Year In, Year Out ~ 魚花日記

ロッドビルドや釣りに関する話題を中心に。クラシック音楽や本、美術館巡りに日本酒も。

京都逍遥 (その4)

2018年05月31日 | 
この日はまず鷹峯(たかがみね)へ。 まずは源光庵から。石畳の参道が見事。 右が迷いの窓、左が悟りの窓。 光悦寺。茶室がいくつも並ぶ。 鷹ヶ峰、鷲ヶ峰、天ヶ峰をあわせて鷹峰三山。佛教大学辺りから一気に山を上がる。遠くに見えるのが京都市街。 光悦寺の参道。ここも石畳が美しい。 鷹峯を下り、少しバスに乗って北野天満宮へ。 御土居(おどい)は秀吉が築いた土塁の名残り . . . 本文を読む
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京都逍遥 (その3)

2018年05月30日 | 
この日の夜は、粟田口の「美濃吉本店 竹茂楼」へ。 料理は調理、調理は下ごしらえと、いちいち蒙を啓かれることばかり。                      三条通りを蹴上に向かう途中、岡崎通を左に曲がって坂を少し下りたところ。その名の通り竹が生い茂る。 個室に通されて、まずは白湯を一杯。ひざ掛けにどうぞといただいた手拭いには、創業当時(享保年間)川魚料理の店だった頃の様子が描かれて . . . 本文を読む
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京都逍遥 (その2)

2018年05月29日 | 
この日は地下鉄の北大路駅から鴨川べりを下がり、下鴨神社を南から北に抜けて下鴨、植物園、北山から上賀茂神社まで歩く。 写真奥に見える北大路橋から、川べりを歩いて南へ。 近くに住んでいたのに、来たのは実は初めて。「糺(ただす)の森」を抜けて下鴨神社へ。 この時期の京都は、どこも青もみじが素晴らしい。 本殿の手前の中門。 楽しみにしていたみたらし団子の店は臨時休業。失意と足を . . . 本文を読む
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京都逍遥 (その1)

2018年05月28日 | 
先週一週間、京都に行ってきた。 いわゆるリフレッシュ休暇というやつで、先輩や同期を見ていると飛行機で高飛びというパターンが多いのだが、私たちはその時が来たら京都と、以前から決めていた。                      先週の日曜日。 京都には午後まだ早い時間に着いたので、そのまま近場をぶらぶらし、寺町二条「一保堂」の喫茶室「嘉木」で一服。 抹茶や煎茶、番茶から選べるお茶は、全 . . . 本文を読む
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銀座菊廼舎(きくのや)/冨貴寄

2018年05月15日 | 食べ物
私の甘いもの好きを知っている友だちが、時々あれやこれやと差し入れをしてくれる。写真は「銀座 菊廼舎(きくのや)」の「冨貴寄(ふきよせ)」。 名前は聞いたことがあったが実際に目にするのは初めてで、なるほど木の葉が風に吹き寄せられたかのように、色とりどりのお菓子が山と詰まる。 もちろん色だけでなく味もそれぞれに工夫が凝らしてあり、ひとつ、またひとつと、飽きる間もなく楽しめる。いいものを教えて . . . 本文を読む
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横山大観展 (東京国立近代美術館)

2018年05月13日 | 美術・芸術
竹橋の東京国立近代美術館で開催中の 横山大観展。 明治・大正・昭和と時系列に辿っていくと、大観がその主題や画法、常に新しいことを模索し変化していく様に驚嘆する。 (「山に因む十題のうち 龍躍る」1940年、足立美術館蔵) 圧巻は畢生の大作「生々流転」。長さ40メートルを超える画巻、その全幅を右から左へじっくり見ているうちに、あたかも自分が水になり空気になり、最後は龍になって空に昇っていく . . . 本文を読む
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丸八製茶場/加賀棒茶 (石川)

2018年05月10日 | お酒・飲み物
旅行で金沢に行った友だちから、お土産に「加賀棒茶」をいただいた。 私は初めて聞いたのだが、地元が近いカミさんはさすがに知っていて、お茶の茎の部分を使ったほうじ茶とか。 淹れ方の手引きを見ながら、多めの茶葉(ではなく、ほぼ茎)に沸かしたてのお湯を注いで30秒。何とも爽やかで、胸のすくようないい香り。 「和菓子に合うと思って」と選んでくれたのだが、福砂屋の手作り最中と相性ばっちり。 丸八 . . . 本文を読む
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革細工#60 二つ折り財布(試作)

2018年05月07日 | 手作り
GWの休み中、いつもなら内房の浜に投げ釣りに行くところ、風が強い日ばかりでそうもいかず。 折しも愛用の二つ折り財布がくたびれてきたので、モノは試しと手持ちの革で縫ってみた。 始めのうちは律義に裏を漉いていたのだが、途中で面倒になり「ええい、とりあえず構造と縫う順番さえ分かれば良し」とそのまま縫い続けた結果、二つ折りのくせに二つに折られることを拒否する財布が出来上がる。やれやれ・・・ 😓 次 . . . 本文を読む
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プーシキン美術館展 (東京都美術館)

2018年05月02日 | 美術・芸術
上野の東京都美術館で開催中の プーシキン美術館展。 透き通るようなクロード・ロランに始まり、コロー、モネ、ルノワール、ゴーガンと、フランス近代絵画の名品揃い。 (クロード・ロラン「エウロペの略奪」1655年) (ピエール=オーギュスト・ルノワール「庭にて、ムーラン・ド・ラ・ギャレットの木陰」1876年) 圧巻はセザンヌで、彼が生涯かけて描き続けたサント=ヴィクトワール山の作品が2点。 . . . 本文を読む
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