よをさむみ ころもかりがね なくなへに はぎのしたばも うつろひにけり
夜を寒み 衣かりがね 鳴くなへに 萩の下葉も うつろひにけり
よみ人知らず
ある人のいはく、柿本人麿がなり
夜が寒いので衣を借りたい、そんな夜に、雁が鳴くとともに萩の下葉も色がうつろってしまった。
「ころもかりがね」は「衣借り」と「雁が音」とを掛けています。気温が下がり、季節のうつろいを象徴する雁が鳴き、萩の葉の色もうつりゆく寂しい秋の風情ですね。
よをさむみ ころもかりがね なくなへに はぎのしたばも うつろひにけり
夜を寒み 衣かりがね 鳴くなへに 萩の下葉も うつろひにけり
よみ人知らず
ある人のいはく、柿本人麿がなり
夜が寒いので衣を借りたい、そんな夜に、雁が鳴くとともに萩の下葉も色がうつろってしまった。
「ころもかりがね」は「衣借り」と「雁が音」とを掛けています。気温が下がり、季節のうつろいを象徴する雁が鳴き、萩の葉の色もうつりゆく寂しい秋の風情ですね。