灯台記念日

今日、11月1日は灯台記念日です。
今から138年前の1868年(明治元年)11月1日に、我が国近代灯台の発祥となる観音埼灯台の起工に由来します。
当時、造船技術の指導のため来日していたフランス人技師の設計によるものですが、初代の観音埼灯台は地震等で倒壊してしまい、現在ある観音埼灯台は3代目にあたります。
現存する最古の現役灯台は、神子元島灯台で、1870年(明治3年)に造られたものです。
この灯台は、イギリス人技師の設計によるものです。

神子元島は、伊豆半島沖約10kmに位置する岩礁ですので、灯台を間近で見ることはできません。
釣り客用の瀬渡し船が下田から出ています。
大変自然環境の厳しい場所ですが、一世紀以上にわたり施設が現役で活躍できるということが当時の建築技術の高さを証明しています。
なお、保存展示されている灯台を含めると、博物館明治村(愛知県犬山市)の旧品川燈台が最古です。


神子元島灯台(かすかに富士山が見えます) Optio 750Z


神子元島灯台(上空の飛行物体は自衛隊機) Optio 750Z

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