ドラフトを響かせて

茨城交通の次に訪れたのは、真岡鉄道です。

真岡鉄道(正式には「真岡鐵道」)は、1988年(昭和63年)にJR東日本から独立し、第三セクターとして再スタートした路線で、下館駅から茂木駅までの41.9kmの路線です。

真岡鉄道の目玉は、何といっても「SLもおか」です。
SLもおかの機関車は、福島県や新潟県で保存展示されていたC11とC12を復活させたものです。
曳いている客車は、オハ50形といい、これも旧国鉄のものですが、比較的新しいので見た目もきれいです。

それにしても、SLのドラフト(シュッシュッポッポという音)と汽笛というものは、どうしてあれほど感動的なんでしょうか。
何度見ても、聴いても、いつも胸が熱くなります。



C12 66 茂木(もてぎ)駅を出発し軽快なドラフトを響かせて上りにさしかかるところ
α100 SIGMA 18-200mm


C12 66 同じ場所にて後追い α100 SIGMA 18-200mm


C12 66 北真岡-西田井にて  α100 SIGMA 18-200mm


哀愁漂う客車列車の後姿  α100 SIGMA 18-200mm
コメント ( 0 ) | Trackback (  )

ぽっぽや

連休初日の遠征は、茨城県と栃木県の鉄道めぐりでした。

朝5時に出発して、まず目指した第一の目的地は、茨城県ひたちなか市です。
ここには、勝田駅から那珂湊を経由して阿字ヶ浦まで走る茨城交通湊線があります。
(ちなみに、ひたちなか市は、旧勝田市と旧那珂湊市が合併してできた市です)

茨城交通湊線には、浅田次郎氏の短編小説で、映画化された「鉄道員(ぽっぽや)」に登場するキハ12と類似型のキハ222が走っています。
キハ222は、北海道の羽幌炭鉱鉄道の廃止に伴い譲り受けた車輌で、1962年(昭和37年)製、基本的には国鉄のキハ22型と同じ仕様の車輌です。
運転席の窓に、旋回窓が取り付けられているのが道産子の証です。

もう一両は、国鉄色に塗られたキハ205で、こちらは国鉄のキハ20そのものです。
1965年製で、キハ20のラストナンバーとして落成し、小牛田に配置されたものです。
1989年に姫路で廃車となり水島臨海鉄道へ譲渡され、その後1996年に茨城交通にやってきました。

いずれの車両も、誕生から既に40年が過ぎていますが、地元の足として活躍しています。


田園地帯を快走するキハ222 α100 75-300mm


那珂湊駅を出発 α100 SIGMA 18-200mm


勝田駅で出発を待つ α100 SIGMA 18-200mm


国鉄色のキハ205 α100 SIGMA 18-200mm
コメント ( 0 ) | Trackback (  )