最寄駅から家まで歩いて帰る道沿いに「ぎょうざの満州」というチェーン店がある。
改装したばかりのお店はピカピカで、家でご飯作るの面倒だなぁという時にカミさんと寄る店のひとつ。
繁盛店ゆえタイミングによっては席がなく、そのまま通り過ぎることも多いのだが、たまにこうして寄ると、似たような勤め帰りの夫婦が何組もいて、何だか妙な一体感を感じたりもする。
そして、これだけお腹いっぱい食べて英世さん二人 . . . 本文を読む
師走の声とともに寒さも忍び寄り、牡蠣は店に行くたび着実に大きくなる。
TOKIA(東京ビル)地下の「菊亭」。たまには天丼もいいなぁと思いながら、店に入ってメニューを見るとつい牡蠣の天ぷらを注文してしまう。
季節のものは季節のうちに、これ鉄則。
菊亭
千代田区丸の内2-7-3
東京ビル(TOKIA)B1
(東京駅からKITTE経由、地下で直結) . . . 本文を読む
先日の週末、福井へ。
ソースカツ丼はいつもの「ヨーロッパ軒」で、写真が2枚あるのは土曜日に着いたその足でお店に寄ったのと、日曜日のお昼に出前で取ってくれたのと。
最強の回転寿司「海鮮アトム」ではカンパチと甘海老に痺れ、「めん房つるつる」でおろし蕎麦に酔い、親戚の酒友からはお土産に「九頭龍 大吟醸」をいただく。
(とんかつ、エビ、メンチの「トリオ丼」)
(カンパチ) (つぶ貝)
(甘海老 . . . 本文を読む
バッハ・コレギウム・ジャパン、第130回定期演奏会は「クリスマス・オラトリオ」。
音楽監督の鈴木雅明さんが書き下ろすプログラムの巻頭言はいつも抜群に面白いのだが、今回も、どうして "I go to you." とは言わず "I come to you." と言うのかとか、キリストはあなたのところに「来て」心のなかにいるのだ(というキリスト教の教え)とか、なるほどと膝を打つことばかり。
その道 . . . 本文を読む
立冬を過ぎてもまだ暖かく、東京は気持ちの良い秋晴れが続く。
「レバンテ」の牡蠣フライ。
今年は天候不順の影響で的矢産は夜の生がき・浜焼きでしか供されないようだが、浦村産もなかなかどうして。
職場からも近く、安定の一軍。
ビア&レストラン レバンテ
千代田区丸の内3-5-1(東京国際フォーラム地下1階) . . . 本文を読む
ヴァン・ダインの The Benson Murder Case(1926年)読了(邦題『ベンスン殺人事件』)。
ニューヨークで証券会社を経営するベンスンが、自宅で頭を撃たれて殺害される。状況証拠からして被疑者はほぼ決まりと見られたが、地方検事のマーカムが逮捕に踏み切ろうとするたび、友人のファイロ・ヴァンスが待ったをかける。
物的証拠に惑わされることなく、被疑者の心理を丹念に分析していくヴァンス . . . 本文を読む
暦の上では立冬を過ぎたが、まだスーツも夏物でちょうど良いほどの暖かさ。
だが季節は確実に移っていて、あちこちでカキフライの声。まずは広島のアンテナショップ「TAU」の地下にある「遠音近音」。小ぶりでも味が濃いのは例年通り。
毎年何軒かは行きそびれるのだが、今年はいくつか新しい宿題も加わって、さてどこから攻めようかと考えるのに忙しい。
銀座 遠音近音
中央区銀座1-6-10
銀座上一ビル . . . 本文を読む
ワカサギの南蛮漬け。
盛っているのは、ちょうど出来上がってきた笠間焼の器。春の京都のと合わせて何となく4枚揃った感じ。
油滴の猪口も同じく笠間で、ひん曲がっているのも自作の味と、秋の名残を惜しみつつ。
日本酒は、能登の銘酒「池月」ひやおろし。
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先日の黒田記念館。
その足で、国立西洋美術館の「ルーベンス展」へ。
よくぞまぁこれだけの大作を大量に集めたもんだと息を呑む。特にその「宗教画とバロック」と題された展示室は圧巻で、もう何周したか分からない。
(ペーテル・パウル・ルーベンス「法悦のマグダラのマリア」1625-28年、リール美術館蔵)
会期は1月20日まで(巡回はなく東京のみの開催)。
それにしてもこの秋の上野は本当に凄い . . . 本文を読む
社会人になって間もない頃、職場の大先輩に「飲んだ次の日こそ早く来い」と言われたが、多分釣りも同じで、釣れた日こそ多くは語るまい。
平日の休日、今シーズン2度目のワカサギ@山中湖。
出船前。朝陽に焼ける富士が美しい。
15分後。
朝イチから納竿まで終始食いが立ち、釣果は250尾。
帰宅後4時間の成果。ザルの選定(目測)を誤って、最後はエサに群がる養殖ウナギみたいな絵 . . . 本文を読む
いくつか試してみたいことがあり、久しぶりにキーケース。
寸法やデザイン等、見た目には何も変わっていないのだが、手順はだいぶ効率的になった気がする。
バルダルノ社(伊)のトスカーナを初めて使ったが、オイルをたっぷり含んだその革は柔らかいなかにもコシがあり、縫うにしろコバを処理するにしろ、ともかく扱いやすい。
使い込んでどう変わるか楽しみ(自分で使うのではないけれど・・・)。 . . . 本文を読む
先週金曜日の夕刻。
赤みを帯びた西日が降り注ぐ上野公園を抜け、黒田記念館へ。
特別室が公開されるのは春と秋(とお正月)だけで、今回ようやくタイミングが合う。
何度見たか分からない「湖畔」だが、見るたびに違った発見があるのが面白い。
(黒田清輝「湖畔」1897年、黒田記念館蔵)
黒田記念館
台東区上野公園13-9 . . . 本文を読む
二つ折り財布、試作その3。
外革にブライドル、内革にヌメのタンローと、試作その2と全く同じ仕様。
色々と新しいことを試してみたが、上手くいった部分もあれば、さらに謎が深まった部分もあり・・・
まだまだ勉強は続く。 . . . 本文を読む
今週某日の帰り道。
カミさんが飲み会ゆえ、晩御飯をどこかで済ませて本屋でゆっくりしようと駅を下りると、街はコスプレの若者で溢れている。さすがはオタクの聖地池袋と思った矢先、そうだハロウィンだと気付く。
日頃から人には「会社では別人格」と嘯いているので、スーツにネクタイ姿の自分も仮装仲間と言えなくもない。妙な親近感を抱きつつ人混みを抜け、「キッチンABC」で大盛り豚(とん)からし焼肉。
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ヴァン・ダインの The Bishop Murder Case(1929年)読了(邦題『僧正殺人事件』)。
ニューヨークの住宅街で発生した殺人事件。被害者の名前はロビン。そしてその犯行を仄めかす謎の手紙にはマザーグースの童謡の一節(「誰が殺したクック・ロビン?それは私よと雀が言った」)とともに、"THE BISHOP" のサイン。次々と起こる殺人、しかもそのどれもがマザーグースの童謡に符号する。 . . . 本文を読む