てるつきも かげみなそこに うつりけり にたるものなき こひもするかな
照る月も 影水底に うつりけり 似たるものなき 恋もするかな
照る月はその光が水底に映ってそこにも月があるかのようだが、そんなふうに似たものとてない恋をしていることよ。
月や花などが水面に映る情景の描写は、貫之が得意とするところですね。
この歌は、拾遺和歌集(巻第十三「恋三」 第791番)に入集しています。
てるつきも かげみなそこに うつりけり にたるものなき こひもするかな
照る月も 影水底に うつりけり 似たるものなき 恋もするかな
照る月はその光が水底に映ってそこにも月があるかのようだが、そんなふうに似たものとてない恋をしていることよ。
月や花などが水面に映る情景の描写は、貫之が得意とするところですね。
この歌は、拾遺和歌集(巻第十三「恋三」 第791番)に入集しています。