わたつうみの おきつしほあひに うかぶあわの きえぬものから よるかたもなし
わたつ海の 沖つ潮合いに 浮かぶ泡の 消えぬものから 寄る方もなし
よみ人知らず
大海の沖の潮がぶつかり合っているところに浮かぶ泡のように、この身は消えはしないものの、身を寄せるところもない。
第一句~三句がすべて字余りという珍しい歌。生きながらえてはいても身を寄せる場所さえないわが身を沖合に浮かぶ泡に準えた、寂しく悲しい詠歌ですね。
わたつうみの おきつしほあひに うかぶあわの きえぬものから よるかたもなし
わたつ海の 沖つ潮合いに 浮かぶ泡の 消えぬものから 寄る方もなし
よみ人知らず
大海の沖の潮がぶつかり合っているところに浮かぶ泡のように、この身は消えはしないものの、身を寄せるところもない。
第一句~三句がすべて字余りという珍しい歌。生きながらえてはいても身を寄せる場所さえないわが身を沖合に浮かぶ泡に準えた、寂しく悲しい詠歌ですね。