北朝鮮は昨年7月7日付の外務省声明で、米朝接触を遮断し、戦時法を適用すると宣言。以降、米朝当局間の対話は途絶えたままですが、北朝鮮問題解決が期待されていた、米中首脳会談も不調に終わり、今後は原子力空母カールビンソンを使った「砲艦外交」を展開させるようです。❝一触即発❞です。このような状況で、日本のマスメディアや野党は森友学園問題や民進党離党騒動など一向に話が進まない事柄ばかりを取り上げ、無責任な平和ボケ状態。国民に北朝鮮情勢を十分知らせず、万が一、ミサイルが飛来したら国民はパニックに陥るはずです。
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原子力空母カールビンソンが、予定を変更して朝鮮半島近海に向かうことになった。韓国側は、米中首脳会談で北朝鮮問題の話し合いが不調に終わった結果、米国が「砲艦外交」に出たとみている。国際社会から孤立した北朝鮮は態度を硬化させている。武力挑発なども予想され、朝鮮半島は緊張が高まっている。
韓国政府関係者によれば、カールビンソンの朝鮮半島近海への到着は25日ごろになる見通し。トランプ大統領が8日、韓国の黄教安(ファンギョアン)首相(大統領権限代行)に電話で米中首脳会談の結果を説明した際、空母派遣への言及はなかった。この関係者は米国の意図について「北朝鮮政策で中国から思うような回答が得られず、力を背景に局面転換を図る方針に変えたようだ」と語る。
「北朝鮮労働新聞(電子版)は9日付の論説で「我が軍隊と人民は、明日直ちに核戦争が起きても恐れない」と報道。一方、米国のシリアへの攻撃について北朝鮮外務省は8日、報道官談話を発表し驚く我々ではない。と強調した。
韓国政府関係者は「沈黙しないでほえるのは、おびえている証拠。今頃、平壌では米軍にどう対応するか協議の真っ最中だろう」と語る。北朝鮮は昨年7月7日付の外務省声明で、米朝接触を遮断し、戦時法を適用すると宣言。以降、米朝当局間の対話は途絶えている。
北朝鮮は11日、国会にあたる最高人民会議を開く。同日は、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が最高指導者のポストである党第1書記に推戴(すいたい)されて5周年。15日は金日成(キムイルソン)国家主席生誕105周年にあたる。25日には北朝鮮軍創建85周年にあたり、軍事パレードが予定される。
韓国政府などによれば、北朝鮮は東西両岸に弾道ミサイルを搭載した移動発射台を展開。東北部の咸鏡北道豊渓里(ハムギョンブクトプンゲリ)の実験場では6回目の核実験に向けた動きも確認されている。