ふぢのはな さきぬるをみて ほととぎす まだなかぬから またるべらなり
藤の花 咲きぬるを見て 時鳥 まだ鳴かぬから 待たるべらなり
藤の花が咲いたのを見て、時鳥がまだ鳴かないうちからそれが待たれる日々であるよ。
「藤」は晩春、「時鳥」は初夏を象徴する題材で季節が異なりますから、一首の中で同時に歌われるのは少し珍しいように思いますが、逆にそれが切れ目のない時のつながりと「藤が咲いた。そろそろ時鳥の初音が聞けることだろう。」という人々の自然な連想を思い浮かばせますね。^^
ふぢのはな さきぬるをみて ほととぎす まだなかぬから またるべらなり
藤の花 咲きぬるを見て 時鳥 まだ鳴かぬから 待たるべらなり
藤の花が咲いたのを見て、時鳥がまだ鳴かないうちからそれが待たれる日々であるよ。
「藤」は晩春、「時鳥」は初夏を象徴する題材で季節が異なりますから、一首の中で同時に歌われるのは少し珍しいように思いますが、逆にそれが切れ目のない時のつながりと「藤が咲いた。そろそろ時鳥の初音が聞けることだろう。」という人々の自然な連想を思い浮かばせますね。^^