平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

麻原彰晃ら死刑執行~今、改めて考えたいオウム真理教事件、宮崎勤事件、酒鬼薔薇聖斗事件

2018年07月07日 | 事件・出来事
 オウム真理教事件の麻原彰晃ら教団元幹部7人を死刑執行。

 この執行にゴーサインを出した上川法務大臣のメンタル大丈夫か?
 僕なら絶対に耐えられない。
 でも、法務大臣の上川陽子は執行の前日に安倍らと酒盛りをしていたそうだから、何も感じていないのかもしれない。

 テレビでは死刑執行について実況中継。
 フジテレビでは、死刑囚に〝執行〟シールをつけ、あれこれ解説していたらしい。
 森友事件や日本会議などを追及している著述家の菅野完氏はこれについて〝中世の公開処刑か?〟みたいなことをツィートしてたけど、最近のテレビって慎みを忘れてないか?
 視聴者もこれを面白がって見たのかな?

 死刑を廃止しているEUはツイッターで
〝欧州は死刑に反対しています。議論に参加しましょう〟
 とメッセージ。
 確かに死刑について議論する、いいきっかけなのかもしれない。
 死刑を廃止した欧州の犯罪件数は増えたのか、減ったのか?
 欧州ではどんな議論がなされたのか?
 国家権力と人権との関係は?
 一番いけないのは思考停止してしまうことだろう。

 ………………

 戦後に起きた事件として僕が深く考えたいのは
・宮崎勤事件
・オウム真理教事件
・酒鬼薔薇聖斗事件

 いずれも社会の病巣を表現している事件だ。

 宮崎は引きこもりのオタク。
 オウム真理教はカルト宗教。
 酒鬼薔薇は14歳の少年。

 これらを分析した本はそれぞれ何冊か読んでいて、〝疎外〟〝孤独〟〝生きづらさ〟〝生きている実感〟〝現実と空想〟〝肉体と精神〟〝無機質空間〟といった言葉で説明されていたけど、これらの言葉にはすでに手垢がついてしまった。
 新しい別の言葉を求めてしまう。

 その意味では麻原が何も語らず死んだのは残念だった。
 彼の本音を聞きたかった。

 あと戦後の事件として考えたいのは、東日本大震災。
 3・11はさまざまな形で今を生きる僕たちの心に影響を及ぼしていると思う。

 未来に生きるために、人間や社会を知るために、これらの総括・分析は必要だ。
 でも、実際になされるのは50年後くらいかな?
 これらを客観的に見るには、僕たちはあまりにも近くて直接的すぎる。
 
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