今シーズン初の投げ釣り@内房。
目の前に広がる海の、投げて仕掛けが落ちた先は100メートルも先。リールをゆっくり巻きながらピンポイントにその海の底と会話していると、浮世のあれこれが何だか全部アホらしくなってくる。
たとえそこに、投げるたびに仕掛けを噛み切ったり、巻いてくるうちにコロンコロンに膨れるフグしかいなくても・・・
絵日記に描けそうな夏空の下、午前中早め . . . 本文を読む
今日は少し涼しいのかなぁと油断していると突然猛烈に暑くなったり、何というかいろいろ余計に疲れるこの暑さ。
そう口にすればなお暑いし、どうせ暑いならせめてすっきりしたいと、つい手が伸びる担々麺。
写真は銀座一丁目「ごまる」の「担担麺 辛さ増し」。
青々しい花椒の香りに思いっきりぶん殴られるこの快感は、ひょっとしたら湯島の「阿吽」以来かも。
担担麺 ごまる
中央区銀座1丁目14番5号
銀 . . . 本文を読む
試したいことが尽きないコインケース。
たまたま通りかかった本屋で立ち読みして仕入れた小ネタ。というか、本来はこうやって作るんだろうなぁと、我ながら相変わらずの無知ぶり。
しかし何となくこれでファスナーの曲がり角はクリアできそうな気がしてきた。
No practice, no progress. 引き続き練習あるのみ . . . 本文を読む
E. S. ガードナーの The Case of the Howling Dog 読了 (邦題 『吠える犬』)。
弁護士ペリー・メイスンという名前は聞いたことがあったが、読むのは初めて。
「隣の犬が夜通し吠えて、うるさくてたまらん。飼い主の男をブタ箱送りにしたい。」という奇妙な依頼が発端。急展開に次ぐ急展開、綿密に練られたプロットと、それぞれに味のある登場人物。
ハメットやチャンドラーのハ . . . 本文を読む
最近この近くを通るたび、大きく「担々麺の店」と書かれた暖簾が気になっていた。
写真は汁なし担々麺。もっちもちの麺を底から一気に混ぜると、胡麻と山椒、そして辣油の香味が湯気とともに立ち上がる。
練り胡麻の甘み、山椒の痺れ感、コシのある麺と肉味噌の歯応え、よく出来てるなぁ、このバランス。
麺処 博(ひろ)
中央区日本橋人形町3‐3‐2 . . . 本文を読む
以前から一度試してみたかったラウンドファスナー。
長財布でよくある、周囲をぐるっとファスナーで閉めるタイプ。たまたまちょっとお題を貰ったので、キーケースで練習してみた。
H型の内革はショルダー(牛の肩部分)、外革はコードバン。
長さを調節したファスナーを内革の裏側に貼り、外革と裏合わせで縫っていく。
予想通り、真ん中で折れ曲がる部分をどう処理するかが仕上がりの . . . 本文を読む
G. K. Chesterton の The Innocence of Father Brown 読了、
と言いたいところだが、冒頭の3編で中断 (邦訳 『ブラウン神父の無心』)。
100年も前に書かれたことには敬意を表するが、朝の電車のなかで「今日はあの会議いやだなぁ」とか「あの宿題まだやってないなぁ」という気持ちを忘れ去るには、あまりにも英語が硬く読みづらい。
要するに自分の語学力と教 . . . 本文を読む
飽きもせずこの週末もコインケースの試作。
実は手順としてはこれでほぼ決まると踏んで快調に縫っていたのだが、好事魔多し、これまでしでかしたことのない失敗が続き、途中二度も解いて縫い直す始末。
失敗は成功の母と言うが、その前にまず油断大敵・・・ . . . 本文を読む
中学の頃に読んだ岩波新書『自由と規律』のなかに、英国に留学した著者が英語の個人レッスンに通っていた先生が、毎日帰り際に "An apple a day keeps the doctor away." と言いながら林檎をくれた話が出てくる。
古き良きパブリックスクールのお話に比べると随分品格の落ちるハナシだが、昼休みの外歩きのたび、1日1個どら焼きを食べていた時期がある。お目当ては勿論「うさぎや . . . 本文を読む
Dan Brown の Angels & Demons 読了。
ローマ教皇の後継者を決めるその日、ヴァチカンを揺るがす前代未聞の大事件が勃発。
映画になったのは『ダヴィンチ・コード』の方が先だが、不死身のアメリカ人学者ラングドンのシリーズとしてはこちらが第1作とか。
ヴァチカンやローマの歴史、ベルリーニやラファエロの作品が謎解きの題材になっていて、以前から色々な友だちに「どっちも絶対アンタ . . . 本文を読む