北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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明日から夏休み

2018-08-22 19:39:42 | 日々のもろもろ
北上中の台風20号 非常に強い勢力に


明日から夏休みを取って札幌に帰省するけれど、ちょうど週末に影響が出そうで怖い。
今のところ、土曜日の札幌の予報は「雨時々曇り」だけど、進路次第では大雨になる可能性だって十分にある。
滞在中のどこかでお墓参りに行くのが今回のメインなんだけど、いつ行くかは、完全に天候次第ということになりそうです。


落雷で小樽など一時10万戸以上停電 日勝峠通行止め


ね、今朝だってこんなことがあったんですよ。
幸い私の自宅は大丈夫だったけど、今朝のニュースでは、小樽市内中心部の交差点で、停電による信号機の故障の影響で、徐行しながら交差点に入って行く車の様子が流れていて、これはいつも以上に慎重にいかないといけないだろうなあと思いながら見ていました。

ところで、二つ目の記事に「日勝峠通行止め」ってあるけど、実は私、明日はここを通って帰省するつもりでいた。
基本高速道路はあまり好きじゃない(だから、4月に函館から釧路へ移動するときも、延々一般道で移動した)ので、天候さえ大丈夫だったら、一般道である、この「日勝峠」を通ろうと思っていたのだけど、まさか通行止めとは。
仕方ないので、通行止め区間を回避する最小限の区間だけ高速道路を使い、あとは一般道で行こうと思うが、それならそれで、沿道にある道の駅なんかにも寄れるし、発見がありそうなのが楽しみ。
誰かと一緒だとか、移動時間厳守とかだったらやむを得ず全区間高速を使うだろうけど、今回は(今回も?)自分一人なので、自分のペースでのんびり行かせてもらいます。
勿論、安全運転を徹底しますけどね。
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そんなこともあったという話

2018-08-21 20:27:46 | 特撮作品鑑賞
昨日に続いて、前回釧路に住んでいたときの話。

まずは、7年前に書いた記事にリンクを貼ります。

こちら

冒頭に、何やら意味ありげなことを書いちゃってますが、お察しいただけるかと思うけど、ここで書いた「青年」とは私のこと。
当時まだアラサーだったから、ギリギリ「青年」で大丈夫でしょうとかそういう問題じゃなくて、本題はリンク記事で書いてあること。

事の次第は書いてあるとおりなのだけど、掲示板を立ち上げた人や、その掲示板を作ろうと言い出した人とトラブってしまったのは、私も色々な面で未熟だったというか、こういうときに試される対人スキルの低さも原因だとは思うので、それに関しては今更どうこうは言わない。
問題は、掲示板を閉鎖するきっかけとなった、迷惑書き込みの多発。これは正直本当に参った。
「鳥人戦隊ジェットマン」に出演している役者さんや、番組そのものに関する悪口、事実無根の噂が主体だったのだけど、はじめのうちは、明らかに不適切な表現を含んだ書き込みについては、管理人権限で削除したうえで、注意喚起の書き込みをさせてもらったものの、そのうちそれも追いつかなくなってしまった。
そしてある日、ある犯罪行為をHNにした人が、一日に何度も長文の書き込みを繰り返すようになり、それも、この掲示板だけでなく、他の掲示板でも同じようなことを繰り返していたので、半分やけになって、「もういいや。○○さん(掲示板を立ち上げた人)ともすっかり音信不通になっちゃったし、この辺でいいだろう。」と思って、半ば勢いで閉鎖してしまったというのが、今だから言える閉鎖の真相。
掲示板を立ち上げた人とトラブってから掲示板を閉鎖するまで、一年と三ヶ月くらいあったと思うのだけど、その間色々なことがあり過ぎたせいで、せっかくジェットマンが縁で知り合った人達とも疎遠になり、いつしか、ジェットマンという作品自体を忘れてしまいたいと思えるようになってしまった。
幸いその後、今に至る新しい仲間達(年に二回「遠足」を一緒にする仲間達)と知り合い、楽しい時間を過ごすことでそういう気持ちも払拭され、今では特に気持ちの上でのわだかまりもなくなったけれど、それでも色々なことがあったという事実は消えないので、このことも、前回釧路に住んでいた三年間を思い出すうえで欠かせない話として、自分の中に残り続けていくのだろうと思う。

