男、旅のやどりに鹿の鳴くを聞く
なくしかは つまぞこふらし くさまくら ゆくたびびとに こゑなきかせそ
鳴く鹿は 妻ぞ恋ふらし 草枕 行く旅人に 声な聞かせそ
男が旅の宿で鹿が鳴くのを聞いている
鳴く鹿は、妻を恋しがっているらしい。独り寝の旅人にそんな声を聞かせないでほしい。
「草枕」は「旅」にかかる枕詞。第四句は写本によっては「ゆくたびごとに」とされています。
男、旅のやどりに鹿の鳴くを聞く
なくしかは つまぞこふらし くさまくら ゆくたびびとに こゑなきかせそ
鳴く鹿は 妻ぞ恋ふらし 草枕 行く旅人に 声な聞かせそ
男が旅の宿で鹿が鳴くのを聞いている
鳴く鹿は、妻を恋しがっているらしい。独り寝の旅人にそんな声を聞かせないでほしい。
「草枕」は「旅」にかかる枕詞。第四句は写本によっては「ゆくたびごとに」とされています。