けさのとこの つゆおきながら かなしきは あかぬゆめぢを こふるなりけり
今朝の床の 露おきながら 悲しきは あかぬ夢路を 恋ふるなりけり
今朝の床を、露が置いたように涙で濡らしながら起きて悲しく思うのは、夢の中でのまだ飽き足らない逢瀬がなお恋しく感じることであるよ。
第二句の「おき」は「(露が)置き」と「(私が)起き」の掛詞になっています。
けさのとこの つゆおきながら かなしきは あかぬゆめぢを こふるなりけり
今朝の床の 露おきながら 悲しきは あかぬ夢路を 恋ふるなりけり
今朝の床を、露が置いたように涙で濡らしながら起きて悲しく思うのは、夢の中でのまだ飽き足らない逢瀬がなお恋しく感じることであるよ。
第二句の「おき」は「(露が)置き」と「(私が)起き」の掛詞になっています。