歩のと金作りが絶妙のタイミングだったようだ。終盤の▲9五金は指すような気はしていたが、この手は渡辺竜王・王座好みの一着のような気もするが、こう指すような気がしていた。

 とにかく、大局観と緩急自在の指し回しが素晴らしく、完勝だったように思える。

 ここ数年、タイトル数は増えていないが、ここ1、2年は7冠王時代より強い将棋を指しているように思う。現棋界の双璧のお二人だが、羽生二冠の方が一段上にいるように思える。
 とは言え、これまでタイトル戦で苦杯を喫っしてきていたので、まったく油断はできない。できれば、第4局で決めて欲しい。
コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『将棋世界』7月号 実戦に役立つ5手7手詰 その3 解答② (勝手さんへの挑戦状)

2012-09-18 18:30:40 | 詰将棋
「『将棋世界』7月号 実戦に役立つ5手7手詰 その3」
『将棋世界』7月号 実戦に役立つ5手7手詰 その3 解答① (勝手さんへの挑戦状)の続きです。


【関連記事】
『将棋世界』7月号 実戦に役立つ5手7手詰
『将棋世界』7月号 実戦に役立つ5手7手詰の解答
『将棋世界』7月号 実戦に役立つ5手7手詰 その2
『将棋世界』7月号 実戦に役立つ5手7手詰 その2 【解答】



 詰め手順は、▲2七角△同と▲1七歩△同と▲2五銀△同桂▲2六龍まで7手詰ですが、「玉方の4五の角がいなくても、詰め手順が成立します。とすると、4五の角は不要駒なのでは?」という疑問が生じました。で、4五の角の存在の意味を、わがブログの常連の勝手さんに問いかけ(挑戦状)を出したのです。
 詳しくは、『将棋世界』7月号 実戦に役立つ5手7手詰 その3 解答① (勝手さんへの挑戦状)。コメント欄に勝手さんの回答が寄せられ、ほぼ正解でした。お見事!

 では、順を追って説明します。
 初手の▲2七角は詰将棋らしい手ですが、実戦ならまず▲3八角(変化図1)を考えます。


 さて、合駒ですが、普通に歩合(2七歩・変化図2)をしてみましょう。


 以下、▲2七同角△同と▲1七歩△同と▲2五銀△同桂▲2六龍(変化図3)で正解手順と同じ手順で詰みます(合駒した歩が持ち駒に余ってしまいます)。

 また、▲3八角(変化図1)の時、すでに持ち駒に歩があるので、歩以外のものを合駒しても関係なく、上記の手順で詰みます。(歩以外の合駒だと、その駒を使って早詰めも生じます)
 となると、不完全作なのでは?という疑問さえ生じてきました。

 いえ、ちょっと待ってください。▲3八角(変化図1)に戻って考えましょう。


 合駒せずに、逃げる手は……ありませんね。ただ、まだ考えていない手があります。
              …………………………………そうです、▲2七と(変化図4)がありました。

 「移動合」という詰将棋でよく表れる手筋です。
 移動合は、駒を打つ合駒より、その地点への守備駒の利きが1つ少なくなるので、危険性は高いのですが、実戦では持ち駒の節約、また駒が移動したことによる玉の逃げ道が生じるという利点もあります(詰将棋においても)。

 さて、今回は、どういう違いが表れるのでしょうか?
 変化図4では▲1七歩が打ち歩詰めになってしまうので、2七のと金を取るしかありません。▲2七同龍は△同角成でやはり打ち歩詰めになってしまうので、▲2七同角と取ります。
これに△2七同角成と応じて変化図5。


 変化図5より正解手順と同じように▲1七歩△同馬▲2五銀△同桂▲2六龍で詰んでしまいます。
 あれれ?(←コナン調でしらじらしく)やっぱり詰んでしまいました。
 実は変化図5にカラクリがあったのです。△2七同角成ではなく、△2七同角不成(変化図7)と角を成らないのが妙手なのです。(変化図6がありませんが、数字の打ち間違いです)


 馬でなく角だと1七への利きがないので、▲1七歩が打ち歩詰めになってしまうので、詰みません。
 ちなみに、問題図(初図)で4五の角がいないと△2七との移動合の手筋を放っても、▲同龍(同角)で簡単に詰みます。

 4五の角の配置の意味は、▲3八角には4五の角によって△2七と▲同角△同角不成で打ち歩詰めで逃れ、初手▲3八角の駒余り詰の傷を消しているわけです。
 正解手順の裏に、玉方の移動合~成らずの妙防を盛り込んだ奥の深い作品でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

浪速少年探偵団 第12話(最終回)

