気づくと年内もあと数日。
仕事や打ち合わせで「続きはまた年明けに」という言葉が重なるようになってきた。
毎年お昼の牡蠣詣で。残念ながら閉店したお店もあるけれど、TOKIAの「菊亭」は健在。
まだまだ小ぶりな身が大きくなるのは、それこそまた年明けのお楽しみ。
菊亭
千代田区丸の内2-7-3
東京ビル(TOKIA)B1
(東京駅からKITTE経由、地下で直結) . . . 本文を読む
京都逍遥その3(最終回)。
あくる日も快晴。朝イチで出町へ。カミさんを園芸店に置いておいて、懐かしい界隈をぶらぶら歩く。
鴨川がYの字で左に分かれる方、葵橋から北を望む。
これより洛中の石碑。
葵橋のひとつ下、出町橋から東を向く。大の字が微かに見える。
用事と買い物が終わってホテルに戻る途中、早めのお昼御飯。「本家尾張屋」で、カミさんは湯葉蕎麦、私は鴨なんば。出汁と九条ネギの . . . 本文を読む
京都逍遥その2。
前日とは季節が変わったかのような寒い朝。「マスサンコーヒー」まで歩いて朝御飯。珈琲にトースト、間違いない。
その後、ちょこっと宇治へ。お初の平等院。さすがに美しい。
折角だからと帰り道、茶房に寄って玉露。お店の方教えてくれた「お風呂に入る時くらいの湯加減」というのが笑えるくらい絶妙で、その通りにやるとなるほど甘くて美味しい。
宇治から戻ってホテルで一休みし、 . . . 本文を読む
先週の週末から少し休みを取って京都へ。
着いた日は暖かく邪魔だったコートが、翌日からは無しではいられない寒さ。それもこの時期の京都らしいと言えば京都らしい。例によって歩いて食べて、食べて歩いての3日間。
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ホテルにチェックインした後、外を歩き始めたがやたら暑いのでどこかで休憩しようと、六角通の「大極殿」の茶房「栖園」でひと休み。カミさんは抹茶ミルク(氷入り . . . 本文を読む
歳をとって昔話をすると若い人に煙たがられるのがオチだが、そこにスタートがあるとすれば、そこから語らざるを得ない。
・・・と始めてみたもののそんな大仰なことではない。高校を出てついでに家も出て京都に住み始めた頃。当然お金もないのであれこれケチりたいが、銭湯はケチれても晩御飯はケチれず、そんな時によく通ったのが出町の「王将」だった。
私が京都を離れた後、店主も変わり、今はもう閉店してしまったが、そ . . . 本文を読む
クリスチアナ・ブランドの Suddenly at His Residence(1947年)読了(邦題『自宅にて急逝』)。
ケントの富豪サー・リチャードの邸宅で毎年行われる親族の例会。集まったのはいずれも孫たちで(なぜか親世代は一人もおらず)仲が良いのか悪いのか楽しいんだか楽しくないのか、何とも気怠い雰囲気。関心はもっぱらサー・リチャードの遺産の行方で、しかもそれを本人の前で持ち出したり悪態をつ . . . 本文を読む
寒くなってきたしそろそろかなぁと思いつつ、遠目に見ても連日店の外まで長蛇の列。この日はちょうど出る方数人と入れ違いで、タイミングよくカウンターの席に滑り込む。
何だか少し客層が変わってきたのか、入り口で女将さんが繰り返し「まぐろ重に豚汁追加で!」とオーダーを通す声がする。豚汁には漬けの小鉢(まぐろ重のアタマと同じもの)が付いているので、私にはそれで十分なのだが、確かに折角来たのなら両方とも本盛り . . . 本文を読む
近くて遠い新宿。
何だかどこに行っても同じことを言っている気がするが、不思議と一度行った店や方角は無駄に覚えている口である。
この界隈は、一時期は来ると「麺通団」か焼肉の「もとやま」の二択。けれど、行き帰りにウロウロしている時から気になっていた店があった。「天府舫 (テンフファン)」というそのお店。見るからにディープな外観で、チラ見するたびに気後れしていたのだが、この日は美術館を出てちょうど . . . 本文を読む