古今和歌集 0922 2022-05-09 05:07:49 | 古今和歌集 こきちらす たきのしらたま ひろひおきて よのうきときの なみだにぞかる こき散らす 滝の白玉 拾ひおきて 世の憂き時の 涙にぞかる 在原行平 滝が白玉のように撒き散らす水滴を拾い集めておいて、世の中が辛い時の涙として借りよう。 詞書には「布引の滝にてよめる」とあります。「布引の滝」は現在の神戸市にある滝ですね。冒頭の「こき(『こく』の連用形)」はしごく意で、滝の飛沫の見立てである白玉が、木の枝に見立てた滝からしごき落されているということですね。 #古今和歌集 #在原行平 « 古今和歌集 0921 | トップ | 古今和歌集 0923 »
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