釣り雑誌「つり人」でお馴染み、つり人社から出ている一冊です。
幸田露伴の文章を現代風に訳したものということで、実は正直あまり期待していなかったのですが、その予想は半分は当たり、半分は大きく外れることになりました。
予想通りだったのは、やはり人の訳したものは手触り感に乏しいというか、自分で原文を読むに如くはなし。岩波の露伴全集を購う余裕はありませんので、古本屋を回って釣りの話が出ている巻を間引 . . . 本文を読む
先日、Meltonで注文したブツが届きました。
AFTCO(American Fishing Tackle Company)のBluewaterというシリーズ、釣り用の半ズボンです。
私は半ズボンというものに対して極度のコンプレックスを持っていて、それは多分小学生の頃、「男の子は夏でも冬でも半ズボンを穿くものである!」という意識に不必要なまでに縛られていた反動だと思うのですが、ともかく、気に . . . 本文を読む
少し前に買っていた本ですが、ところどころ拾い読みしながら、ようやく全体を読み終わりました。
江戸時代に描かれた絵の中から釣りに関するものを選んで、併せてその時代に詠まれた川柳や俳諧などを添えて、当時の釣りを偲ぶもの。挿入された絵は百どころかもっとありそうです。巻頭のカラー絵図がまた美しい。
(広重「御茶の水の釣人」)
こちらは歌麿。この頃になると、女性もハゼ釣りに興じるようになったとか。
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玄関先に植えてあるアベリア・コンフェッティの花が咲きました。
もともとは白い覆輪、というらしいですが、斑が入った綺麗な葉をしていて、秋にはその白い部分が赤い色を帯びて紅葉したようになっていました。その赤はまだところどころに残っていますが、春になって緑が少しずつ勝ってきたなぁと思っていたら、いつも間にやら蕾ができ、今朝ようやく小さな白い花をつけました。
今はまだ2つほどしか咲いていませんが、他 . . . 本文を読む
デッキシューズ、アクアシューズ、ウォーターシューズ、今でこそ色々な言い方で製品が出ていますが、私がシイラを始めた頃、船の上で履くシューズにそれほど選択肢はありませんでした。また、あってもなかなか店頭で手に取って見ることが出来ず、初めのうちは普通のスニーカーでやったり、雨模様の時には長靴を履いてやったこともありました。
ところが、ある時会社帰りに寄った釣具屋で、ちょうどお誂えむきのものを見つけま . . . 本文を読む
私が自分で勝手に思い込んでいるだけなのかもしれませんが、以前からいわゆる「江戸前の釣り」に対する漫然とした憧れがあります。
それは何も腕一本で巨大マグロを仕留めようとかそういう釣りではなく、いわゆる小物、小魚を繊細な道具で狙う、そういう釣りです。それにもジャンルがあって、陸っぱりでハゼやテナガエビを狙う方や、池や用水路でタナゴを追う方もいらっしゃいますが、今の自分の中ではその系譜を海の船釣りに . . . 本文を読む
以前から気になってたアメリカの通販サイトで、買い物をしてみました。
そのサイトは、Melton International Tackle と言って、上のロゴをご覧頂けばお分かりのように、ソルト用の釣具全般を扱っています。ロッドやリールはどこかで見たことのあるようなものが多いのですが、私が特に気になっていたのはウェア関係と、ターミナルタックルと呼ばれる小物やプライヤー類。それから、プレゼント用と . . . 本文を読む
もう何年も前になりますが、ザウルスが倒産したという話を聞いた時、真っ先に買っておけばよかったと思ったルアーは、ヒラジグラというメタルジグでした。私の中ではシーバスのジギングには最強の武器でしたが、ちょうどシーバスに行かなくなってしまった時期と重なって、そのままになっていました。ところが、その後また何年かしたある日、釣具屋の店頭でこのヒラジグラが売っているのが目に留まりました。どういう経緯か分かり . . . 本文を読む
バッハ/ヴァイオリン・ソナタの新しいCDです。
先日のツィンマーマンは現代楽器の演奏でしたが、こちらは古楽器による演奏です。少し古い録音(1973年)ですが、いずれも今や古楽器の世界では押しも押されぬ重鎮二人ががっぷり四つに組んだ、とびきりの名演です。
このCDを聴いていると、先日のツィンマーマンを聴いた時に感じた「二人でトリオ・ソナタ」という感覚が正しかったのだと改めて思います。(因みに、 . . . 本文を読む
この作家のことを初めて知ったのは、一度だけやったことがある英語の通信教育で、会員向けの情報誌か何かを見ていた時だと思います。英語の学習用に、辞書も引かずにどんどん読めるミステリー特集みたいな記事があって、そこで紹介されていた作家の一人だったと思います。
それ以来、一時はこの人の本しか読まない時期もあったのですが、それは多分に、ページを捲ることに全くストレスを感じさせない展開の早さと、若干ワンパ . . . 本文を読む
キス・アナゴのリレー船(@東京湾)に乗ってきました。
会社の友人と一緒に行こうと先月から計画していたのですが、先週、先々週ともにお天気が悪かったので、満を持して今日の釣行となりました。
直前まで心配していたお天気も問題なく、一日よい釣り日和でした。
13時少し前に河岸を払い、東京湾を横断して富津沖に向かいます。
最初に入ったポイントでの第1投。
同行の友人は船からのキスとアナゴ . . . 本文を読む
不思議なもので、以前の家では全く興味がなかった花や木の緑が、今は毎日の暮らしになくてはならない癒しになっています。
写真は近所の雑貨屋で買ってきたポットですが、ハイドロカルチャーという土のような煉瓦のようなツブツブを土代わりに、名前を忘れてしまった観葉植物が植わっています。実はもともと植わっていたものは、葉の表面にカビのようなものが広がってダメにしてしまったので、家人が別の苗木を買ってきて我流 . . . 本文を読む
週末恒例の園芸店まわりをしている時に、「あれ、あんなところに珈琲屋さんが!」という家人の声。こっちは運転しているのでよそ見は出来ませんが、これまでも通り慣れた道に面していつの間にやら新しい店が出来ているようです。
帰り道、早速寄ってみました。お店の中は半分がカウンター、半分がテーブル席になっていて、入口近くには珈琲の生豆が何種類もならんでいます。折角ですからまず店内で珈琲を頂くことにしました。 . . . 本文を読む
今年の2月にバス用のベイトロッドを組んで、メキシコに住む友人に送ったのですが、現地でちょっとした手違いがあり、発送から4ヶ月経った今週、私の手元に戻ってきてしまいました。
正確に言うと、「無事に戻ってきて本当に良かった」というのが正直な心境です。一時は現物がどこにあるのか全く分からなくなってしまい、てっきりもう闇に葬られてゴミになってしまったかと諦めていました。ところが、こちらで相談した郵便局 . . . 本文を読む
先週新しく発売されたアサヒビールの「The Master」が気に入って、このところ毎日のように飲んでいます。
私はビールの製法や種類については全く知識がないのですが、ある時からどこの飲み屋に行っても置いてあるようになったドライビールというものが、実はあまり好きではありません。何と言うか、舌の上で小さく纏まった、薄い味。ビールの味と香りがしないと言うか、要するに自分の好みではないということで、そ . . . 本文を読む