④ 12:00~13:00
⑤ 13:00~15:00
⑥ 15:00~17:00
★味方が敵に敵が味方に
24の面白さのひとつは『味方だったキャラクターが敵に変じたりすること』である。
・例えば分析官のモーリス。
テロリストの拷問に耐えられず、核の起爆装置のプログラミングに協力してしまう。
・マリリンは人質にされた息子を救うためにウソの敵のアジトを教える。結果アジトは爆破。CTUの戦術チームは全滅する。
・自らの信じる考え方によって敵に力を貸すこともある。
大統領補佐官のトム。
テロを防ぐ方法で大統領のウェインと対立。
自分の意見を通すために大統領暗殺に加担する。
液体爆弾を持った暗殺者を大統領のいるバンカーへ入れるのだ。
まさに千変万化するキャラクター。
オセロゲームの様に白が黒に変わり、状況が二転三転する。
白になるか黒になるかわからない不安定さもドラマを面白くする。
マッカーシーの情婦。
捕らわれたモーリスにテロに加担しないよう説得される。
彼女は核爆発に手を貸すのはイヤだと思って悩む。
結果、彼女はマッカーシーを殺害するが、それはテロを阻止するためでなく報酬を独占するため。
観客は情婦が白になるかと期待して見事に裏切られるわけだ。
テロと戦うために自分も手を貸すというチャールズ・ローガンもそう。
過去の経緯があるだけに彼の言うことは今ひとつ信じられない。
彼は本当に心を入れ替えたのか、何か裏があるのではないか。
そんな先入観をもって見てしまうため実に不安定。
黒になりそうなキャラが白になる時はカタルシスを覚える。
先程の大統領補佐官のトム。
いったんは加担したものの、大統領の暗殺などあってはならないことだと思う。
思い直すが、逆に敵に勘づかれて拘束。
拘束されている最中にバンカーでは爆弾が爆発し、大統領は重傷。
トムは誘惑を受ける。
「大統領は不在。副大統領が実権を握る。そうすればトムのテロ政策を実行できる。爆発の犯人はアサドに押しつけることができる。おまえが黙っていればすべてがうまくいく」
敵は自分の政策を実現したいトムを誘惑しているわけだが、果たしてトムは……「このふたりを拘束しろ。このふたりが大統領暗殺の犯人だ」とシークレットサービスに通報する。
ここで観客は拍手。すっきりするわけだ。
「24」はこの様に○→● ●→○ のドラマ作りがうまい。
そして常に揺るがず、○として戦うのが、主人公ジャック・バウアーなのだ。
⑤ 13:00~15:00
⑥ 15:00~17:00
★味方が敵に敵が味方に
24の面白さのひとつは『味方だったキャラクターが敵に変じたりすること』である。
・例えば分析官のモーリス。
テロリストの拷問に耐えられず、核の起爆装置のプログラミングに協力してしまう。
・マリリンは人質にされた息子を救うためにウソの敵のアジトを教える。結果アジトは爆破。CTUの戦術チームは全滅する。
・自らの信じる考え方によって敵に力を貸すこともある。
大統領補佐官のトム。
テロを防ぐ方法で大統領のウェインと対立。
自分の意見を通すために大統領暗殺に加担する。
液体爆弾を持った暗殺者を大統領のいるバンカーへ入れるのだ。
まさに千変万化するキャラクター。
オセロゲームの様に白が黒に変わり、状況が二転三転する。
白になるか黒になるかわからない不安定さもドラマを面白くする。
マッカーシーの情婦。
捕らわれたモーリスにテロに加担しないよう説得される。
彼女は核爆発に手を貸すのはイヤだと思って悩む。
結果、彼女はマッカーシーを殺害するが、それはテロを阻止するためでなく報酬を独占するため。
観客は情婦が白になるかと期待して見事に裏切られるわけだ。
テロと戦うために自分も手を貸すというチャールズ・ローガンもそう。
過去の経緯があるだけに彼の言うことは今ひとつ信じられない。
彼は本当に心を入れ替えたのか、何か裏があるのではないか。
そんな先入観をもって見てしまうため実に不安定。
黒になりそうなキャラが白になる時はカタルシスを覚える。
先程の大統領補佐官のトム。
いったんは加担したものの、大統領の暗殺などあってはならないことだと思う。
思い直すが、逆に敵に勘づかれて拘束。
拘束されている最中にバンカーでは爆弾が爆発し、大統領は重傷。
トムは誘惑を受ける。
「大統領は不在。副大統領が実権を握る。そうすればトムのテロ政策を実行できる。爆発の犯人はアサドに押しつけることができる。おまえが黙っていればすべてがうまくいく」
敵は自分の政策を実現したいトムを誘惑しているわけだが、果たしてトムは……「このふたりを拘束しろ。このふたりが大統領暗殺の犯人だ」とシークレットサービスに通報する。
ここで観客は拍手。すっきりするわけだ。
「24」はこの様に○→● ●→○ のドラマ作りがうまい。
そして常に揺るがず、○として戦うのが、主人公ジャック・バウアーなのだ。