コーネル・ウールリッチの Black Alibi(1942年)読了(邦題『黒いアリバイ』)。
女優のキキはアメリカではパッとしないが、南米のこの街では有名人。ある日、マネジャーであるマニングの提案で、一匹の黒豹を連れてカフェに行く。が、ペットとして育てられ人慣れしているはずのその黒豹が、なぜか突然逃げ出してしまう。
警察の懸命の捜索にもかかわらず黒豹の行方は分からないまま、やがて若い女性の惨 . . . 本文を読む
上野の国立西洋美術館で開催中の プラド美術館展。
ベラスケスは言うに及ばず、ムリーリョやスルバラン、ティツィアーノにルーベンスまで、もうお腹いっぱい。バロック絵画の真髄を是非。
(ティツィアーノ・ヴェチェッリオ「音楽にくつろぐヴィーナス」1550年頃)
(ペーテル・パウル・ルーベンス「聖アンナのいる聖家族」1630年頃)
(バルトロメ・エステバン・ムリーリョ「小鳥のいる聖家族」16 . . . 本文を読む
釣りにも色々あって、釣る場所やジャンルによって呼び方が違う。
船で沖に出れば「船釣り」、岩礁帯なら「磯釣り」、砂浜や堤防から投げれば「投げ釣り」という具合。これらはいずれもエサ釣りだが、ルアー(疑似餌)の釣りはまた違う。川や湖の釣りは魚種、例えば「バス」とか「トラウト」と言うが、海の釣りは「ソルト」と言う。
そのソルトの釣りをかじった人なら誰でも知っている「チャーマス」こと北村秀行という人に . . . 本文を読む
乃木坂の国立新美術館で開催中のビュールレ・コレクション展。
「至上の印象派展」という副題は伊達ではなく、これまで見たことのないものや「ここにあったのか!」という作品の数々。
総数60点余りと決して多くはないが、選りすぐりの作品はどれも見ごたえ十分。特にこのセザンヌを間近で心ゆくまで見ることができたのは至福。
(ポール・セザンヌ「赤いチョッキの少年」(部分)1888-90年)
(ポール . . . 本文を読む
このところ、週末はカミさんの園芸店巡りの運転手をするか、家で革を触るかのどちらかだが、もちろん海(釣り)の状況もチェックはしている。
ただ、春のこの時期は意外に風があったり海が悪い日が多いので、行っても辛いだけだと諦めもつく。
写真は釣り友からお題を貰った靴べら。
アールが付いているのはなかにペットボトル(炭酸用の薄くて柔らかいやつ)を切って挟んであるからで、これは彼のアイデ . . . 本文を読む
コーネル・ウールリッチの Rendezvous in Black(1948年)読了(邦題『喪服のランデヴー』)。
ジョニーとドロシーは恋人同士。毎夜決まった時間に待ち合わせては愛を語っていたのだが、いよいよ明日が結婚式という日の夜、待ち合わせの場所にやってきたドロシーが事故で亡くなってしまう。
その後もしばらく夢遊病者のようにその場所で待ち続けたジョニーだが、ある日を境に姿を見せなくなる。
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トートバッグ、完成。
色々と失敗もあったが、新しいことはいつも楽しい。
モノの構造や製造工程には理(ことわり)と意味があるのだと、改めて実感する。
今回は市販の本の通りに作ってみたが、これはカミさんがモニターしてくれると言うので、次はこれをベースに少し変形させて、自分用のを作ってみたい。
因みに焼き印もカミさんのデザイン。 . . . 本文を読む