とまあネガティブな話をざーっと書いちゃったけど、最後にポジティブな話を書くと、今に至る仲間達と知り合い、「ナナマガラー」というHNを授けられたのも、実は前回釧路に住んでいたときの話。(そのエピソードはこちら
もう14年も経つのかあ・・・早いなあ・・・。今の仲間達は、今後ともずっと、それこそ還暦ぐらいになってでも付き合いを続けていけそうなので、楽しい思い出を沢山共有していければと思います。
還暦前後の男女が、80年代の戦隊シリーズについてあれこれ議論しながら、炎天下(若しくは寒空の下)を延々と歩き続けるというのも・・・、まあ楽しいだろうということにしておきましょうか。
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初の一人暮らしの話

2018-08-20 20:23:35 | 懐かしの思い出
13年ぶりに釧路に戻ってきてから、早いもので4ヶ月半。
今は、釧路駅から徒歩で45分くらい、車で10~15分くらいの、春採湖の側に住んでいる。
今の地域での生活にもすっかり慣れたけど、前回住んでいた三年間は、釧路駅から徒歩5分くらいのところに住んでいて、今でもそっちの方はよく行くので、歩いていて、無性にその頃のことが懐かしくなることがある。

その頃住んでいたのは、当時で築五年くらいのワンルームアパート。
29歳になる年に、初めての本格的な一人暮らし(社会人になって最初に配属された滝川での二年間は寮生活だった)ということもあって、色々と大変なことや、失敗、後悔もあったけど、それも含めて今ではよい思い出。
近くまで行ってみると、私の住んでいた部屋は埋まっているが、一部屋空きがあることが確認できる。
当時は、隣にあった建物の影響で陽当たりが今一つだったのだけど、今は取り壊されて更地になっていて、少なくとも、空いている一部屋は陽当たりがバッチリになっていると思われ、何だか羨ましいと思ったりも。

当時は、アパートのすぐ側に大型の商業施設があり、仕事帰りや休みの日に通いまくっていたのだけど、こちらも今は取り壊され、跡地には大型の遊戯施設の建設が進行中。
函館を離れるとき、以前釧路でも一緒だったことがあって、その遊戯が好きな同僚に、「来年それを動機に釧路希望するんでしょ」なんて冗談を言い残してきたのだけど、果たしてどうなることやら。
それはさておき、その商業施設で印象的なこととして思い浮かぶことが三つ。
まず一つは、1階にあった食品コーナーに「キムチ納豆」といって、その名のとおり、小さな袋にキムチが入っていて、それをタレのかわりに納豆に混ぜて食べるという物が置いてあったこと。
私はキムチは大好きなので、これは本当によく買って食べたものだった。
二つ目は、2003年(平成15年)9月に、釧路が震度6強に見舞われた「十勝沖地震」のこと。
震度6強が発生した当日ではなく数日後のことなのだが、仕事帰りに買い物をしていたら、結構強い余震が襲ってきて、食品コーナーの陳列棚から、ものすごい勢いで商品が落下してくる瞬間を目にしてしまった。
幸いそれぐらいで済み、けが人も出なかったようだけど、あのときは本当に、地震の怖さというものを思い知らされた気がした。
そして三つ目は、確か2004年(同16年)の秋頃だったと思うのだけど、1階に小さなCDショップがテナントとして入り、そこで、当時放送中だった「特捜戦隊デカレンジャー」のサントラや挿入歌集のCDを何枚か買ったこと。
小さいお子さんならいざ知らず、いい大人(当時31歳)がそういうものの常連になったということで、店主のおじさんにもすっかり顔を覚えられたようで、何枚目かを買うときに「毎度どうも」的なことを言われたのをよく覚えている。
値段は一緒なんだから、休みの日に郊外にある大型CD店で買ってもよかったのだけど、せっかく近くにあるというので、そこを利用させてもらっていました。

ざざざーっと殴り書きのように書いてしまったけど、何でこんなにも印象に残ることが多いかと考えると、やっぱり、初めての本格的な一人暮らしだったからということに尽きるような気がする。
13年経ち、同じ一人暮らしでも、独身ではなく単身赴任として戻ってきたが、今は今で色々と楽しいこともあるとしても、そんな当時の思い出というのは、一生色褪せることなく残って行くものなのだろうなあということを、最近実感するようになりました。
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釧路最初の教会

2018-08-19 19:46:24 | 釧路&釧根地方
これまで、お寺や神社を幾つか紹介してきたけれど、今日はこんな施設をご紹介。





観光地としての知名度はそれほどでもないようだけど、釧路の宗教史において大きな意味を持つ場所。
釧路におけるキリスト教布教の発祥の場所である「日本聖公会釧路聖パウロ教会」です。





