山形から季節の恵み、紅秀峰。
弾けんばかりの果肉、頬っぺた直撃の圧倒的な甘み。
ここ数年不作続きと聞くが、こうして送っていただけるご縁に感謝。 . . . 本文を読む
ドロシー・L・セイヤーズの Strong Poison(1930年)読了(邦題『毒を食らわば』)。
女流作家のハリエット・ヴェインは、恋人を毒殺した容疑で裁判にかけられた。完璧なまでの状況証拠に有罪間違いなしと思われたが、傍聴していたウィムジィ卿はハリエットの無実を確信し、真相究明に乗り出す・・・。
一昨年初めて読んだドロシー・L・セイヤーズ(『ナイン・テーラーズ』)。そのあまりの重厚さにや . . . 本文を読む
餡子ネタ続きで恐縮だが、食パンにつぶ餡を練り込んだ、その名も「あん食」。
初めて食べたが、薄く切ってトーストすると皮目がパリッと、たい焼きのようで、またバターを塗ると名古屋の人が喜びそうで(けれど好き嫌いは分かれそうな)美味しいし面白い。
父の日にドカンとこの食パンを送って来るとは、さすがわが娘・・・
トミーズ
神戸市東灘区魚崎南町4-2-46 . . . 本文を読む
並べて誰が喜ぶんやろシリーズ、今回はグランスタの「香炉庵」。
左が定番の黒糖どらやき、右がこの時期限定の珈琲どらやき。珈琲風味のこし餡と、上の方で濃く見えるのは珈琲寒天ゼリー。
初めて食べたが、甘さ控えめで、餡子が苦手な人にも喜ばれそう。餡子が苦手な人の気持ちが分からない私が言うのも何ですけど・・・
香炉庵 東京駅グランスタ店
JR東京駅構内地下1階 . . . 本文を読む
平日の休日。
毎度の表参道から地下鉄を二重橋前で下りて「喜田家」から「パレドオール」、グランスタの「香炉庵」から八重洲側に出て「うさぎや」とまわる。日本橋で用事を済ませた後、お昼は洋食にするかと「レストラン桂」を覗くと席がなさそうだったので、並びの「好成軒」に行く。
もう何年前か忘れたが、メニューの「ヒレカツとエビフライ盛合わせ」を注文したら立派なお重が出てきて、もう一度メニューをよく見ると . . . 本文を読む
ホレス・マッコイの They Shoot Horses, Don't They?(1935年)読了(邦題『彼らは廃馬を撃つ』)。
1930年代のハリウッド。映画監督や女優志望の若者がやって来ては夢破れて去って行く、そんな街で繰り広げられる「マラソン・ダンス」。それはまさに生き残りをかけた a death race で、若者のペアが最後のひと組になるまでひたすら踊り続ける狂乱の宴。ふとしたことで . . . 本文を読む
じわじわ、じっとりと暑い日。南国はもっと暑かろうと「宮崎ひでじビール」の箱を開けながら想う。
定番のラガーやペールエールに加え、地元の素材を使ったその名も「九州CRAFT」から日向夏とかぼす。そして一番左はこの時期限定の夏ラガー。
晩酌にこれがあるからと頑張れる、まだまだ続くよ夏ビール。
宮崎ひでじビール株式会社
宮崎県延岡市むかばき町747-58 . . . 本文を読む
エラリー・クイーンの Calamity Town(1942年)読了(邦題『災厄の町』)。
エラリーが降り立ったのはライツヴィルという町。逗留のために借りた家は地元の旧家の持ち物で、元々は令嬢のノーラとジムの結婚祝いのために建てられたものだったが、結婚式の前日にジムが姿を消し、ずっと空き家になっていた。ところが、エラリーが住み始めてすぐ、3年間行方知れずだったジムが突然現われ、ノーラと結婚すると言 . . . 本文を読む
ロアルド・ダールの Someone Like You(1953年)読了(邦題『あなたに似た人』)。
以前からこの短編集のことは知っていてKindleにも落としていた。重い腰を上げてようやく読んだは良いが、こういう不条理系というか、不条理と書いた名札を貼ってお盆の上に載せているような作品は、正直ちょっと面食らう。(あくまでも個人の感想です。)
素直に『マチルダ』の方が好きなのは、自分の精神年齢 . . . 本文を読む
ジョン・ディクスン・カーの The Emperor's Snuff-Box(1942年)読了(邦題『皇帝のかぎ煙草入れ』)。
ある夜イヴは、向かいの屋敷に住む婚約者の父親、モーリス卿が殺されるのを目撃する。モーリス卿は自室で骨董品を愛でている最中に背後から襲われたようだが、何とイヴにその殺人容疑が掛けられる。
全力で否定したいイヴだったが、困ったことにその夜、離婚した前夫が部屋に忍び込んでい . . . 本文を読む