20180705

行ってきました。午前10時の映画祭
椿三十郎です
用心棒の続編ということになっていますが
時代的にどっちが前なのかは特に設定されていないみたいです
ただ用心棒では、つかまるまでは、刀は大小下げているけど
今回は、用心棒のラストかた続いているのか
大刀をさしているだけ


全体として、前作よりややユーモラス
三十郎の口ぐせ”○○だぜぃ”というのは前作には無かった



入江たか子さん演じる
睦田夫人の
”あなたは抜き身の刀ね、でも本当に良い刀は鞘に入っているものよ”
というせりふは、あまり取り上げられないけど
屈指の名言だと思う。
用心棒の「成功」とその続編ということで
「用心棒」では宿場町の一角しか画面にでてこないけど
こちらは、大きな屋敷や　街並みが出てくる
見張りの侍木村役の小林桂樹さんがコメディリリーフというか
ユーモラスだけど、けっこう決めのせりふが当てられていたりする
志村喬、藤原釜足、土屋嘉男の三氏が
悪役で出てるのも面白いですね
志村さんは前作でもか
加山雄三 田中邦衛 平田昭彦
の三氏もみずみずしいんですが
これって、ゴジラと若大将を一緒くたにしたみたいな配役ですね（笑）
これで加山雄三さんは赤ひげで登役をやるようになるんだろうなぁ
やっぱ見所は、最後の対決シーンだよな
これはじめてみたのはTVなんだけど
一回抜いて袈裟懸けに切っているばかり思ってましたら
レンタルビデオでみたら全然違った
これもさらに勘違いで
左で脇差を抜いてこぶしで送っているのだと思ってました
今回見たら、右手で抜いて
抜きざまに、振りかぶらず左手で送っているんですね

いや面白い映画でした
96minという短い時間で歯切れが良いのも
いまどきの映画監督に爪の垢をせんじて飲ませたい