釧路におけるキリスト教の歴史は、1886年(明治19年)、聖公会の信徒であった木村通純・トメ夫妻外1家族が移住し、同年、聖公会のアンデレス師が初めて伝道集会を開いたことが始まりとされています。
翌1887年(同20年)、聖公会北海道地方部の中心であった函館から、執事である寺田藤太郎が、二家族の訪問を兼ねて来釧。翌1888年(同21年)には、聖公会のバチェラー師が来釧して13名が洗礼を受け、米町の高台に、釧路で最初となる礼拝堂が建てられました。
現在のこの建物は、1976年(昭和51年)9月に建設されたもので、敷地内には保育園も併設されていますが、かつてこの地には、聖公会が主催する、釧路における女子教育の草分けとなる「釧路英和女学校」という学校が存在していました。
聖公会については、この他にも、釧路の教育史において大きな意味を持つ学校に深く関わっていたことがありましたが、そちらについては、追って紹介したいと思います。(現在調査中)





敷地内にあるこの碑は、水科五郎という伝道師の記念碑。
水科師は、1892年(明治25年)1月、鳥取地区の聖公会に着任しましたが、同年3月7日、釧路聖公会の応援に出向いた帰り道に猛吹雪で遭難し、翌朝凍死体で発見されるという大変残念な出来事に見舞われてしまいました。
このことを悼む碑が、現在の新富士町の海岸に建てられましたが、長らく所在不明になっていたところ、1966年(昭和41年)6月に発見され、7月に現在地に再建されたものです。

釧路市内の教会は、4月に「ハリストス正教会」を紹介していましたが、函館で色々と調べ、回ってきた経験から、キリスト教関連施設とその歴史も、調べて回るうちに興味深く感じられるようになってきました。
他にもまだ色々とあるようなので、興味深いネタを見つけたら、また紹介したいと思います。


(聖パウロ教会の場所はこちら
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寺町通を歩く~その2~

2018-08-18 16:50:45 | 釧路&釧根地方



先日書いた、バス停「寺町通」沿いの四つのお寺からは少し離れているのだけど、散策していて気になったお寺がもう一つあったので、寄ってみました。





浄土真宗本願寺派の「本行寺(ほんぎょうじ)」。所謂「お西さん」です。
1885年(明治18年)頃、本願寺出張主任であった「切上霊順」が、信者宅を借りて布教を始めたのがルーツで、1889年(同22)に現在地に教務所が創建され、1898年(同31年)5月に寺号公称許可を受けて現在に至っています。








本堂の脇に、もう一つ、気になる建物が建っています。
「聖徳会館」という名前や、「聖徳太子」の名が書かれた幟。
この建物は「太子堂」と呼ばれているもので、市内の大工、左官、屋根職人、鍛冶などの組合が1909年(明治42年)に「太子講」という組織を立ち上げ、日本建築の礎といわれる建築技術を中国(隋)より導入した聖徳太子を「技能の神様」として奉っているものです。





隣にあるのは「職能資料館」。
1980年(昭和55年)に建てられたもので、明治時代からの大工道具など、聖徳太子を崇拝する職人さんたちの魂が込められた道具の数々が保存されています。








境内には、聖徳太子の有名な教え「和を以て貴しと為す」の言葉が刻まれた碑も建立されています。
2008年、太子講設立百周年を記念したものです。

因みに、上から二枚の写真に見られる提灯や「聖徳太子」の名が書かれた幟は、毎年8月20日、21日に開催される例大祭のものです。
明後日ですね。職人さん達だけでなく、地域を挙げての盛り上がりになるのでしょうね。





境内には、他にも興味深い碑が幾つか建立されています。

「義理と人情とやせがまん」。江戸っ子の心意気とされている言葉だそうです。
なるほど、江戸の火消し達の合言葉のようなものなのでしょうな。その魂が釧路にも流れ着いているということですか。





こちらは、一瞬「うなぎ(鰻)」って読んじゃいそうだけど、左官屋さんの道具である「鏝(こて)」を祀る碑だそうです。





こちらは「茶筅(ちゃせん)塚」というもので、裏千家淡交会釧路支部が、1988年(昭和63年)9月に開催された北海道地区大会を記念して建立したもので、翌1989年(平成元年)11月に除幕されています。
本行寺の住職であった菅原弌也師が同支部の副支部長であった縁で、この場所に建立されたとのことです。








最後に紹介するのは、ここにもありました、石川啄木の歌碑。
「一輪の紅き薔薇の花を見て 火の息すなる 唇をこそ思へ」という歌で、歌集には掲載されていない歌とのことですが、これに関する話は、後日実行予定の、啄木に特化した町歩き(日程決めました)の際に突き詰めてみたいと思います。

(本行寺の場所はこちら
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