『名も無く豊かに元気で面白く』

読んだ本、ニュース、新聞、雑誌の論点整理、備忘録として始めました。浅学非才の身ながら、お役に立てれば幸いです。

現行の『特定秘密保護法案』成立反対!

2013-12-03 12:26:08 | 日記

石破幹事長のブログでの発言のようにデモについてその時々の政権与党の都合により誇大解釈が生じる法律であれば反対です。思い出したくもありませんが、酷い総理が続きました。このような総理に利用されたとしたら国民は苦しめられます。筆者は法案内容は確認せず当ブログで賛成の意向を示していましたが、尊敬し、お世話になっている日弁連の特定秘密保護法案を廃案にすべく取りまとめている先生の意向に従い豹変し反対に衣替えです。先生は国会においても参考人質疑をされていました。自己の利益で動く人ではないので信念を持ってされていると思います。法案テロリズムの規定で『テロリズム(政治上その他の主義主張に基づき、国家若しくは他人にこれを強要し、又は社会に不安若しくは恐怖を与える目的で人を殺傷し、又は重要な施設その他の物を破壊するための活動をいう。)』第12条とあります。このまま読めば、強要、殺傷、破壊がテロ行為になります。安保闘争のようなデモは完全にテロとみなされ、反政府的な言論活動や街頭行動はこれまで以上に制限される恐れがあるのです。日本を取り巻く尖閣諸島や東アジアの不安定の最中、軍事衝突に発展しかねない状況でこれでは不安です。法律の専門家集団、日弁連が問題している理由が石破ブログで少し理解できました。日本は自由に発言でき民主主義のレベルが高いと思っていましたが、政治家は物事を『決められない政治との決別と銘打ち』国民不在で決めたいようです。しかしながら、日弁連が指摘するような危惧が現実化してしまう事態も想定されます。本筋から外れて後から後から付け加えたため色々問題が出てきます。この法案は司法専門家のアドバイス通り此の儘では独り歩きし危険です。

追加、参議院の参考人質疑をネットでみて先生の名演説で法案の不備が理解できました。この法案は不備だらけで今国会では廃案にすべきです。再度の提出が必要です。憲法で定める国民の知る権利を守り、違法な利益、政府、各省庁の利益を秘密指定してはならないということが明文化され確認されないと危険です。先生は法の支配とは政府の公権力を法で縛るものと話されていましたが、今国会で行われていることは政府の公権力を法で守ることです。

以下コピーです。

野党側が推薦した日本弁護士連合会秘密保全法制対策本部本部長代行の江藤洋一氏は「罰則による威嚇は大変、甚大で、国民を黙らせ、萎縮させることになるのではないか。また、自民党の石破幹事長のテロリズムに関する発言は、言論弾圧や政治弾圧に利用される可能性を示唆している。この法案は小手先の修正では是正できない重大な欠陥があり廃案にすべきだ」と述べました。

 

ニューヨーク・タイムズ東京支局長、マーティン・ファクラーさん

 特定秘密保護法案は、世界の言論とは反対の方向に進んでいると懸念しています。
 米中央情報局(CIA)のスノーデン元職員による暴露は、秘密主義が米国家安全保障局(NSA)に電話やメールの傍受を許してきたことを示しました。秘密は大きな権力を与えます。米国では国内の反発から、秘密を少なくし、監督を強めるよう見直しています。日本は他国の間違いを繰り返すのではなく、そこから学ぶべきです。「米国の要求」というのも、官僚の言い訳のように聞こえます。

コメント
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