九月
しぐれふる かみなづきこそ ちかからし やまのおしなべ いろづきにけり
しぐれふる 神無月こそ 近からし 山野おしなべ 色づきにけり
九月
時雨の降る十月が近づいたらしい。山も野も一体に紅葉が色づいてきた。
「ちかからし」は「ちかかるらし」が縮まった形。第二句の「こそ」を係り結びで受けているので「らし」は已然形ですね。
この歌は、続後撰和歌集(巻第七「秋下」 第439番)に入集しており、そちらでは第四句は「やまおしなべて」とされています。
九月
しぐれふる かみなづきこそ ちかからし やまのおしなべ いろづきにけり
しぐれふる 神無月こそ 近からし 山野おしなべ 色づきにけり
九月
時雨の降る十月が近づいたらしい。山も野も一体に紅葉が色づいてきた。
「ちかからし」は「ちかかるらし」が縮まった形。第二句の「こそ」を係り結びで受けているので「らし」は已然形ですね。
この歌は、続後撰和歌集(巻第七「秋下」 第439番)に入集しており、そちらでは第四句は「やまおしなべて」とされています。