『名も無く豊かに元気で面白く』

読んだ本、ニュース、新聞、雑誌の論点整理、備忘録として始めました。浅学非才の身ながら、お役に立てれば幸いです。

過去最大2014年予算案閣議決定

2013-12-26 11:42:46 | 日記

一般会計総額95兆8823億円と過去最大規模の予算案が閣議決定です。鳩山由紀夫元総理によって引っ掻き回された辺野古埋め立て計画は大幅な税金投入の末、元に戻りそうです。しかしながら、安倍首相で安泰とは行きそうにありません。過去民主党のトロイカ政権がひどすぎただけでニュートラルに戻った状態です。筆者は2015年の予算も経済成長による増収をを上回る高齢化や消費増税に伴う社会保障の拡充、東アジア緊張の高まりによる防衛費増加などで歳出は膨らみ続けると考えます。ここで問題なのは日銀はいつまでも国債購入を続ける事が出来ないということです。一度日銀が縮小を口にすればFRBのように出口戦略で市場が大揺れになります。日本は今後も社会保障費の増加で支出が増えていきますから国債発行は増加し続けることになります。財政再建をするには①経済成長を実現し税収を増加させる。②増税する。③インフレにする。この3つしかありません。①の成長戦略は今のところあまり期待できません。②の増税は来年4月から始まります。③は円安進行により可能性が高まりました。アベノミクスは国民のデフレマインドを変化させることには成功しましたが、成功の要因は、突き詰めれば日銀の金融緩和がほとんどです。来年行われるであろう、四月以降の金融緩和での消費増税下振れリスクの回避を過ぎれば、③のインフレと日銀の出口戦略との綱引きになります。日銀はかなり物価が上がるまで放置するかもしれません。そうなると個人の資金は防衛策としてNISAをきっかけに株式市場に流れ込んで来る気がします。それを先取りしているのか今日も株価は上昇しています。しばらくは活況があるかもしれません。特に来年1/6からスタートする日経インデックス400に注目が集まりそうです。安倍首相が本日念願の『靖国参拝』です。師走の慌ただしさを狙った盗塁のようです。国民の80%以上が賛成の意思のようですし、反対する国は中国・韓国です。2カ国は参拝しなくてもこれからも反日ですから変わりません。しかし、民主主義国家の米国が遺憾を表明するのは驚きです。韓国や中国の圧力かもしれませんが、オバマ政権の波風を立たせたくない弱腰外交にも呆れたものです。

みずほ証券の上野泰也エコノミストによると、日銀の通貨政策にはいくつか問題点がある。一つ目は日銀の貸借対照表が膨張を続けていることで、たとえば長期金利が大幅に上昇すれば、日銀は資本不足に陥る可能性がある。二つ目は日銀が長期国債を大規模に購入していることで、日本の債券市場が日銀の要求が主導するものに変質する可能性がある。三つ目は円安と長期低金利で、国債準備通貨としての円の存在感を損なう可能性がある。(コピー)

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