L字ファスナー財布の本チャン。
日曜大工ほどではないが、ところどころトントン音がするので、押し詰まってからや年明け早々にはやりたくなかった。
<以下、途中工程>
試作で手順は分かったので、自分用のでは端折った細かいところに少し手を入れる。例えばコインポケットやカードポケットの上端のヘリ返し。ファスナーの終点部分は悩みに悩んだが、一旦この形で試してみることにした。 . . . 本文を読む
美術館通いが好きな人にはお馴染みの「吉野石膏コレクション」。
これまで色々な美術展に貸し出されたのを単発で見ながら、山形を訪れる機会があれば是非(コレクションが寄託されている)山形美術館に行きたいと思っていたのだが、山形に行ってもきっと一度には見られないであろう点数の作品が、大挙して三菱一号館美術館に来ている。
それはもう名品揃いと言う必要もないくらい圧巻の充実度。特に今回はピサロやシスレー . . . 本文を読む
息子からL字ファスナー型の財布を頼まれたのが昨年の秋ごろ。
その後ずっと、試作で縫ったものをそのまま使ってくれていたのだが、さすがにくたびれて来たので作り直すことに。
折しも同じブランドから少しスリムなタイプが出たようで、それを参考にしながら、手持ちの端切れとファスナーを使って縫ってみた。
<以下は途中工程:備忘用>
<ここから完成後>
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リチャード・ハルの The Murder of My Aunt(1934年)読了(邦題『伯母殺人事件』)。
早くに両親を亡くし、伯母に育てられたエドワード。育ての親でもあり財布の紐を握られているので仕方がないとは言え、この伯母がとかく口うるさくてたまらない。伯母さえ死ねば遺産は全て自分のものと、エドワードはついにこの伯母を亡き者にしようとする。果たしてその首尾は・・・?
予め犯人が明らかにさ . . . 本文を読む
寒いと思ったら翌日は暖かいとか、もたもたした感はあるものの、師走ももう半ば過ぎ。
この日のお昼は「グスタヴィーノ」の牡蠣のパスタ。結局一年を通してお昼のメニューに載っていたのは、やはりその人気のゆえだろう。
(広島産牡蠣とセミドライトマトと青菜のオイルベース)
いつ行っても、いつも食べられるものを、奇を衒わず作り続けることの意気を感じる、そんな店は好き。
タヴェルナ グスタヴィーノ
中 . . . 本文を読む
もう日付が変わってしまったが、昨日のキス。
会社の同期が教えてくれたガスバーナー(のヘッド)を買って炙りにしてみたのだが、なるほど皮を引いて食べる刺身とはだいぶ違う。淡泊なキスの身に味が出たような気がするのは、皮と身の間にある脂のおかげなのだろう。
(手前が下鴨茶寮でお土産にもらった粉しょうゆ、奥が沖縄の粟国の塩。)
勿論いつものカルパッチョとフライも。
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平日の休日、東京湾でキス。
このところ、休みを取って釣りに行こうとした日に限って荒天だったのだが、ようやくタイミングが合った今日、恐らくこれが今年の釣り納め。
冬のこの時期にキスに行くのは3年ぶりだが、難しい時とそうでない時がはっきりするのが冬のキス。今日は前者で、ちと手強い釣り。
(分厚い雲が終始この調子。)
海は前日の風とうねりが残り、おまけに陽も差さず、まぁ寒いこと。ただ、夏に組 . . . 本文を読む
上野の国立西洋美術館で開催中の「ハプスブルク展」。
ハプスブルク家600年の蒐集の歴史を辿る圧巻の展示。絵画や工芸品はもとより、珍しいところでは中世の甲冑やタペストリーなど、贅を尽くした逸品が並ぶ。
(ヤン・ブリューゲル(父)の作品に基づく「東方三博士の礼拝」1663年以前、ウィーン美術史美術館)
(レンブラント・ファン・レイン「使徒パウロ」1636年?、ウィーン美術史美術館)
会期 . . . 本文を読む
行き帰りの街のざわめきに、師走と冬を感じる候。
お昼に上着を羽織って歩きながらも、つい温かいものが恋しくなる。
この日は「三州屋」。カキフライも捨てがたいが、鳥豆腐が付くのはどれだっけと、みなホワイトボードに目をやる。そうそう、鰤も美味しい季節になりましたな。
大衆割烹 三州屋 銀座店
中央区銀座2-3-4 . . . 本文を読む
ジョルジュ・シムノンの The Snow Was Dirty(1951年)読了(原題 "La neige était sale" の英訳版。邦題『雪は汚れていた』)。
戦時中、占領下のとある街。夜は外出も禁じられたこの街で、19歳のフランクは夜な夜な酒場に入り浸る。
やがて盗みに殺人、だんだんと怖いものがなくなっていくフランクだったが、程なく当局に身柄を拘束される。執拗な尋問が続くなか、フラ . . . 本文を読む
近くて遠い渋谷。
かつて109に「コレヒオ」というバーがあった。それがやがて移転して「コレオス」になり、しばらくしてそこも閉店。折しも煙草の煙にほとほと嫌気がさしてバーに行かなくなったこともあり、それ以来、何だか余計に遠くなった気がする。
この日はBunkamuraから円山町を抜けて、久々に神泉の「うさぎ」汁なし担々麺。
混ぜて、ひたすら混ぜてこそ得られるこの一体感は相変わらず。見た目 . . . 本文を読む