
昨晩のシュッツに続き、今日はバッハとヴィヴァルディ。
バロック・ヴァイオリンのアマンディーヌ・ベイエール率いるリ・インコニーティ。
音楽はリズム。リズムは、楽譜上に等間隔に並ぶ音符に従って音を出すことではなく、何もない時間の流れの上に文字通り音を「刻む」こと。その間隔には当然呼吸のような伸び縮みがあり、それこそが音楽をより vivid にする。
プログラム最後のヴィヴァルディ。ラストでベイエールの華麗なカデンツァが頂上に達したその瞬間、聴衆と同じように息を呑んで見守っていたヴァイオリンのアルバ・ロカ(スペイン出身)が、まるでフラメンコのような合いの手と決めポーズを入れる。
ステージも客席もみな笑顔、素晴らしい一体感。今年は良いコンサートにいくつも当たったなぁ。
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