いつに本家アメリカでもTPPの問題点に気づき、与党民主党内でも反対派が多数を占める勢いです。それとも保護主義の台頭でしょうか?ただでさえ難航しているのに、本家が混迷しだすと一寸先のことは分かりません。アメリカ主導の中国包囲網形成との思惑で始めたかに思われたTPPですが、締結どころか崩壊しそうな雰囲気です。まさに米国は自国の多国籍企業に有利のつもりが、ハンデを物ともしない他国の多国籍企業にも有利になる諸刃の剣と気づいたのでしょうか?このままでは強い企業が勝つ。錬金術の天才ソフトバンク率いる孫正義にやられるとでも考えたのでしょうか?内向きに方向転換です。アメリカ主導の強欲資本主義も限界に近づいているのかもしれません。来年は説得力の無い国内賛成派に対する国内のTPP反対勢力の巻き返しが期待できます。
285015 | 日本を守るのに、右も左もない | |
TPP アメリカで民主党下院議員201名のうち166名反対表明 | ||
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日本に何が起こっているのかをTPPと秘密保護法とをセットで考えればわかりやすくなります。TPPは国内法に優先します。この条約に従えば、日本政府は外国企業が日本で利益を上げるように協力することになり、国内産業は政府や自治体の保護を受けることができなくなります。規制があるのに保護がないので競争になりません。生き残るために国内法は守られなくなります。政府は邪魔な存在でしかなくなります。 リンク このことは日本だけではない。 TPP推進の本家、アメリカにおいても、国家を超えて多国籍企業に有利なTPPに政府議員の中にも反対を明確に示す勢力が増えている模様。 日米両国家を敵に回し、TPPを強力に推進する勢力は一体何者で、なにが目的なのか? 限界を超えたグローバル資本主義の反動はどこに向かうのか? |