イアン・マキューアンの「アムステルダム」(1998年のブッカー賞受賞作)。
初めて読んだマキューアンは、その文体や描写が技巧に走る感があり、個人的にはやや食傷気味。
早々に結末が暗示されそれを辿って行くスリルはあるが、英語を噛みしめながら味わって読むというよりは、どちらかと言うとサイクリングのように読み抜けてしまった気がする。勿論、あくまでも個人的な感想。
Ian McEwan,
Amst . . . 本文を読む
湯島の四川担々麺「阿吽」。
これまではレギュラーの3辛しか食べたことがなかったが、店主個人的にもオススメと伺った4辛を初めて体験。
うーん、結論、もっと早く4辛にシフトしておくべきだった・・・。
あまりの美味さに気付けば2晩連続で食べてしまったワタシ。
四川担々麺 阿吽
文京区湯島3-25-11 . . . 本文を読む
昨日釣ったキスをすり身にし、枝豆と合わせて天ぷらに。いつもフライで食べる時は皮を付けたままだが、今回初めて自力で全て皮を引く。29尾を小さいものから順にやっていると、さすがにコツが掴めてくる。これまでこの皮を引く作業だけはカミさんに頼んでいたのだが、今日ようやく合格点。
小石原焼の酒杯に注いだのは、初孫(山形)の祥瑞。以前キスを送った仲間からの心づくし。ありがたき哉。
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青山の「伝統工芸青山スクエア」で開催されている「和くらし大好き 輝け若手女性職人展」(8月7日(水)までの開催)。
カミさんの学生時代の親友がこの展示の常連で、池袋から場所を移して3年ぶりの出展。
今回は特に「墨弾(はじ)き」という技法で作られた器が目を引く。何でも墨で描いた輪郭線が焼くと抜けて、色を塗った部分(濃(だ)み)だけが残るのだとか。
常設の大鉢もガラスのウィンドウのなかでひ . . . 本文を読む
先週と同じ場所で、再び投げ釣り@内房。
朝のうちはやや曇っていたが時間とともに陽が差し、適度に風もあって心地良い。今日も1投目から本命のキスがあがってくるが、先週ほどの喰いは立たず。
それでも最大は22センチ、時折ダブルもあり、満潮から潮が引き切るまでの6時間で釣果は26尾。
干潮時にはところどころに浅瀬ができ、体表にヌル(粘膜質)の多いヒイラギはここでリリース。
や . . . 本文を読む
バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)第103回定期演奏会@オペラシティ(初台)。
プログラムの2曲はいずれも「大学教授 祝賀カンタータ」と呼ばれ、それぞれ特定の大学の先生を祝うために作曲されたもの。個人名が出てくるのも面白いが、もっと面白いのはその構成。
Drama per Musica(音楽劇)と呼ばれるその楽曲、例えばプログラム後半の「鎮まりしアイオロス」は、風の神アイオロスが解き . . . 本文を読む
このところ投げ釣りの時に使っている仕掛けです。
もともとはこういう仕掛けの存在すら知らなかったのですが、たまたま釣具屋に置いてあったのを買ってみたところ、なるほど非常に便利です。
こちらは裏面ですが、片面に25本ずつのハリと仕掛けが全て繋がって、スプールの周りに巻かれています。
どう使うかというと、こんな風に
自分の好きな鈎数に切って使います。文章で説明するのは非常に難しいの . . . 本文を読む
帝劇ビルの地下にある「伊勢廣」の焼鳥重。
誰が最初に乗っけたかこの組み合わせ。
いつものご飯大盛りに、左から肝、もも肉、そして団子と味も食感も異なる黄金の3本。
炭火で焼いた胸のすく香りに、山椒か七味かはお好みで。
伊勢廣 帝劇店
千代田区丸の内3-1-1 帝劇ビルB1 . . . 本文を読む
久々のテーブル席で、いつになく落ち着いた今日の会。
土用の丑の日となれば主役は鰻。それに負けない出品酒は、各蔵のエース級ばかり。個人的には特に4.春霞の袋吊りと、8.浜娘がお気に入りでした。
3.正雪(静岡)大吟醸 斗瓶取
12.作(三重)愛山 純吟中取り 直汲み 原酒
1.英君(静岡)純米大吟醸 斗瓶
合鴨たたき
ささみの柚子胡椒和え
7.羽根屋(富山)大吟醸 生 H2 . . . 本文を読む
昨日のキスは小ぶりのものが多かったので、思い切ってすり身にし、油で揚げて「つみれ団子」に。
黒く見えるのはネギで、キスの淡白な身に負けるかもとしょうがは入れず。しかし意外に身の味が濃かったので、次回はしょうがを加えても良いかも。
身は抜群にフワフワで、いつものフライと違って衣がない分、余計にそれが引き立つ。 . . . 本文を読む
内房のいつもの浜で投げ釣り。
早朝いきなり高速の大渋滞で途中から引き返そうかと思ったけれど、いつもの倍の時間が掛かって着いてみると、海は穏やか、キスも終始高活性。
投げるたびに何かしらアタリがあり、ちょうど上げ潮時と重なったこともあって、時間とともに釣れるゾーンがどんどん手前に来る感じ。
今日は小ぶりのサイズが多かったものの、時折ダブルも混じり、小気味良くガイドが叩かれるのは爽快こ . . . 本文を読む
東京は2日ほどやや涼しい日が続いたものの、今日の昼間はまたえらい暑さ。何故こういう暑い時にカレーが食べたくなるのか、一度も不思議に思ったことはないが、そんな訳で今日のお昼はカレー。京橋にある、その名も「京橋屋カレー」。
カレーというよりはむしろ薬膳料理を食べているようなそのカレー(写真は「ときえカレー」)は、食べているうちにどんどん胃が活性化されるような気がする。特に二日酔いの日は効果覿面 . . . 本文を読む
先日『欲望という名の電車』を読んで、短いながらもその密度の濃さに圧倒されたばかりのテネシー・ウィリアムズ、続けてもう一冊。
タイトルの menagerie は元はフランス語で、登場人物の母親が zoo と呼ぶかわりに気取って付けたもの(邦題『ガラスの動物園』)。
どこにも行きようのない、逃れようのない檻のなかに閉じ込められた動物たち。・・・と同様の、この家族。"all that we hav . . . 本文を読む
和食、しかも美味い焼き魚が食べたいとなるとココ。新東京ビルの地下にある「やんも」は、釣り友でもある先輩が教えてくれた店。この日選んだのは、つぼ鯛の柚香焼。
炭火で焼かれた脂たっぷり&ホクホクの身をほぐし、熱いご飯とともにいただく。まさに至福の時。
伊豆の旬 やんも 丸の内店
千代田区丸の内3-3-1
新東京ビルB1 . . . 本文を読む
丸の内の中央郵便局。そのレトロな建物から上に伸びる KITTE の5階に、京橋の名店ドンピエールの新店舗。
それはまさに洋食ビストロで、オムライスにビーフカレー、ハヤシライスにメンチカツと何でも来い。特に肉汁溢れる「和牛入りハンバーグデミグラスソース目玉焼き添え」は大のお気に入り。
いつも一人で行くので通されるのはカウンター席で、そこは眺望抜群の特等席。
珈琲を前に、しばし寛ぐ昼休 . . . 本文を読む