先週の釣りでサングラスを忘れ、紫外線の怖さを思い知ったのだが、裏を返すとそれは、これまでは常にサングラスに目を守られてきたということ。
釣り用のサングラス2本にはいずれもTALEXの度付きの偏光レンズを入れているのだが、両方とも近眼専用ゆえ手元がやや覚束ない。いい機会なので、通常のメガネの上から掛けられるオーバーグラスを試すことにした。
重ねて掛けてもそれほど重さを感じないのは . . . 本文を読む
エラリー・クイーン(バーナビイ・ロス名義)の The Tragedy of Y(1932年)読了(邦題『Yの悲劇』)。
2月のある日、ニューヨークの湾口に浮かんだ死体。それは数ヶ月前から行方不明になっていたヨーク・ハッターのものだった。懐の遺書から自殺と見られたその死の謎も解けぬまま、彼の一家をさらに次々と悲劇が襲う。
ニューヨーク市警のサム警部の要請を受けて捜査に乗り出す名探偵ドルリー・レ . . . 本文を読む
東京湾でキス。
調べてみると前回船でキスに行ったのは2017年の1月なので、何と2年ぶり。
今回は初めて金沢八景へ。船着き場のすぐ脇を京急が走り、マンションだらけの住宅街からシーパラの横を通って出船。
前日の風も収まって海も穏やかだったのだが、久しぶり過ぎて色々勝手が狂う。
その最たるものが偏光サングラスを忘れたこと。これまで船の釣りで一度も忘れたことはなかったが、裸眼で水面の照り返 . . . 本文を読む
クリストファー・ブッシュの The Perfect Murder Case(1929年)読了(邦題『完全殺人事件』)。
ある朝、ロンドンの新聞社と警察にマリウスと名乗る男から一通の手紙。「私はこれから人を殺す。」
さらに日時や場所まで予告する手紙が続く。やがてその通りに殺人事件が起こり、被害者のポケットからは "The Perfect Murder" と題された封筒が見つかる。
「捕まえら . . . 本文を読む
京都逍遥その3。
土曜日の夕刻、再び叡電に乗って修学院へ。鴨川が出町柳で分かれた右の方、高野川沿いを歩いて「山ばな 平八茶屋」に向かう。
高野川と川端通に挟まれるようにして立つお店。
豪壮な門をくぐり、庭の小道を歩いて部屋に通されると、そこはもう川の音しか聞こえない。
この時期に京都に来る機会があればいつかはと思っていた「ぐじ(甘鯛)」。この冬は特に不漁が続き、なかなか出せな . . . 本文を読む
京都逍遥その2。
土曜日も朝からよく晴れていい陽気。この日は出町柳から叡電に乗って、近くて遠かった一乗寺界隈へ。
宮本武蔵ゆかりの一乗寺下がり松からさらに少し上がり、まずは詩仙堂へ。
大ぶりの椿が見事。
洛中の人出が嘘のように静か。
詩仙堂から少し北へ、圓光寺。
眼下に見えるのは位置的に下鴨辺りか。
ここを訪れたかった理由の一つ . . . 本文を読む
花冷えの京都。いつ来てもここは懐かしい@四条大橋
先週の金曜日。午後着いて歩きに出ると、京都は意外に寒い。
例によってあまり下調べもせずにうろうろしたのだが、外国人観光客でごった返す花見小路から脇に入ったところでいいカフェを発見。御飯前だというのに勿論ハシゴする。
一軒目は「万治カフェ」。
一力亭から分家した「万じさん」ゆかりのカフェ。 . . . 本文を読む
このところハマっているブルーレイがある。
ダニエル・バレンボイムとマルタ・アルゲリッチが2014年にベルリンのフィルハーモニーで行ったライブ映像。
2台のピアノによるモーツァルト、連弾でシューベルト、そしてラストはまたピアノ2台でストラヴィンスキーの「春の祭典」。同じブエノスアイレス出身で幼馴染の二人。息もぴったり、などと言うレベルではない、当代随一のピアノ芸術がここに揃って輝く奇跡。幕間や . . . 本文を読む
「お好み焼きって、おかずですか?」と問われると、やや戸惑う。
子供の頃からご飯と一緒に食べていたので、おかずと言えばおかずなのだが、最近はあまり気にしなくなってきた。
あちこちで見かけるお好み焼きの「千房」。ランチのペアセットにも勿論ご飯はついていないが、気に入ったのは「ねぎサラダ」。
葱しか見えない底には実はレタスや大根もいるのだが、この葱がまぁ美味しい。そういう種類なのだろう、辛味 . . . 本文を読む