大迫傑選手が2020年東京五輪日本代表を決める「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」の出場権を獲得。瀬古利彦氏以来、東京の地の利を生かせれば金メダルを狙える大型選手です。何かを持っている選手で、スポーツ中継を観て久々に興奮しました。
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福岡国際マラソン(3日、平和台陸上競技場発着)初マラソンだった4月のボストン・マラソンで3位に入った大迫傑(26)=ナイキ・オレゴンプロジェクト=が、日本歴代4位となる2時間7分19秒で日本勢最高の3位に入り、2020年東京五輪日本代表を決める「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」の出場権を獲得した。ソンドレノールスタッド・モーエン(ノルウェー)が2時間5分47秒で制した(タイムは速報値)
箱根路を沸かせたスターランナーが、東京五輪代表争いに名乗りを挙げた。昨年大会日本勢トップの3位で8月の世界選手権に出場した川内優輝(30)=埼玉県庁=が17キロ、青学大時代に箱根駅伝の「山の神」として活躍した神野大地(24)=コニカミノルタ=が22キロで脱落する中、大迫が日本勢でただ一人、先頭集団に食らいついた。ペースメーカーが離れた30キロ以降は、2013年世界選手権金メダルのスティーブン・キプロティチ(ウガンダ)と3位争いを繰り広げ、自己ベストを大幅に塗り替えた。
早大時代は箱根駅伝などで活躍し、2015年から米オレゴン州を拠点に活動。リオデジャネイロ五輪は5000メートルと1万メートルで出場し、練習でも35キロまでしか走ったことがなかった4月のボストンマラソンでは、1987年大会を制した瀬古利彦さん以来、30年ぶりに表彰台に立った。箱根から世界へ。日本マラソン界の救世主が現れた。