2012-09-17 21:39:47 | ドラマ・映画
自分が恋人を殺したのは、その彼女が悪いからやと、わめく犯人に対し、

人殺しといて、何言うてんのや。人ひとり殺めて、この子らの前で何ていうことを…」
「この一年、ずっとこの子らと一緒に過ごしてきて、こんな大事な卒業式の日に、何で…あんたみたいな大人を、この子らに見せなあかんのや!何であんたとこんなとこ、おらなあかんのや!」
「あんたには、お父さんやお母さんはおらへんのか?可愛がってもらった先生はおらんか?あんた、何を学校で教わってきた?難しい数式を解くことか?英単語、覚えることか?
学校も学校や!勉強ばっか出来る阿呆育てて、どうすんねん!
「せっかく一生懸命勉強して……大学院まで行って、ほんでなんで…なんで、一番大事なこと忘れてしもたん?
人は…人を殺したら、あかんのや。……なんで、なんで、そんな簡単なこと、分からへんのや!ほんまにそれが、エリートなんか?」


ええか、あんたら、こんな大人にだけは、こんな大人にだけは、絶対になったらあかんで



 しのぶセンセ(多部未華子)の感動の説得、啖呵だった。
 「よく言った!」と共感できる部分は多かった(太字部分)。
 でも、何か、ピントがずれている。

 「こんな大人になったらあかん」「卒業式になんでこんな阿呆な大人を見せなあかん、一緒におらなあかん」「一生懸命勉強したのに、人を殺したらあかんという大切なことを分かっていない大人になったらあかん」
 という、教師としての言葉(教え)を強調し過ぎていたように思う。卒業式、最終回に被せての教師の言葉だったが、そんな特別な日でなくても、普遍的に「人の命は大切で、その人の命を、人生を奪うことは許されない」ということの方が重要だと思う。
 あの場面、子どもたちも涙を流していたが、その涙の意味がイマイチ不明。グレて荒んでいた子どもたちなら、ぴったりくるが、基本的には素直に育ってきていたのだから、しのぶ先生の怒りの意味は分かっても、涙を流すのはピンとこない。「別れ」を意識していたわけでもないし。


 子どもが殺人事件に巻き込まれ、卒業式は出れない、命が危ないかもしれないということで、そして、最終回ということで、日出子(斉藤由貴)さん、怒りまくる。
「大切な我が子、お腹を痛めた大切な我が子……」

 この人、普段は、かなりちゃらんぽらんなのに、違和感が大きかった。このギャップを狙ったものかもしれないし、最終回の盛り上げのためなのか?
 それでも、この怒りの演説、長過ぎた。他の二人の親や、亭主も割と冷静だし、しのぶ先生の母親や、教頭先生に当たるというのもしっくりこない。しのぶ先生が無理やり連れて行ったわけでもないし。
 子どもたちが無事戻ってきた喜びで、怒りは飛んで行ってしまったようで、あの怒りは、何だったのか?せめて、怒りまくる日出子を、子どもたちが弁護するというシーンがあるのなら分かるが。

 しのぶ先生の転任もあまり必要性を感じなかった。
 最後の方も、ダラダラ感が強かった。
 先週の話になるが、郁夫(前田航基)が鉄平(濱田龍臣)の奈々(浜辺美波)からの手紙を取り上げ、クラスの面前で読み上げるのは、かなりの悪事だと思うが、全く悪いことをした自覚がないのはどうかと思う。
 鉄平が東京に戻るのに、別れの悲しみが微塵も感じられないのも変。


 月曜の夜に、力を入れずに見れるドラマで、楽しめた。
 しのぶ先生のキャラは、同調できない部分もあるが、好感を持てた。特に、犯人に説教するシーンはスカッとした。元気をくれるキャラだった。
 子役の奈々(浜辺美波)は可愛かった。
 山本耕史さんがドラマの中でのキャラの意味が、どんどん薄くなっていくのは残念だった。

【ストーリー】番組サイトより
 横田(平岳大)が運転するトラックは田中鉄平(濱田龍臣)と奈々(浜辺美波)を荷台に乗せたまま逃走し、清子(菊池友里恵)の遺体が放置されていた現場に突入する。やはり横田は、清子の死に関わっていたのだ。現場に駆けつけた竹内しのぶ(多部未華子)、原田郁夫(前田航基)と新藤修平(小池徹平)、漆崎進(段田安則)に包囲され逆上した横田は刃物を持ち出し、奈々を人質にとる。さらに、灯油をまいて炎をちらつかせ抵抗を続けた。
 そのころ大路小学校では卒業式が始まっていた。しのぶと郁夫、鉄平、奈々の席は空席のままだ。郁夫たちが危険な目に合っていることを知り、日出子(斉藤由貴)、町子(笛木優子)、美代子(ちはる)たちの不安は膨らみ、妙子(松坂慶子)はしのぶの責任を感じ、申し訳ない思いでいっぱいだ。

 しのぶセンセ最大の危機!!
 最凶の犯人から子たちを救えるのか!?
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする