かずふれば とまらぬものを としといひて ことしはいたく おいぞしにける
数ふれば とまらぬものを としといひて 今年はいたく 老いぞしにける
よみ人知らず
数えてみると、止まらずに過ぎ去って行くものを年と言い、その名の通り早く過ぎてしまうので、今年はひどく老いでしまったものだ。
第三句の「とし」が「年」と「疾し」の掛詞になっていて、「とし」と言うだけあって年は過ぎ去るのが早い、と巧みに表現していますね。
かずふれば とまらぬものを としといひて ことしはいたく おいぞしにける
数ふれば とまらぬものを としといひて 今年はいたく 老いぞしにける
よみ人知らず
数えてみると、止まらずに過ぎ去って行くものを年と言い、その名の通り早く過ぎてしまうので、今年はひどく老いでしまったものだ。
第三句の「とし」が「年」と「疾し」の掛詞になっていて、「とし」と言うだけあって年は過ぎ去るのが早い、と巧みに表現していますね。